原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

'17.12.30.


一年最後の喫茶終了。
沢山のお客様に一年のご挨拶が出来てほっとする。
喫茶後、全面清掃、メンテナンス。





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最後の最後に、入手困難な 『sens et sens 』さん のシュトレン2017で一息。
美味しさが身体に沁み渡り、全ての疲れが抜けゆく。
ドライフルーツ、ナッツ、発酵生地の完璧な一体化。
攻め抜いてる感じがするなぁ、天才職人が。


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KUSA.'s coffee beans→『青』


その研ぎ澄まされた感性と調理人としての腕で、イタリアンキュイジーヌとも言える一品一品のお料理と静謐な建物が、ここ一宮町で孤高の輝きを放っている『青』さんです。







セレクトされた売り物の食材を口にしても分かるのは、お客様への温かな眼差しでしょう。
安心かつハイクオリティな品と静かな味わい。
最後には、季節毎におすすめを提供させて頂いている珈琲で締めて欲しい。

大切な人と日常の一コマを飾りたいお店です。


KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
'17.12.25.




メリークリスマス。

小さく団欒。

団欒の後には、洗濯物を畳んだり、ゴミをまとめたり、冬休みの宿題を手伝ったり、子供が寝てから夫婦で事務仕事して、翌日の豆の出荷の準備して、釜の掃除をして、そんな平凡で普通でしがなくて、でも柔らかくて優しいクリスマスのただの一日。


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'17.12.23.


学生時代の友人らと飲み。
若い頃は羽目を外しまくっていた仲間だが、今では体や病気の話なんかが話題の多くを占めてき始めた。まあ、よくある話ではあるが。

その他はトランペット、コムデギャルソン、ベイルート、自由恋愛、VAPE、原始共産制の話など。





渋谷の気持ち良い音楽を流していた狭いモッズバーが閉店していた。
高架線下で一服。


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'17.12.18.




私達の美しい夕闇は何の言葉を残すこともなく去っていきました。
時が経つのはあっという間。
今も昔も。


「ナイーブさをキープせよ」というキーワードを若い頃から自分に掲げてきましたが、ある種のナイーブさは年齢を重ねると共にその均衡さを失い、武器よりも重石になってしまうのかもしれない。今年はそんな事を感じさせる出来事が身の周りに多い、そんな一年だったようです。

束の間の年の瀬に。


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'17.12.16.

一宮町「赤七屋」さんと言えばかき氷。今や全国区。その粉雪のようなふわふわ感、自家製濃厚シロップの組み合わせは最高なのですが、焼き芋も絶品です。とろとろ。






夜9時の束の間の安らぎ。

私と言えば。
公園で子と戯れてスマホの液晶を割ってしまったり、幹線道路の渋滞にイライラしながら八つ当たりしてみたり、そんな平凡な人間で、でもその平凡さから生まれるものもあるのだと信じて、毎朝、焙煎機と向かい合っていたりしています。

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'17.12.11.


夕暮れ、川沿いを自転車で。




明治維新以来の西洋文明の流入によって、最も日本人を変えてしまったのは表面的な諸々というよりその死生観なのではないかと常々思ってきたのだが、昨今の恋愛事情などを見聞きしているとやはりそう確信してしまう。死生観の変容は日常の様々に影響を及ぼすのだろうが、勿論その一つが恋愛でもあるからだ。西洋的な愛と東洋的な愛(日本人にとっての愛)は根本的に違うはずだったのに、それが混同され今や取って代わられた。良い悪いは別にして。
長くなるので省いてしまうが、端的に言えば「LOVE」と「AFFECTION」の違いか。
西洋人の恋が「今、君とダンスを踊りたい」という今のリアルな感情を前提とするなら、日本人の前提だったのは「この世のラストダンスを踊りたいのは君となのです」という永い時間を無意識に潜めた情愛のようなもの。
誰かの歌詞のよう。
きっと、私達の遺伝子は。
『ラストシーンを君と飾りたい』んだ。


なんて、ある意味どうでもいいことを考えながら、やや面倒な用事もありペダルを漕ぎ続ける。


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'17.12.09.




都心にて突然のスコール、銀杏の葉の乱舞。
見すぼらしく見えていた世界に光。


大切な人と話をすべき夜だ。


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'17.12.04.

縮こまる冬より汗が滴る夏の方が好きだ。
焙煎機やその煙突の日々のメンテナンスは欠かせないのだが、この時期の外作業はこたえる。
思わず曇り空を見上げて、弱音を一つ。




伝統の職人技で作られた、出雲の素晴らしい生姜菓子を頂戴していたので、夜毎、ついつい一掴み二掴み。
木村聡、「色街百景」をめくりつつ。
本当にありがとう。


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'17.12.02.

寒いですが、悪くないです、色々と。
柚子を絞ったり、大根を煮たり、勿論珈琲豆も焼いたりしながらこの忙しない冬を過ごしていると、邪心も消えていく。




邪心とは関係ないが、多くの殆どの人間は郷土愛のようなものを多かれ少なかれ持ち合わせていると思う。
私も、ここは私の郷土ではないが、この村が好きでこの村で珈琲店を営んでいる。
ところが、郷土の観念に縛られ過ぎた途端、その人たちは無意識に寛容さを失い、無意識に排他的になっていく。そして、その庇護の下には緩んだライフがあるだけだ。
人は生活の重味や思想の重味を失くした時、ある意味ぎらぎらと形容していいような、やくざな生の躍動感を綺麗に失ってしまうのだ。






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先週はご近所で「味噌祭り2017」。
障害を持つ方の為の施設「一松工房」さんにて。
美しく、どこか懐かしいようなマンドリンアンサンブルを聞かせて頂きました。
地域活動の一つとして、毎年珈琲豆を提供させて頂いております。




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