原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

'17.06.27.






チェルフィッチュ「部屋に流れる時間の旅」は、震災後の今も生き続けている私達に、罪悪感のような居たたまれなさを与え続ける。

「死んだ」青柳いづみが「生きている」夫に何度も何度も繰り返し投げかける問いかけ『覚えてる?』『覚えてるでしょ?』は、間接的に客席の我らに投げかけられており、心の中ではっきりと答えきれない私は、虚構と現実の合間で恐怖を感じて、涙がこぼれそうだ。

そして、思う。
私達は今日も明日も浮遊し続けるのだろう。
ただただ黄昏ているんだろう。
終着点に至っては靄がかって姿さえ見えない。
加えて哀しいことに、恐らくこれからも永遠と。


はてどうしたものか。
私達はターニングポイントにいるのだ。
答えが永遠にない中で、放棄してしまうのか、それともイマジナリーし続けるのか、それでも思考し続けるのか。




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'17.06.21.




終日、雨。
雨だからか、テクノ。
雨雫の一定刻みのポタポタ音とインダストリアルなクラックノイズが波長を合わせてる。
定休日前夜で、じみへんも少々。
こちらはコミックの方の。




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'17.06.18.


誕生日だったもので、家族三人でひっそりとお祝い。




欲しかったヒラノ製の洋服ブラシ、奥方と息子より。
大切にしよう、大切にしたい、大切にする。




政情不安定。
天候不順。
世相混雑。

ファミリーこそはこんな世界と対峙する最小にして最大の要。


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KUSA.'s coffee beans→『栄久』





新潟県の郷土ちまきだそうです。
中華ちまきと違って、きな粉や砂糖醤油で頂きます。






笹を開けると、艶々の新潟米を押し詰めた見事な三角錐形のちまきが鎮座しています。

素朴ながら細部にまで伝統を感じる造形、ほのかに甘みを感じるちまきにきな粉の香りが相まって箸が止まりません。

この郷土ちまきは、吉祥寺は井の頭の『栄久』さんで限定的に頂けるようです!
『栄久』さんは女性お一人で切り盛りされている、大層美味しい和朝食がメインの、独特のカフェ。

一人で佇む時間を愛おしく感じられる、そんな特別な場所です。


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'17.06.12.




こっちの方も梅雨入りでしっとり。
夕刻時は物哀しく、夏の放射を待つのみ。




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何となくサイバーパンク的気分になっていたので、
とは言っても電脳世界云々を求めた訳でもなく、80年代の夜の風景の幾つか、
開発直前の湾岸埠頭の潮気と工場排水の混じった匂いだとか、
郊外都市の湿ったバスロータリーの先に見える電飾サインと高校生たちの制服がミクスチャーしてる気配だったり、
そんな懐古に浸りたかっただけの情緒的な鑑賞モードなだけですが。
「Akira」から「ビューティフルドリーマー」「GHOST IN THE SHELL」「innocence」といった流れで。
特に押井作品のコアなファンでもないけど、こういう一連の流れにたまに身を置きたくなるというのは、やっぱり相性が良いんだな。大友作品は大好きですと躊躇わずに公言できるんですが。
不思議。



『見てみろ、この慌てぶりを。
怖いのだ、怖くてたまらずに覆い隠したのだ。』
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'17.06.10.





緑が幾十にも重なって。
高速道路脇の螺旋階段みたいに。







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『sens et sens』さん『tocoro cafe』さんの融合イベント、期間限定にて行われています。
ある方の談では、東京カフェ史に残る歴史的なイベントと評されていました。
私も素材として関われて光栄に思っております。
残すところ一日。
各お店様のルールがありますので、HPをご熟読の上、待ち時間覚悟でカリスマお二人の手腕にお立ち会い下さいませ。


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'17.06.06.


私達のイマジネーションは、記憶によってのみ作られるとジョイスは書いているらしい。
その通りだ。

記憶の断片へ、ダイブせよ。
クレマチス咲く庭先で、
新たな記憶の断片へダイブせよ。




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そんなことを思い巡らせたのはiaku 「粛々と運針」を観たせいだ。






会話劇の傑作。
強度な脚本。


如何ともし難い私達の価値観のズレ。
原罪のように私達にまとわりつく、生まれ来る命と去り行く命の不条理。
交錯して抜け出せない。


『手始めに、俺は、子猫を探し出すことにするよ。』
(希望は、それからだ。)

夫の最後の台詞は、ともすると日常の目の前の事からも目を逸らしたくなる私の胸にずしんと響く。




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'17.06.03.







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親愛なる人。
どうか不安に思わないで下さい。
地べた這う様に生きて来た人も、
煌びやかに生きて来た人も、
それぞれの時間を蓄積してきた私達大人は今度はアウトプットしていかなくてはならない。
KUSA.の珈琲は基本、その為にあります。


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にわのわ




僅か数年で千葉のクリエイションイベントを代表する催しとなった「にわのわ」です。
今年も6月3日、4日に佐倉城趾公園にて開催されます。




『cafe fuscia』さん
『iijima coffee』さん
革の『kurosawa』さん
木工の『KUZE'S』さんなど、
KUSA.の仲間たちもいっぱいご出店されます。勿論、他にも沢山の才能ある作家さんたち、飲食店さまたちが勢揃い。

『iijima coffee』さんは全てオーダー毎の完全ハンドドリップ。
『cafe fuscia』さんはこだわりのティーの他、特別な水出しアイス珈琲、ネルのような肉厚かつ柔らかい特殊なペーパーに包んだダンクによる、新しいホット珈琲の提案など。
梅雨入り直前のようなひと時に、是非皆さまに一度KUSA.のブティック珈琲をご体験頂きたいブースです!


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'17.05.31.


先週は子供の誕生日にて、近くのアメリカンなケーキでお祝い。



甘いけど美味い。
上品なのもいいけど、こういう極彩色っぽいのも捨てがたい魅力。


子供と言えば、小学校も高学年になると恋愛の走りのような兆候がクラスメイト達の間にちらほら。
私達の小さい頃とさして変わらない。
手紙で気持ちを伝えるというのも変わらない。
でも、子供らってこんなに直球だったっけ?と思うことはしばしば。


皆一言メッセージだ。
男子「〇〇のことが好きなんだけど。」
「あたしはふつう。」

男子「〇〇のことが好きなんだけど。」
「わたしはきらいです。」


容赦ない。。


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