原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

01.29.

朝から冷え込む。

気が、ざわざわしてる。

会いたい人には中々会えず、
出したい手紙やメールは中々書き終わらず。

今年の市田柿が美味しく、買いだめしてる。パッケージは同じなのに、裏面の製造表示の生産者の名前がそれぞれ違う。
そして、味もがらっと違う。
お気に入りの生産者を、二人見つけた。










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敬愛するアーティストの為に、オリジナルの茶葉を詰めていく。
淡々と、淡々と、心を鎮めながら。
時折、生への絶望が垣間見えるこの人の作品が好きだ。





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01.28.





着々、着々と基礎工事進む。

終始、冷え込み。

腰と尾てい骨が痛む。

水泳がしたい。









HPにてお知らせしておりましたが、バレンタイン用のパン・デピスは、一昨日分を持ちまして、全てご予約完売しております。
大変、大変申し訳ございませんが、また宜しくお願い致します。
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01.27.

「ブラジル ダテーラ農園」、KUSA.ストックルームに入荷。





ダテーラは、開店以来、ほぼ10年に渡り使い続けている豆ですが、毎年、ブレの最も少ない豆の一つです。
今年は、降雨量の関係でブラジルの豆は大減産ですが、朝からテストローストした結果、このニュークロップも柔らかな飲み心地と落ち着いたナッツ香が残る例年通りの安定した深煎りに仕上がりました。

ダテーラ農園のものは何種か出回ってますが、こちらはオールブルボン種。
原生のブルボン種のみをセレクトしてもらっています。

ブラジルの珈琲はボディ感が軽めですが、ブルボン種なので、少しコクが加わってきます。









午後より、珈琲焙煎小屋の基礎工事が着々と。
少し、作業音などでお客様にはご迷惑をおかけ致しますが、ご容赦下さいませ。











営業後は『海岸屋fooさん』
にて、焙煎小屋のシミュレーション。
最大限のお手間をかけて頂き、何から何までお世話になります。
嬉しい。












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救済。

それは辺境にこそ、訪れる。

つまりは、メインストリームではないところに。

多数派の中の一人。

都市から離れた場所。

国境地帯。

午前3時を跨ぐ頃、闇の中。












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その女優さんは20代の頃、トンガっていて、繊細過ぎて、痛ましい程で、密かに憧れを感じていたけれど、彼女は今、戦争反対を声高に叫び、女性闘士へと生まれ変わっている。

それはそれで悪い訳ではないのだが、でもなぜか、昔の砕けそうなナイーヴさの方が好きだったんだな。







体中で知ること、感じることを忘れたくない。
でも、私はきっと忘れてしまう。
このごくありふれた時間の大切さを。
空気を。光を。感触を。
私は忘れてしまう。
そして、いつか、懐かしく想い出すことができたら、きっと感謝してしまうに違いない。






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01.22.





終始、曇り空。

沢山の人と話す。


かつては煌びやかで直視できないほど
「若くてきれいだった君の夢が、
アンティークなリズムを奏で始める。」

それを目の当たりにするのは、
とても切ない。

勿論、自分も含めてだ。






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01.21.


子供の洗い立てのジャンプーの匂い。
この世の中で最も幸せな香りの一つ。
40代になって始めてそんな風に感じる事がある。





それは、子供たちの安全の証拠であり、幸せの象徴。
まだ生乾きの髪の匂いを嗅ぎながら、
生命の連鎖を予感し。


10代の頃、歳上の美しき人と会う朝に、カーテンを開け放つ時の満ち満ちた予感と同様の。




明日は雨。

入港したばかりのブラジル、ケニア、2年ぶりのタンザニア、KUSA.へ到着予定。

素敵な週末を。




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VT.ギフトのお知らせ.


この世は一旦歯車が狂い始めると、もがけばもがくほど往々にして歯車は更に脱輪し始め、私達はその渦の中ではもうなす術もない。

圧倒的な混沌や絶望や災厄の前においては、人間たった一人ではほとんど無力だからだ。

そして、多くの場合、それは貧しい者達の方に起こりやすい。

助けて、と呟く。

誰か、助けてと祈る。

それからふと私は気づく。

ああ、でも、助けてって言える人、もう周りにいないや。
















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と、この流れで、
バレンタインギフトのお知らせです。







クリスマスシュトーレンと共に、KUSA.では毎年定番になっている「ショコラ・パン・デピス」。
チョコレートをふんだんに使用した発酵菓子です。
日に日に熟成されていく濃厚な味わいを特別なブレンド珈琲と共に、お楽しみ下さい。

『バレンタインギフト'15』
(3050円、消費税、ラッピング代込み、送料は別途)
・KUSA.のパン・デピス(約300g)シュトーレンよりやや小ぶりです。
濃厚でビターな、熟成させるごとに深まる大人のお菓子。
(単品2050円・税込み)
・ブレンド「エキゾチシズム」200g
深くもなく浅くもなく、苦過ぎずマイルド過ぎず、少しエキゾチックで個性的なアフターテイストを残すブレンド。
バレンタインに先行発売です。
(単品1250円/200g・税込み)




一人では乗り越えられないことも、誰かがそばにいてくれれば、頑張れることもある。
ましてや、それが愛する人であれば、それはもう無力ではない。

ささやかなギフトに、そう願いを込めて。



オーダーは、公式HPの「order」ページか「contact」より、どうぞ。



ショコラ・パン・デピスは、限定70本でお焼き致します。予定数に達しましたら、申し訳ございませんが、ギフトセットは締め切らせて頂きますので、ご了承下さいませ。





KUSA. 喫茶 - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→tocoro cafe.




久しぶりの池袋東口は、以前に拍車をかけて、無国籍、コスモポリタン的になってきているように感じます。
無秩序なネオンの光源、おびただしい宣伝の拡声音、乱立するアダルト産業。。
周りではここへ来ると人酔いするという声も聞きますが、分かるような気もします。
昔、この街で働いていたこともありますが、その当時はあまり興味の湧かない街で、よく皇琲亭さんへ珈琲を飲みに逃げ込んでいた記憶があります。

でも、今はその無秩序さが逆に嫌いではありません。

こういう雑多な中で飲むエスプレッソは心身を覚醒させてくれるような気もします。

トリップです。









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さて、エスプレッソ。

ひと昔前のエスプレッソ用の豆は、とにかく深くローストしたものに、ロブスター種という現在流通しているアラビカ種とは根本的に違う種別の豆を一握りブレンディングして使用しているパターンが殆どでした。

ロブスターは安価で独特の強烈な苦味が含まれているので。

ここ10年位では、ロブスター種を使うエスプレッソ店は少なくなり、ローストも浅めの方向です。

個人的な嗜好で言うと、どちらのエスプレッソも好きなのですが、半端なローストのものはエスプレッソ抽出すると酸味と苦味のバランスが崩れるように感じられて好みません。

KUSA.ローストのエスプレッソ豆は基本深いのですが、エチオピア コンガステーションのナチュラル精製をハイローストで煎りどめ、きちんとしたマシンで抽出して貰った時の香味は衝撃的でした。






これはイタリアンローストの更に先。

自慢ではないのですが、表面も芯も殆ど焦がさず、黒光りするまで煎り込み、エスプレッソとしての豆のパワーを引き出す焙煎はかなりの経験と適切な排気状況が必要になってきてます。



もしも、都心部でKUSA.のエスプレッソ豆の味を味見してみたいと思う方がおりましたら、中板橋の『1 ROOM COFFEE』さんにて常時、又は『tocoro cafe』さんの定期的なイベント時に購入できるので、是非、エッジの効いたイタリアンの世界を堪能してみて下さいね。
両人ともこだわりのあるバリスタオーナー様なので、それぞれのマシンや理想とする一杯の為に、ガラッと趣きを変えたエスプレッソ用のオリジナル豆になってます。


『tocoro cafe』さん、来週1/22(木)、恵比寿の『歩粉』さんにてエスプレッソコラボイベント開催予定です。お席は全てご予約済みなようですが、エスプレッソ豆の販売もあるようですので、お問い合わせ下さいませ。







KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
01.10.


1月より営業時間など一部変更しております。


「営業時間」
月曜日・火曜日
11:00〜16:30

水曜日
珈琲豆とデザートの販売のみの日(ファクトリーデー)
12:00〜16:30

土曜日・日曜日・祝日
13:00〜17:00


「定休日」
木曜日・金曜日・
最終日曜日、最終月曜日


どうぞ宜しくお願い致します。






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冬の朝早くに咲く花、花びら。

陽だまりで寄り添いながら寛ぐ老いた夫婦達の笑顔。

小さな喫茶店のカウンターから立ち昇るケトルの湯気。

商店街の食堂で、お皿がかちゃかちゃとぶつかり合う音。

古い便箋を引っ張り出し、いつか出会った誰かに何かを伝える手紙を書くこと。

アリエッティの庭をさらに手付かずにした庭のような地を横切る小動物たち。

そういう、私達の脳に無意識に蓄積されていく、この世の民々に訪れる瞬間の数々は、一縷の希望だ。

何の?

この世を見捨てずに、留まっておこうとする意思に対する、微力なれどかけがえのない希望。
























日々のこと - trackbacks(0)
01.08.


1月より営業時間など一部変更しております。


「営業時間」
月曜日・火曜日
11:00〜16:30

水曜日
珈琲豆の販売のみの日(ファクトリーデー)
12:00〜16:30

土曜日・日曜日・祝日
13:00〜17:00


「定休日」
木曜日・金曜日・
第4日曜日、第4月曜日


どうぞ宜しくお願い致します。








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季節限定のチョコレートムースも始まっております。

かなり濃厚ビターです。

チョコレートは大好物です。

作る工程においては、テンパリングの最中、チョコがどんどん光沢を帯びて艶やかになってくる段階が最も美しい。

原料は、今年から何とbeans to bar をも始められた『mai cafe』さんのクーベルチュールです!






時、深し。






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01.03


時と場合によっては、一粒のオリーブの種が一縷の希望となり、また、どうしょうもないほど特殊な状況下では、放水と催涙弾が一縷の希望となり得る場合もある。


ただ、平凡な私達が平凡に商いをし、平凡な営みを続ける生活にあっては、暴力や抑圧やニヒリズムにでなく、笑顔の先にこそ希望は宿っている。







明日は、「グアテマラ キプロス農園 ゲイシャ種 ウォッシュト精製」、
ジューシーかつ珈琲原生のエキゾチックな酸味を引き出すローストでもって提供していきます。


宜しくお願い致します。



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