久しぶりの池袋東口は、以前に拍車をかけて、無国籍、コスモポリタン的になってきているように感じます。
無秩序なネオンの光源、おびただしい宣伝の拡声音、乱立するアダルト産業。。
周りではここへ来ると人酔いするという声も聞きますが、分かるような気もします。
昔、この街で働いていたこともありますが、その当時はあまり興味の湧かない街で、よく皇琲亭さんへ珈琲を飲みに逃げ込んでいた記憶があります。
でも、今はその無秩序さが逆に嫌いではありません。
こういう雑多な中で飲むエスプレッソは心身を覚醒させてくれるような気もします。
トリップです。
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さて、エスプレッソ。
ひと昔前のエスプレッソ用の豆は、とにかく深くローストしたものに、ロブスター種という現在流通しているアラビカ種とは根本的に違う種別の豆を一握りブレンディングして使用しているパターンが殆どでした。
ロブスターは安価で独特の強烈な苦味が含まれているので。
ここ10年位では、ロブスター種を使うエスプレッソ店は少なくなり、ローストも浅めの方向です。
個人的な嗜好で言うと、どちらのエスプレッソも好きなのですが、半端なローストのものはエスプレッソ抽出すると酸味と苦味のバランスが崩れるように感じられて好みません。
KUSA.ローストのエスプレッソ豆は基本深いのですが、エチオピア コンガステーションのナチュラル精製をハイローストで煎りどめ、きちんとしたマシンで抽出して貰った時の香味は衝撃的でした。
これはイタリアンローストの更に先。
自慢ではないのですが、表面も芯も殆ど焦がさず、黒光りするまで煎り込み、エスプレッソとしての豆のパワーを引き出す焙煎はかなりの経験と適切な排気状況が必要になってきてます。
もしも、都心部でKUSA.のエスプレッソ豆の味を味見してみたいと思う方がおりましたら、中板橋の
『1 ROOM COFFEE』さんにて常時、又は
『tocoro cafe』さんの定期的なイベント時に購入できるので、是非、エッジの効いたイタリアンの世界を堪能してみて下さいね。
両人ともこだわりのあるバリスタオーナー様なので、それぞれのマシンや理想とする一杯の為に、ガラッと趣きを変えたエスプレッソ用のオリジナル豆になってます。
『tocoro cafe』さん、来週1/22(木)、恵比寿の
『歩粉』さんにてエスプレッソコラボイベント開催予定です。お席は全てご予約済みなようですが、エスプレッソ豆の販売もあるようですので、お問い合わせ下さいませ。