原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

'16.05.27.

うちの子と同じ習い事の教室にいる女の子が中学生になった。

マスクをしていた私に、
「風邪ですか?」
「あ、うん。」
「お大事にして下さいね!」


ほんのこの前まで小さな小学生だった子が、こんな自然に美しい言葉を掛けられるようになるなんて。
ちょっと感動してしまう。









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学校帰りに寄り道して息子が捕まえてきた小クワガタ。

今年のお初。

早い! まだ、5月末。

幸先良し。








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友人の小4の子供。

帰宅→ランドセルを置いて手を洗う→「じゃあ、塾へ行ってきます」

我が小4。

帰宅→ランドセルを置いて手を洗う→「じゃあ、ちょっとミミズを採ってきます!」

個性は様々。
ま、蛙を飼ってるからね、餌を見つけてくるのは良いことなんだけどね。
とっても自然な流れでミミズを捕まえに行くことに、ちょっと苦笑。







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'16.05.17.




労働者の友、ホッピー割りです。

やさぐれたい夜もあるからね。

どんな人生も人の数だけ、山あり谷あり。
でも、谷の時には、ポジティブシンキングポジティブシンキングって虚勢張って前向きな人より、きちんと底まで落ち込む人の方が人間らしくて好きだな。








今日は引っ越した友人が、懐かしい大型犬たちの写真を見せてくれて、抱き締めた時の感触まで蘇ってきて、ああ、首元の毛をくしゃくしゃにして、ふさふさの胴体をぎゅーっと抱き締めて、あの獣っぽい匂いを無性に嗅ぎたくなってしまったよ。





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'16.05.16.




この時期の真っ赤でも薄暗くもない、何でもない薄い夕焼けが好きだ。

それでも、この春を物哀しく憂う。
戦乱と災害と人類の裏切りに満ちたこの春を。












KUSA. 喫茶 駐車場の一画にお客様が植えてくれたカモミール、満開に花開く。

ささやかな喜び。
日常の喜び。

こんな使い回された言葉は嫌いだけど、
でも、やっぱりこれを喜びと言わずとして何と呼ぼう。




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KUSA.'s coffee beans→『tocoro cafe』at cicoute.

またまた「CICOUTE BAKERY」さんのマルシェにて、『tocoro cafe』ドリップコーヒー登場! 春真っ盛り編です。

とても好評のマルシェらしく、特色のある様々なお店さんと共に、数種の焼き菓子持参で『tocoro cafe』さんも精魂込めて出張されています。

この機会をお見逃しなく。









KUSA. 喫茶、国産釜の方の心臓部。
6ブンゼンバーナーを1目盛りのガス圧とのせめぎ合いにて、全ての豆を焼き上げていってます。




KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
'16.05.11.

出張かねて、列車に乗っていた。
郊外から東京まで。
どんよりとした春の曇り空だった。

車窓からぼんやり街並みが流れて行くのを眺めていた。スモッグのせいなのか、自分の晴れない気分が左右したからなのか、街並みはどこまでもどこまでも醜く感じられた。

凡庸でバラバラな色合いの化学的な建物たち、
続くつまらない屋根材、
無個性な車たち、
馬鹿でかく安っぽい企業の看板、
薄汚れたマンションと雑居ビル、
どこもかしこも同じような惚けたプラットフォーム、
何もかもが、半端な電線。


ヘッドフォンで、古い「別れのブルース」が流れてる。たまたま。
『二度と逢えない心と心』







私達は、大きな間違えを犯してしまったのだ。ノスタルジックな意味でなく。
上の世代のせいでも、高度成長のせいでもない、私達の世代が。
自分達の尊厳を揺るがすように、この国の隅々の風景から情感もブルースも消し去ってしまったのだ。

何だか胸の圧迫が抑えきれない。


分かち合えない。







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'16.05.08.

今年は気持ち良い天候に恵まれたゴールデンウィークでしたね。
たっぷり連休を取れた方も、残念ながら仕事に追われてしまった方々も、それぞれに、この春の淡い陽射しに照らされながら、それぞれの形の5月をサヴァイヴしていかれたのではないでしょうか。


私達家族は、残念ながら自営業の為、例年、ゴールデンウィークは世間からは蚊帳の外ですが、お客様お客様から頂戴してしまった差し入れに救われました。





手打ち蕎麦です。
この方の打つ蕎麦は逞しい味がして、好き。






ワインを合わせてみました。これも大切なお客様からの頂き物。
甲州ワインを世界に知らしめた「きいろ香」です。
2012ビンテージ。
丸みを帯びたフレッシュな柑橘酸で、打ち立ての蕎麦にベストマッチでした。


本当にありがとうございました。






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'16.05.03.






深夜のKUSA. 喫茶、焙煎作業所。

これから第三ステージ。

早朝までつききっきりで一気にローストしていく。

朝、仮眠を取って、そのまま今度は国産釜へ。

長丁場だ。





明日、5/4(水)はファクトリーデーです。
珈琲豆とデザートの販売の日になり、喫茶はございません。







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'16.05.01.

ろくでもない風ばかり吹く日がある。

そこには正義なんかなく、
理性なく、
革新もなく、
詩もない。

我々の食卓が、

品数少なくとも心の込められたささやかな食事をしたり、
トランプをしたり、
今にも消え入らんばかりのおぼろげなランプを灯したりする、
そんな食卓が、
砂埃に埋もれてしまった日は
夜が明けたらサヨナラ。








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Indonsia.

アジアで最も珈琲豆の生産量が多いのはベトナムですが、その産地ならではの個性があり、重厚感のある、いわゆるハイスタンダード珈琲を産み出しているのは、インドネシアのスマトラ島、または東ティモールあたりでしょうか。

KUSA. 喫茶の公式HPのORDERページの更新が遅れており、申し訳ないのですがそのインドネシア、「リントン・ニフタ村 LCF選別マンデリン」一時完売しており、同じスマトラ島でも別の地域「オナンゴガンジャン地区」のマンデリンに切り替わっております。




珈琲関係者なら一目で分かる、スマトラ原生品種、パルプトナチュラル精製です。


相変わらずマンデリンのローストは難儀で、私の場合、高火力、排気空け気味で焙煎工程を進めていきますが、ある段階でぐっと火力を絞ります。

その絞る見極めは案外難しく、タイミングを見誤ると、マンデリン特有のシナモンのようなスパイス香に焦げた匂いが混じり始めます。

軽めのフレンチローストですが、生豆にポテンシャルがあるので、コクもあり、
落ち着いたスパイス香と苦味が長く余韻となって続いていきます。


是非、お愉しみ下さい。










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内山高志のまさかの2R、KO負けはショッキングでした。KO率NO1であるだけでなく、スピーディーなディフェンステクニックに魅了されていた一人として、逆にKOで負けを喫するとは予想外でした。


しかし、イチローのメジャー500盗塁達成は、これまた偉業です。
体の小さな野球少年だった私は、打撃よりも小回りの利く内野の守備と、それこそ盗塁が大好きで、少年野球の割には結構な盗塁成功率だったと思うのですが、サイン無視で果敢に攻め過ぎて失盗、監督からよくどやされたものです。
ですので、余計に感慨深い。


そして、卓球。
リオ五輪アジア予選にて、世界女王の丁寧を若干15歳の伊藤美誠が圧巻の勝利。
これまた父からペンホルダーによる前陣速攻型の独自卓球を教え込まれていた私は、勝手に天狗の自信を持っていましたが、中学の同級生の天才カットマンに勝負を挑み、圧倒的なスピンの前には力でねじ伏せる型では太刀打ち出来ない事を思い知らされました。
ですので、伊藤美誠が荒削りながらも高速カットで世界一位をねじ伏せた試合には息を飲みました。


何だか4月は、スポーツも熱いですね。




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