原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

'16.03.23.

20年前ならデザイナーズレストラン、10年位前は新しい感性のカフェ、そしてここ何年かはコーヒーショップ、ロースターの特集をこぞって出版社やメディアが取り上げております。
一連の流れのブームとでも言いましょうか。

次はビーントゥバー、、かな。

どっちにしても、佳境期になると、総集的な真打ち的なものが出てきますが、これもそんな一冊だと、一読して感じられました。
大体、現在のコーヒーの位置、方向性のようなものが網羅されています。

『Discover Japan 特別編集
ベスト・オブ・コーヒー』

2016年2月増刊号ということなので、もしまだ書店で見つけられたら、是非ご覧になってみて下さい。

KUSA. 喫茶は、特集
「ニッポンのコーヒー最先端はローカルにあり!」
に1ページ取り上げて頂いております。

そして、これはお客様に指摘されて気づいたのですが、表紙裏に全面写真でブルーボトルさんと並んで、私の焙煎時の光景が載せられております。






サードウェーブの雄、お洒落でとっても浅煎りなBlue Bottle Coffeeと、精神的珈琲屋文化を標榜しつつを淡々と田舎で焙煎を続けるKUSA.喫茶の対比。しかもこの焙煎時の写真は、恐らくタンザニア ブラックバーン、ブルボン種のイタリアンロースト。まあ、黒光り。

編集者の意図を感じざるを得ませんが、何れにせよ有り難い事です。


そうそう、これは余談ですが。
私達夫婦は、常連さんとはちょっと別かもしれませんが、一人一人のお客様とそんなに世間話を交わしたりするタイプの人間でもありませんし、そういう方向性のショップを目指している訳でもありません。
まして混雑時は、そのたった一杯だけのライブのドリップに集中しているので、ひょっとしたらぶっきら棒に感じられる方もいるかもしれません。
ただ、丁度、今回のムックでも取り上げられている大坊さんが、別の本で語っていた言葉、
「お客さんひとりひとりと会話を交わさずとも私が『その人の仕事や生活について何がどうなっても構いやしないと考えているわけじゃない』ということが伝わる瞬間があるのでは」。

は、至言ですので、大先輩には失礼を承知で、そのまま私目のスタンスとしても引用させて頂く次第です。




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'16.03.20.





『p3』

20年位前は、東長寺の境内地下に、穴蔵のように潜めいていた場所。
すこぶるディープなアートやライブがひっそりと行われていた。

今は、道路向かいに、普通に在る。

興味深いスペースであることには変わりないけど。

その日はコンテンポラリーダンスアートで、日本のコンテンポラリーは、舞踏と仲睦まじく融合して、新しい地点に到達している。
ソロとソロでの動きでは、難解で、抽象的で、少し厄介なインプロみたいなものが、コンタクトし出すとそこに新しい絶頂が訪れ出す。

店と人との流れと一緒。

感動はないが、新たな視野が開ける。
皮肉めいた言い方ではあるけど。




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'15.11.20.

岡田利規氏と舞踏家捩子ぴじん氏、dumb type高嶺格氏の舞台美術という布陣。
「God bless baseball」




ということで待ちに待っていたし、勿論期待に違わぬイマジネーションを掻き立てられた訳でもあるのだが。

最近の岡田作品の中での最高傑作と言う人もいたけど、インテリの人ばかりだなぁ。

岡田さんは現代アートの数少ない天才のお一人だと確信してるので、解体の先の先の土着的な新世界みたいの、いつか手掛けて貰いたいな。

一言で言えば、論壇的みたいな言説?
ストリート的な政治?
クソ食らえ的な。






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'15.09.21.

呉美保さんの映画は、往々にして話の完結が、「え?」という半端さで、良く言えば考える間や余韻を残す、悪く言えば消化不良的な感を残すものの、その作品の基調となっているのはやや色調を落とした「日常の風景」の映像美であり、それらは全方向にピントを合わせた如くにリアルな情景なので、町、部屋、夕暮れ、坂道、人々の顔の皺、商店、公園の叙情、全てに息吹きが吹き込まれていて見飽きる事がない。







新作も同様。

賛否両論なれど、映像作家としてそのフィルムは銀幕に映えまくり、時に、子を持つ者として、
胸をえぐられるようで、
不安が動悸を増し、
そして、暴発しそうになる。

でも、多分、それは、ただ単に、私が、子供や妻や、親や兄弟や、つまりは自分のファミリーが最も苦しみ、喪失しかかっていた時に、ギュッと抱き締めてやる、そういう瞬間を逃した事による罪悪感が体の隅々から消し去れないからなのだ、多分。




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ARTISAN CHOCOLATE 33




「mai cafeさん」が新しく手掛けるビーントゥーバー『ARTISAN CHOCOLATE 33』のチョコレート。

中には、台湾産のカカオから出来たもの、エクアドル産のものなど、3種が詰め合わされている。

チョコレートは装置産業と化していて、個人がカカオ豆からチョコレートまで制作するのは至難の技と言われていますが、若き二人は様々な試行錯誤を繰り返しながらここまで辿り着けています。

台湾産のものは柑橘やベリーのような酸味がほとばしり、エクアドル産のものは残り香がエキゾチックで個性的です。

美味しいし、楽しい。

簡単に言えば、ここには「希望」がある。小さき者が大きな力へ抗う熱量のような。







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05.06.

GW、沢山のお客様、どうもありがとうございました。

夫婦二人での店運営、全てその日のロースト豆の状態をチェックして、メッシュ、抽出スピード、湯温を調整しながらハンドドリップで提供しております故、大変お待たせしてしまったり、お店にお入りになれなかったり、
ご迷惑もお掛け致しましたが、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。



















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闇夜に浮かぶ焙煎作業場。

見守るのは、英国在住、Daisaku Kawada painting 「CODE UNKNOWN : 2012」

ハネケ監督作品からインスパイアされた細密画。我が焙煎場では横置き。


Daisaku Kawada氏。
世界中の現代ファインアーティストの中で最も才気溢れ、愛する作家の一人。

イスラーム世界とキリスト教芸術の相反する美、ラテンのアンダーグラウンドな色彩、ジャポニズムの繊細さ、
そんな片鱗たちをカオス化してハンドペインティングで狂ったように細密に落とし込む。



芸術とは何ぞや。
人間が創り上げたもの。
ある種、ある時、ある瞬間、そこに光があたり、反射し、鼓動が、止まりそうになるもの。


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05.02.


英国より、本物の、生の芸術作品、到着。






見える人には見える、感じる人には感じられる、
祈りとオブセッションと地下芸術の点滅。
そんな、作品。



だからという訳ではなけれど、GW、「パナマ ゲイシャ種」、高火力、排気閉じ込め、攻めに攻めたローストで、がんがん焼いていきます!


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01.31.




そして、シアタートラム。

Nibroll。

先週。


矢内原美邦という人は、古橋悌二をきちんと正面から捉え、'10年代に蘇らせようとしている表現者のうちの一人だと、ノイズに始まりクリックテクノで終わる彼女の激しい作品を体感する度に確信めくのだが。

だが。

「エイズは最後のカウンターカルチャーなのだ」と断言したのが古橋悌二であり、今やその最後のカウンターカルチャーさえ、とうに過ぎ去ってしまった。

加えると、私達はそれに向き合うこともなく、ただ何となくやり過ごすうちに。

もう、「カウンター」も、カウンターするに足る「カルチャー」も、ない。

という前提がないと、全ての戦闘的表現物はきっと空回りしてしまう。

私は矢内原美邦の作品が好きだ。
カウンターカルチャーまたは反体制などというチンケでイタイ「運動」をきれいにスクラップアンドビルドしてくれる「戦場風景」をいつか提示してくれるアーティストの一人だとも思っている。

だから、勝手に、激しさの中だけで、轟音の中だけで、足踏みしないでいて欲しい。

『私達の孤独は、
まだ、
全然、
完成していないのだ』
し。




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人口灯 この世の終わり 3.





at Toshima ku,Tokyo.





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朗報あり。

本日、晴天なり。





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人口灯 この世の終わり 2.





at Toshima ku,Tokyo.







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