09.30.
2015.09.30 Wednesday 19:36
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都心も夕方5時位の秋風が気持ち良いです。
さて、珈琲の原材料、生豆の調達にあたって、エクスポーターと呼ばれる専門家は、特に農家数の多い産地では重要なキーパーソンとなります。
我々消費国の人間と農家さんとの橋渡しの役割りを担う方です。
昨日は終日、コスタリカきってのエクスポーター・ホセ・ハビエル氏と現地の農園主さん3名を招いてのグループの学会。
(iphone不調、写真紛失.....)
コスタリカの精製方法は他産地に比べ、かなり特殊にこだわっていますので、作り手さんのお話しと同時に、それぞれのコスタリカの品種と精製方法のマッチングなど、興味深い説明を聴く事が出来ました。
ホワイトハニー、イエローハニー、ゴールドハニー、レッドハニー、ブラックハニー、ナチュラル。
コスタリカの精製方法分類です。
ごく簡単に言ってしまうと、精製とはミシュレージと呼ばれる生豆のヌメリを取り除く方法なのですが、後ろへいく程、特徴的な香味が作られると言う事でしょうか。
逆に元々複雑かつ個性的な香りをもつ品種は、シンプルにホワイトハニーで仕上げ、酸味がパワフル過ぎる品種などはブラックハニー精製でバランスを取るというか。
産地国のプロの方々の腕の見せ所。
今週からKUSA.て販売開始の「コスタリカ ラ・ロカ(マイクロミル・精製所) ラ・ケブラダ農園 カトゥアイ種 」
はホワイトハニー精製。
クリーンかつレモン的酸味が適度に含まれます。
この豆のKUSA.ローストは、最初徹底的に高火力、排気も最小限に絞り、その酸味を封じ込め、豆から珈琲特有のブラウン香が漂ってきた辺りから、極弱火に抑え、煙を一気に排出していき、苦味も柔らかく引き出しています。
浅過ぎない、
ザ・ブティック珈琲です。