'15.10.31.
2015.10.31 Saturday 23:23
私の見る曇った景色や、
私の見る子供の小さな背中や、
私の犯す小さな判断ミスや、
私の感じる廃墟。
大切な家族。
独身の友人に尋ねられ、私は答える、
「ねえ、信じられる?
自分以外の誰かが元気なく肩を落としてるとして、その事を自分が24時間、気に病んだりすることはきっとないだろう。
子供の存在は違うんだ。
例えば子供が友達とうまくいかなくて、何日もしょんぼりしていたら、仕事中だって片時も、その事が自分の頭を離れなくなったりする事があるんだよ。」
それでも、私達は、淡々と前へ進む。
目に見えぬ地雷が埋まった旧市街地を。
偶然が重なったかのように無意識に爆発をすり抜けながら。
確信しよう、即ち、手の繋げる距離にいる全ての人達は、戦友であると。