'15.12.30.
2015.12.31 Thursday 02:20
あまりに慌ただしい年の瀬のため、
はぁはぁ息をしながらしのいでいるようで。でも、ささやかながらクリスマスをイメージしつつご用意させて頂いたシュトーレンやウィンターブレンド'15、少しはお客様たちの冬の時間に花を添えられたか気にしつつ。
我が家は、毎年同じ顔ぶれの仲間と子供らと、忘年会みたいなクリスマスの夜を過ごしたりしてた。
昨年からお願いしているご近所の『Patisserie muさん』の特製クリスマスケーキはとろけるようなミルキークリームとスポンジの素晴らしい美味しさで、大人から子供まで皆に愛されてた。
しみじみ美味しい。
(キュートで美し過ぎるデコレーションだったのに、写真、あまりにピント外れで心痛みます)
我が店の10周年を越えたお祝いに大切な友人から頂いた、高畠ワイナリーの絶妙なスパーリングワインも開栓。
友人の想いが心に沁みたし、ワインのフレッシュなスイートさがたまらず、胃袋にも沁みたなぁ。
そして、大橋トリオさんからのクリスマスカードだ。
開くとトリオさんが鼻唄をさえずるように短いクリスマスソングが奏でられる。
これは、沁みた。
実験音楽から音響的電子音、クラシック、インプロヴィゼーション、辺境音楽、ロック、繊細な少女歌手たち。
今年一年、色々な曲を聴いてきたが、どの曲よりも、このトリオさんの僅か数十秒の唄声は私にとって胸を射ったよ。
悲しみや地球の一瞬や、今ここにいる奇跡の感覚や憂いややるせなさや、そういった我々が避けては通れない諸々の感情を彼は細胞に?み込み、このカードに閉じ込めることに成功したからなのだと思う。
関わって下さった全ての人。
ありがとう。