原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

KUSA.'s coffee beans→『文化屋雑貨点』


暑さで萎れていられるかって、所狭しと熱気と活気とキッチュさで埋め尽くされた、本家・文化屋雑貨店のひと月の復刻「文化屋雑貨点」at KANDA 『TETOKA』さんにて。





個性的な品々、面々との出会いがほらここにも。あそこにも。

この日も、あやしいギャラリー「浅草橋天才算数塾」を率いるセクシーキラーさん、白目写真で写真界にぐいぐい斬りこむフォトグラファー・沼田学さんなどなど、麻薬的な出会いが満載の夜でした。




苦悩をオーガナイズする人達。
オーガナイズするスペース。
何よりも、愛おしき時間。






KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
'16.07.28.

朝から夜まで、40度近くの作業場と店内を行ったり来たりしていて、生まれて初めて、眩暈、朦朧、酔いといった熱中症のような症状に見舞われる。

同級生ともよく話すのだが、学生時代、炎天下の中、延々とランニングさせられたり、激しいトレーニングをさせられたりしても感じなかったこのような症状は、年齢からくるものなのか、世界の異常気象による温度上昇のせいなのか。




何れにせよ、「KUSA.のリキッドアイス珈琲'16 no.3」製作の最終段階。
今夏、最も深いローストによるアイス。
8/8(月)より店頭販売予定です。




ビターでちょっとスパイシーな「no.1」で夏の幕開けを、爽やかで調和の取れた「no.2」の軽やかアイスで、暑い暑い盛りにいる心身をクールダウンさせ、最もパンチの効いた「no.3」の濃厚さで、終わりゆく夏と秋の到来に思いを馳せる、そんなイメージで。




ご予約、オーダー、お待ち申し上げております。






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私達のブルースは、苦悩と共に、消滅しました。
消滅しました。








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昨今はアンチ資本主義を掲げ、働かない主義などという様々な考えもあろうが、単純に、額に汗して労働人々の姿に、やはり私は励まされ、スピリットを授かり、移ろいゆく時の流れの虚しさに抗う意思を得ることができる。


今日、頑張っていた人達に、 心からの感謝を。


日々のこと - trackbacks(0)
'16.07.25.




夏の惚けたような一日、惚けたような思考。

珈琲まで惚けた感じがしてきて、深夜までカップ、テストロースト繰り返す。

optrum、二枚の名盤を聞き干す。
惚けた脳に電子ノイズ、飛ぶ。

ついでに、zazen、MATSURI SESSION LIVEの盤。

少し、落ち着く。






日々のこと - trackbacks(0)
'16.07.24.

私達本当植物には疎いし、花の活け方なんて全く分からないのだが、なんとなくなんとなく雰囲気だけで一輪挿しにしたり、亜熱帯風にしてみたり、店内のほんの一部にぽつっと置き続けけている。

それでも分からないなりに、何年も何年も飾り続けていると、その日の気分だとか、その人の性格だとか、小さな花瓶の中に表れるんだな、と感じ始めている。

勿論、その季節の庭の生命体の力が最も影響をもつのだけど。







新しいアシスタントさんに活けてもらった小宇宙。

繊細さと大胆さが自然とミックスされていて、とても好き。

花は嘘つかず。
虚勢を張ろうとするとそんな感じに仕上がるし、手を抜こうとするとそんな感じに出来上がる。
きちんと、誠実に、性格が反映されちゃってる。





日々のこと - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→『tetoka』文化屋雑貨点!

みんな大好き文化屋雑貨店。

裏原ではもう空気のように、異端のように、鎮座していた文化屋雑貨店。

エログロ、ナンセンス、キッチュ、エキゾ、ミクロんな文化屋雑貨店。

Ron Hardyが流れてた頃のファイアー通りにあった文化屋雑貨店。

みんな大好き(だった?)文化屋。

いつの間にか、割りと自然に、誰にも告げずにふっと引っ越してしまう誰かのように、暖簾を下ろしてしまったのだが。


今月限定一カ月の復刻。

『文化屋雑貨点』
場所は、神田のオルタナティブスペース「TETOKA」さんにて。

総勢108名の文化屋出展者様たち。

芥川賞作家の滝口悠生さんから、MELONの中西俊夫さん始め、音響家・吉田アミさんまで錚々たるメンバーの方々。
因みに、アミ吉田氏2002年盤「astro twin」、愛聴させて頂いております。
何も聞こえない位、ミクロの音の粒子が笑える位良いです。



KUSA. 喫茶は、「TETOKA」さんの大切な珈琲豆、担当させて頂いております。
今月は、「エチオピアのイルガチェフェ」。
文化屋の香りたっぷりに、オーナーさんのケメックス抽出にて少しエキゾチックな一杯もどうぞ傍らに。

「文化屋雑貨点」復刻は、今月末まで。
お急ぎを!





KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
'16.07.20.

梅雨明け。

夏ですね。

珈琲もアイス珈琲に様変わり。
でも、ホットはホットで、その赤道ベルト地帯飲料のもわっと立ち昇る熱が身体に沁み渡るのですが。







とは言え、食欲は変わらず、精もつけたい。

鰻は昨今さすがに高騰し過ぎなので、
たまに寄る都内の下町の穴子屋さんで。

冷えた瓶ビールと庶民の愚痴。
和気藹々。




日々のこと - trackbacks(0)
'16.07.19.

悪く言えばジャングル、良く言えば熱帯雨林化してしまった我が店舗の庭。

言い訳してしまえば、KUSA.喫茶の赤道地帯の珈琲、このもやっとした南国のような濃い緑たちを窓に反射させたカウンターで飲み干す時間も、皆様のイマジネーションを広げてくれて案外悪くないのでは?という理屈。





そんなKUSA.庭に、梅雨最中、ひっそりと、でも存在感たっぷりに一輪開くクチナシの花。

ずっと前、オープン仕立ての頃、著名な写真家様が植えて下さったものだ。

どうせ専門店で珈琲飲むのなら、コンビニの百円コーヒーより高い珈琲飲むのなら、お喋りのお供にするだけでなく、一編の詩を紡ぎ出したい、こんな白い一花見ながら、脳内の奥の奥の奥底で。




日々のこと - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→『FUSABUSA』

そして、『FUSABUSA』さん。

鴨川にて。







まずは、ランチタイム、FUSABUSA定食またはサバサンドをご賞味あれ。
手の込んだ下処理、手間暇かけておられるなぁと、一口一口嚙み締める度に感じられるプレート。
こういうのって、生産者への愛の証し。

広がる太平洋の大きな窓を眺めつつ、ふっと一息、ふっとプチ贅沢な一時をきっと過ごせる。










食事の後のデザート。









食事の後の珈琲。

担当させて頂いておりますが、やっぱり締まります。
嬉しいフィニッシュです。


因みに、定番商品となっている濃厚たまちちプリンは、無印良品サイトでもご購入頂けるようですよ!














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夜更けに書棚から、「COFFEE DIARY 2015」(川口 葉子 著)。

改めて読むと、なんて錚々たる諸先輩方に混じって、このKUSA.喫茶をご紹介頂けているのだな、と恐縮。

学生時代は、何度となく足を運んだ、「イーハトーボ」さん。

「はぐれてる奴には喫茶店が必要なんだよ。たとえ一日三十分でも、座って自分をまとめる場所が」

店主さんのお言葉。


そうか、うちの店にも新たなお客様が何人も訪れて下さっている訳ですが、11年間に渡って通い続けて下さる方々は、多分、はぐれてる人たちだ。
この世間から、
コミュニティから、
またはこの宇宙に散らばっている精神粒子のようなものから。

結局、「はぐれてる奴」だった私と奥方が作り上げた店だからなんだよな。



PS.
若きバリスタ率いる中板橋『1 ROOM COFFEE』さんも、きちんと、かっこよく掲載されております。
こちらは、がつんと目の醒めるトラディショナルかつスパイシーなエスプレッソ、とびきりフレッシュなフレンチプレス珈琲、KUSA.ローストの豆を世界基準に昇華して下さってます!










KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→『具號』


夏は五月雨、?時雨。始まりはいつも。

そして、初夏の雨に佇む、『具號』さん。
しっとり、鴨川にて。







この扉の中に、温かで、優しく、そして気の置けない本格餃子と担々麺が出迎えてくれます。

名店・希須林ご出身の店主様と奥様が、田園風景の中に、ぽつりと築き上げられた静かな店舗です。

食後の珈琲、担当させて頂いております。
濃厚チーズケーキ、ガトーショコラと共に、どうぞ静かで豊かなお時間をお過ごし下さいませ。











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私の夏。

マバタキノ棺。

少年王者館。

日めくりカレンダーが、古い扇風機に舞う。

野戦病院じみたバラック診察室の、ひんやりとした渡り廊下。












KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
'16.07.14.

月夜と月夜。

間に珈琲。




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「ケニア ガクイファクトリー ウォッシュト精製」完売致しました。






ケニアのニュークロップはケニア屈指の珈琲産地・二エリ地域から「ンダロイニファクトリー 品種SL28 ウォッシュト精製 」週末から販売致します。
ミディアム〜ハイローストの中浅煎りでのご提供です。

最初の一口目は、酸味も控え目で、微かに朝露を思わせる柔らかい香り。
オレンジとすみれの花を組み合わせたかのような優しい酸味。冷めるに従い、華やかな酸味に変わってきます。

夏の午後のひと時にぴったりではないでしょうか。










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月夜と月夜。

間にCD。

最近のマージナルな少女歌手たちは、ダイナソーjrのマスシスみたいなギターフレーズを弾くもんだから、時々ぞくっと身震いさせられたり。


見上げてやっぱり月夜と月夜。




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