原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

'20.07.20.


Roberto Mussiというイタリアの前衛電子作曲家がいて、以前から愛聴してるのだが、夜更けにそんなぐにゅぐにゅした音を聴きながらデカフェなぞを飲んでいたら、無性に甘いものが食べたくなって、冷蔵庫に密かに冷やしていたウイろうを合わせたら美味いこと美味いこと。

ところで個人的に羊羹は大好きだし、フラワーショップの「フルリールさん」なんかはよく珍しい羊羹を差し入れて下さって本当に感謝なのだが、どうも世間では年配の人以外あまり羊羹好きを聞かない。

どこのスーパーやコンビニにでも置いてある食べ物を国民食だと仮定するなら、羊羹は国民食と言って良いのだろうが、そろそろ、その座をウイろうに譲っても良いのではないかと個人的嗜好は棚に上げてぼんやり思う。

愛知県民でもなんでもないけど。










「マッチ擦る   つかの間   海に       
 霧深し」

みたいな、長生〜一宮の夜霧を窓外に見やりつつ。


生存確認できてる、幸せ。


日々のこと - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→『robinet』.


昨年からゆっくりとミーティング、セッションを重ねてきましたお店さんがいよいよオープン致します。






『cafe robinet』さん。
(insta.)
(FB.)

女性らしい繊細なドリップで、深煎りの程良いコク、余韻に複雑な甘みを残すクリーンな珈琲をサーブして下さいます。
茨城県結城市といえば、蔵も多く残る風情豊かな街で有名ですが、カフェでは全国からお客様から訪れる「cafe la famille」さんがとても有名。彼女はそのファミーユさんで長く修行されていた方で、独立後の移転になります。素材に徹底的にこだわったデザートも秀逸なので、既にファンの方も多いです。 素材にこだわりつつ、優しい味わいというよりトラディショナルなしっかりとした美味しさ!









奥行きのある建具から店内に射し込む夕刻の木漏れ日が余りにも美しい。
まるでヨーロッパの古い街の外れにひっそり佇むお店の中にいるよう。

因みに、私は時々「古いヨーロッパのような」という言葉を使いますが、私自身はヨーロッパ好きという訳でなく、イメージ的にはアメリカ好みです。
それでも「ヨーロッパのよう」という表現を使うのは、それくらいの信念を感じられる時です。やはりヨーロッパの国々、都市都市の歴史を刻んだ美しさは圧倒的でもあるので。

コロナ禍での船出ゆえ、週2日営業ですが、訪れた人はきっと自分だけの秘密にしておきたいようなスペースになるでしょう。

KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
KUSA.'s coffeebeans→『CB PACK』.


以前お伝えしていた鎌ヶ谷の、小さくて、でもしんとした美しさのある
セレクトショップ『CB PACK』さん。

今回のコロナ騒動で時期が少しずれましたが、先週、いよいよ喫茶室がオープンされました。


早速行かれた方もいらっしゃって、千葉の優れた物々に囲まれてぼんやりと気持ちの落ち着いた時間を過ごせると。

苦過ぎず、浅過ぎずの絶妙な珈琲をKUSA.も担当させて頂いております。







まだお若く真っ直ぐな男性が丁寧にエアロプレス抽出してくれるので、その時、あなただけの取っておきの一杯になるはずです!

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完売のお知らせ.


「KUSA.'s liquid ice coffee '20」は、『NO.1』『NO.2』『NO.3』ともに全て完売致しました。
ステイホームの影響もあるのでしょうか、例年よりも早いペースで完売してしまい、楽しみにされていてお買い逃しされたお客様には申し訳ございません。
スペシャルエディットとして『NO.4』の製作も夫婦でミーティングしてましたが、完成がお盆明けまでかかってしまいそうでしたので断念しました。






本年も2000本近く焙煎に勤しみましたが、お手に渡ったお客様は是非、この暑い夏のひと時をKUSA.のリキッドとともにお過ごし下さいませ。






また、今夏は昨年からリクエストもあり『iijima coffee』さん『1 ROOM COFFEE』さんのオリジナルリキッドも製作致しております。
『iijima coffee』さんオリジナルはふわっと漂う明るい酸が特徴のマイルドアイスで、『1 ROOM COFFEE』さんオリジナルはKUSA.の『NO.1』に近い重厚なビターアイスに仕上がっております。

重ねて是非チェックしてみて下さい。
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KUSA.'s coffeebeans→『mash iro』.


もう武蔵野界隈のキッシュ好きにはすっかり名前の通っている『mash iro』さん。
「キッシュと珈琲の店」と名付けられていて、井の頭の裏通りにひっそり佇んでいる、文学的情緒漂う空気感の店内です。




相変わらず素晴らしいキッシュ。









多くのプロフェッショナルな店舗さんと珈琲豆を通じてセッションしてきていますが、mash iro さんの事を考えると何となく寂しい気持ちになってしまう。
「期間限定」という、私にとっては初めて担当する形態のお店だから。
最初はわくわくし、時にはらはらし、それからメディアにも取り上げられて、ファンも沢山ついて、まだまだこれから有名店になっていくのだろうなという時に終わりが近づく。
やっぱり店は生き物なんだなと。終わってしまうのは胸がチクチクしてしまう。




自然体であって、でも渾身のウインナ珈琲。









若き女性店主がすっと風景に馴染むように2年間切り盛りしてきた、このとても気の置けない小さなカフェは8月までの予定です。
多くに人の記憶に刻まれる一店として。








あまりに美味し過ぎる「ガトーショコラ」。凝縮された経験と実力がこの一品に宿っているかのよう。










(9月以降は、和、朝、緩やか、がキーワードの『栄久』さんが復活します!)




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