原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

'17.07.29.

ルワンダ、フイエ郡から取り寄せたブルボン種をイタリアンまで火を入れる。ディードリッヒ社の釜はかなりの畜温性があるので、2ハゼ手前数秒のところでガス圧半分以下で進行させているのだが、このルワンダのように高標高栽培で水分量も多い豆はガス圧70%で2ハゼ入りさせる。排気半減、全開を繰り返す。結果かなりの濃度の深煎りを目指す。

熱帯夜の寝付けない夜にはぴったりの珈琲だ。






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最近昼の番組で「生きるために生きるなよ、夢のために生きろ」とかいう言葉を聞いた。
それはそれでかっこいいんだけど、世界中を見渡せばそんな風に生きられる身分の人たちだけじゃないんだと思う。
生きるために仕事する、生きるために生活するというのも悪くはない人生だし、いつの世も多くは富裕層が芸術を産み、学を得、夢を堪能するものだが、そうじゃない地点にも私は視点を置きたい。
夕刻時、一人、油まみれの作業着のまま、とろとろの珈琲を疲弊した細胞に注入したい。
安いビールを飲み干して、今日も報われなかったがやるだけはやったぞと思いたい。





花火は進化すれど、線香花火は子供の頃の夏のまんま。
あっと言う間に落下して、短く散った。

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'17.07.26.






夏の始まりはいつも静かで幻惑的。
でも、夏の衝動は、年齢と共に着実に少しずつ失われていく。

それまで不穏な旋律を紡いでいたジムモリソンがアルバム「WAITING FOR THE SUN」の中で、視界が開けたように「夏が終わってしまうんだ」と歌ったのは、もう50年も前のことなのだ。


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'17.07.24.

梅雨時の下北。
雑多さや人混みは相変わらずだが、店の様変わりは激しい。いかがわしさや人生ドロップアウトした感じも減った。
昼時に入った寿司屋で(普通の町のお寿司屋さん)、カウンターの隣に座ったギラギラした中年社長とその連れの愛人っぽい若いギャルが甘えたムードを漂わせているのも下北っぽくなくて興醒めだった。








随分ガリガリだった若い頃、よく通ったサイケデリックな古着屋。 衣料品不況の中、30年立ち続ける個人洋品店にはただならぬスピリットを感じる。
それだけで嬉しい。


珈琲売りは多過ぎ。


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'17.07.21.

休日。久しぶりにフリー。

子供と高校野球観戦。
ゲートをくぐり、陽に照らされたグラウンドの見える瞬間、空の色と芝のグリーンが目の中で混ざり合う瞬間が、今年も夏が来たのだと確信する時。







それはそうと、両軍130km台を常時投げ抜く本格派投手を擁し、守備も堅く、的確なバッターが揃い、スラッガーは一人という布陣で、片や一点二点と小刻みに点を重ね、片やゼロ行進という経過をどう思うだろう。
常々、素人がプロの世界に口を挟むのは野暮なものだ、せめて居酒屋談義の中だけにして欲しいと思っている一人だが、高校野球はプロではないことを言い訳にさせて貰えるなら、この炎天下の夏のある日に観た試合から得た教訓は、無策は致命的だなということ。
選手が貴重な四球、貴重な敵失、貴重なポテンヒットで何度出塁しても、加えて相手方のキャッチャーの肩が素人目にも強肩とは言えなくても、何もしない。
優秀な控え投手がいるにも関わらず、決定的な追加点を与えかねない場面にあっても、何もしない。
バントもしなけりゃ、守備の陣形も変えない。
高校野球ならではの事情があるのは分かる。分かるが、ここの監督は脅えている。

商売においても、人生においても、もしかしたら同じことが言えるかもしれない。
無策は時として罪だ。


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'17.07.19.

Ryan Heffingtonの振り付けは好みは分かれるだろうし、(長澤まさみのCMのやつ、またはKENZOの香水の)
個人的に好きかどうかと聞かれたら好きとは違うと答えるのだろうけど、確かに意思は感じる。凡庸な世界にNOを突きつけたいという意思だ。
Rockの元々の使命がもしも反逆にあるのだとしたら、いや実際そうなのだが、今の数多のバンドより寧ろこちらの方がRockなのだろう。

なんてことを熱帯夜の夜更け、思ってみてる。
終日焙煎でやや疲れ気味。


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'17.07.18.

お問い合わせ頂いておりますが、「リキッドアイス珈琲'17 NO.1」は只今品切れになっております。
再来週、8/5(土)より通販、店頭共に再販売予定です。
40度の焙煎作業室にて、皆様のひと夏最後のリラックスタイムを締めくくれるように、濃厚に濃厚に焼き上げていきます。






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横浜「ブラウベルグ アン ダー キュステ」さんオリジナルボックスに詰められたお菓子たち。






友人の『白楽ベーグル』さんのグラノーラと焼菓子だ。
とても美味しい。
ところでよく「作り手の人柄を感じられる味」という表現を目にするし、また実際に私もお客様からそう言われることも多い。でも、何故か人柄の良さが伝わる味です、と言う褒められ方は心から嬉しいとは思えなかったりする。理屈でこうだからと説明出来ないもやもや感なのだが。職人業の人なら分かって貰えるかもしれない。
で、そう書きつつ、やっぱりこの焼菓子たち、白楽さんのお人柄が出てるなぁと書いてしまうのだけど。
柔らかな甘みと口に溶けていく感じ、素晴らしく誠実で真摯な人柄が滲み出ているのです。


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'17.07.17.

スーパーの棚にういろうを発見、即購入。手作りういろうなる商品で、どろっとした柔らかな口当たり。
本場の手作りのういろうはこういう食感なんだと目から鱗。
ういろう、八ッ橋、うなぎパイは、ご当地菓子の三大名菓だと個人的には思う。
奥方とは全く好みが異なるので、あくまで個人的に。






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開栓してからちびっと残しておいた白ワインを寝酒代わりに。
前に『sens et sens』さんから頂いたピエールフリックさんの2015年ものピノブラン。
極上に美味い。甘みが程々に強くクロワッサンのようで、複雑なエキス分が下の上で絡み合う。
ワインにそこまで精通している訳では全然無いが、土壌性だけで言うとアルザスのリースリング、ピノブラン、マスカット辺りはいつでもぴったりと好みに合うということは少ないカッピング体験の中で確信に変わった。


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'17.07.16.



湿気、熱風、40度の焙煎作業室。
ここのところ真夜中に少し過去作だけどシックスフィートアンダーを一話ずつ観進めている。アメリカンビューティーの脚本家だけど、先進国のせせこましい日常風景とそこに入り乱れるぐちゃぐちゃな感情、というものに惹かれるんだろう。
あと、人生の残酷さにも。


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'17.07.15.

ミディアムロースト、シティロースト、フレンチローストなどの括りは、その店、その焙煎人により微妙に解釈が異なるので、さほどこだわる必要はないと思うが、珈琲豆選びの目安の一つにはなると思う。

KUSA. のハイローストは1ハゼの後半から2ハゼが始まるまでの中間くらいとの位置付けだが、そこそこ範囲を広く取ってるので、細かなローストアウトのポイントが気になるようだったら問い合わせて欲しい。


「コスタリカ オルティス2000」。
ケニア産珈琲に匹敵する酸に溢れた豆なので、1ハゼは緩やかに進行させ、ハゼ音が消えるかどうか、数粒のハゼ音が残るギリギリのタイミングで窯出しがベストポイント。
調和の取れた香味、微かに甘水のような甘い残り香と酸味。
優れた豆だ。


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'17.07.11.




この何年か見たことがないほど、大粒なさくらんぼ。今年のさくらんぼは豊作らしい。個人的には奇跡的な体験。
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