原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

KUSA.'s Stollen '14.

既にご予約を頂いている中、大変お知らせも遅くなりましたが、今年のシュトレンもご予約を開始しております。






毎年毎年、独自の食感、スパイス香、洋酒の甘みを閉じ込める為に、丹念に丹念に微調整しながら進化させております。


原材料費の高騰により若干価格変更しておりますが、この個性的なシュトレンを、クリスマスまでのご自宅用に、年暮れのご挨拶の手土産用に、是非お使い下されば幸いに思います。


昨年以上の本数をご用意出来ればと話し合っていたのですが、バターの国内在庫の関係もあり、限定150本の生産になります。


個性的な甘みを残す季節限定ブレンド珈琲『Chirismas Blend'14』との組み合わせもお楽しみ下さい。



『KUSA.のシュトレン』 (約400g前後)1本
2,050円(税込み)

『KUSA.のクリスマスブレンド 』200g
1,250円(税込み)

『KUSA.のクリスマスギフト』
(ご自宅用の方は簡易包装にて。
贈答用の方は、箱入り簡素なクリスマスラッピングにて。
ご指定下さいませ。)
・シュトレン1本
・クリスマスブレンド200g
3,050円(税込み)




最初のお引き渡しは、12月の営業が不規則な為、大変お手数お掛け致しておりますが、まずは12/3(水)の珈琲豆販売デーになります。シュトレンはご予約下さいませ。





また、『玉木新雌2014冬展』(12/2(火)〜12/13(土))にて、クリスマスブレンドとシュトレンの先行発売させて頂きます。
場所 fripon-friponne


さらに、ジョエルロブションのベーカリーシェフを務められていた金林さんによる『ロデヴとシュトレンの会』(12/8(月))
にも9名の職人さんと共にシュトレンを出品させて頂きます。
場所 gallery ten






日々のこと - trackbacks(0)
11.25.




HP にてお知らせ致しておりますが、諸々の事情により、KUSA.喫茶の店舗は暫くの間、お休みさせて頂きます。

12月半ばから通常営業開始予定です。

それ迄は、水曜日の珈琲豆販売デー、珈琲通販など、ほぼ通常通り稼働しておりますので、大変ご迷惑お掛けしますが、そちらをご活用下さいませ。




「エチオピア イルガチェフェ地区 コンガステーション ナチュラル精製 ハイロースト(中煎り)

「ニカラグア ラ・フローレンシアマイクロミル ナチュラル精製 ハイロースト(中煎り)

「グアテマラ カリブス農園 ゲイシャ種 ウオッシュト精製 ミディアムロースト(中浅煎り)


個性派三種、どれも素晴らしく花開いてます。

KUSA. の珈琲は、柔らかく喉越し良い深煎り、重厚感のある深煎りと、火入れの微調整による深煎り珈琲が大きな特色でもありますが、果実感のあるマイルド珈琲好きの方には上記2種、是非体験して頂きたい珈琲かと思っております。












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私事で日替わりで銚子へ、業務では先週は広島遠征、近々北海道へも飛ぶ予定。






秋から初冬へ。

各地の風景、少し角度を変えるだけで美しい一コマ一コマが無雑作に転がってる。

そう言えば、現代音楽のカリスマ、テリー・ライリーが来日を果たしてた。予定がどうしても調整出来ず、遭遇出来なかったのが、今年一番の悔いになりそう。

でも、七里圭監督、「映画としての音楽」「To thelight ver.2.1」は、終電ギリギリにてしっかと目撃。

テリー・ライリー、七里圭監督、ジャンル、世代こそ異なれど、どちらも解体、脱構築を繰り返しながら、実験的かつ素晴らしく美しい作品を産み出している表現者。


その実験性は、その美しさの中で、私達は今、新しい暴力の世界へと突入しているのだと思い知らせてくれる力を備えている。
どういう意味でそう感じるに至ったか、それはそれぞれの作品を大音量で体験してから想像して下さい。


そうしたら、この12月目前の、東京のイルミネーションに包まれた駅前、外房の少し枯れ果てた気配のする浜辺、郊外都市に乱立するチェーンマーケットの家族連れ、それらの傍らで茫然と立ち尽くしながら、逆に、陽だまりのような純粋さを、乱反射する光線のようなナイーブさを、今一度、自分達の手に取り戻したいと強く思うことになるだろうから、きっと。


なんてことが、頭をよぎったような、よぎらなかったような。




ART ? and SHOP? - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→『fripon-friponne』


そして、お次は、船橋市「fripon-friponne』さんにて行われる、二つの冬のイベントへ向け、2週に渡って珈琲豆を出品させて頂きます。






『ヌイトメル展』 at fripon-friponne
11/25(火)〜11/29(土)

植物の渋でなめした国産の鹿革を中心に物作りを展開している「ヌイトメル」さんの作品に合わせて、しっかり直球の2種の珈琲豆を。








『玉木 新雌 2014冬展』at fripon-friponne
12/2(火)〜12/13(土)

ヴィンテージの織機でゆるくゆっくりと織り上げる、デザイナー・玉木新雌さんの渾身の冬の作品群が並ぶそうです。
こちらには、クリスマス色を出した少し個性的な2種の珈琲豆。



それぞれ冬にふさわしいちょっと大人な展示、是非、足を運んでみて下さいね。














KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
11.21.

急な雨に濡れる。

大切なジャケット、コームを入れたばかりの髪、洗い立ての子供服。

粘土質の地面、湿った家の木。


友達は、工場の横を走り抜けながら、雨降ってずぶ濡れ。


それは、ノスタルジー。

じゃなければ、謀反。

「真昼に向かって撃て」とか。

守れずにいる約束とか。











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さてさて、もう師走が目前。この時期、例年の慣用句みたいになってるけれど、今年もあっと言う間。





そして、『 COFFEE DIARY 2015 』です。

B5サイズの記入欄もたっぷり取られた扱いやすいダイアリー手帳。
川口葉子さん監修の。(祥伝社)



コーヒーダイアリーと名付けられているだけあって、手帳機能の他に、コーヒーに関する新しい知識を得られるページもいっぱい、また、「おいしい一杯に出会える場所 part1」では最先端のエスプレッソショップ中心に、「おいしい一杯に出会える場所 part2」では素敵な珈琲店が沢山紹介されてます。

KUSA.喫茶は、part2の方にちらっと取り上げて頂いてます。
偶然にも、中板橋「1 ROOM COFFEE」さんと仲良く同じページにて。

また、ダイアリー2/9からの欄に、これまたチラっと言葉も載せて頂きました。


どうぞ、色々な珈琲好きの方に手に取って頂けますように。









日々のこと - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→「kibi cafe」





子供も小学校へ通い出してから早一年ちょっと。
毎朝、車通りの多い道を抜けて、橋のたもとまで送っていく。
行ってらっしゃいと手を振って見送る。
丁度、一年位前まで、子供は何度も何度も振り向き、バイバイをして手を振った。
今はもう、佇んで見守る私の方を、子供は一回も振り返ることなく、緩く流れる川の上を、すたすたすたすたと進んでゆく。10秒20秒とその背中が小さくなっていく。



今日も一日が始まったのだ。
私達の。










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そして、武蔵野。

吉祥寺から井の頭公園を越えて、裏通りの朧げな陽射しが射すところ。

私の、私達の、そんな朝の予感が一杯に広がるような店内。

小さなスペース。

二人の女性がせっせと焼き菓子の仕込みをし、またはお皿を運び、何杯もの珈琲のカッピングをこなしてゆく。

創造的な焼き菓子のプレートとKUSA.のロースト豆を使った珈琲三種、こだわりのドリンクたちも数種。


初めてなのに懐かしい場所。
ありきたりな言葉なれど。

そこは、先月、念願のオープンにこぎ着けた、大切な友人たちのカフェ。





『kibi cafe』

三鷹市 井の頭 4-26-7 平山荘102


ご贔屓の程、
どうぞ宜しくお願い致します。







KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
11.13.

KUSA.の深煎りは、いわゆる2ハゼピークの深煎りの中からも細かく数段階のローストに煎り分けております。

最もダークなもので、イタリアンの終わり近くまでもっていきます。


スモークには巻きますが、焦げ臭をギリギリまで消しながら、黒光りへと変貌させていきます。





このイタリアンロースト後半まで焼き上げる豆は、弊店での「ストロングロースト」、また幾つかの店舗様に提供しているオリジナルのエスプレッソブレンドに配合していくことになります。


本日から17日(月)までの、
『tocoro』 + 『sens et sens』 5days でのエスプレッソ豆にもふんだんに使用しています。






また、それぞれの店主さんのカラーに表情を変えつつ、KUSA.ローストのエスプレッソを提供して下さっているのは、以下の誇り高き店舗様たちです。

中板橋 「1 ROOM COFFEE」
千葉市 「apartment.m cafe」
大網白里 「gallery ten」cafe space
長生村 「cafe TAMAGOYA」(現在、土日営業)
鴨川市 「里海食堂+cafe FUSABUSA」

エスプレッソだけでなく、通常珈琲も楽しめるので、是非、お近くの皆様、楽しんで下さいね。












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最近、少し本を読む時間が取れる心の余裕が出来た気がする。

古代ローマ帝国に関する資料的な書籍を丹念に読んでいたら、この頃の上流階級の食事にはワインに前菜、メインや諸々を楽しみ、デザートには洋梨のスフレ!などなど、だって。

日本で言うと古墳時代。


歴史に疎く、ましてや古代時代になればなるほど、とんと無知な故、この時代にワインと共にテリーヌを食し、洋梨のスフレでディナーを締めている光景に思いを馳せるにつれ、じわっとした驚きが湧き起こる。
世界は、横軸にも縦軸にも未知との遭遇が溢れている。




KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
11.09.




言わずと知れたアメリカ製DIEDRICH社の焙煎機です。

12kgを候補に考えているのですが、
こちらの倉庫では2.5kg釜でテストローストを行えます。


電気系統はともかく、焙煎の火の浴びせ方と空気の流れの構造は至ってシンプルな設計。国産よりもシンプルに感じます。

数パッチローストさせて頂いて、まだまだ期待した香味には完成出来なかったものの、やはり実績のある機械だけあって、非常にクリーンに仕上がります。

しかし、単純な構造がそうさせるのか、理屈やスペシャリティ的なプロファリングだけをあてにして焙煎してしまうと、すっぱ抜けた味に仕上がります。
クリアだけど個性は消える、みたいに。
多分、頭でっかちな焙煎人には向かないマシンだと思いました。

私はそういう珈琲は求めていないので、普段よりもずっと感覚的にローストしてみました。

すると、実に悪くない出来に上がってくるのです。

うん、悪くない。











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夜遅く、帰り道は小雨。

ローストに集中した脳が開放されたのが逆に凶と出てしまったのか、頭の中では、嫌な知らせ、悲しい出来事、意見の相違、嫌な汗の感じ、先行き半透明な見通し、誰かへの罵声や誰かからの悪意、そんな全部が混沌としながらぐるぐるぐるぐる回ってしまい、、、、、
残念ながら、今宵は、全く、気が、晴れない、なぁ。
















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KUSA.”s coffee beans→「sens et sens×tocoro cafe」

ここのところ、焙煎とイベント出品の打ち合わせが立て続いているのだが、今回は打ち合わせ段階から何とも贅沢な時間。


昨年、業界関係者から惜しまれながら移転準備の為に一時閉店した三軒茶屋の「tocoro cafe」さんが、町田市つくし野のカリスマカフェ「sens et sens」さんに登場するというイベントです。


11/13(木)〜11/17(月) 5days
at 「sens et sens」

泡への徹底的なこだわりをもつバリスタ・tocoroさん手がける、かの泡ラテとsensさんのスイーツが遭遇する5 days。

エスプレッソ豆は、自分で言うのも何だけど、繊細さを残しつつもガンガン攻め抜いたローストの末に出来上がったKUSA.喫茶提供もの。





今日のテストでもミルキーなチョコ風味残しつつ、ミルクor豆乳の極泡と良い按配に火花を散らす一杯に仕上がっていたので、熟成後が大変楽しみなエスプレッソに仕上がってます。

個人的にはまさに、『chocolate noise』!と名付けたくなるエスプレッソブレンドになりました。





打ち合わせ時の付け合わせは、sens et sensさんの手がける、恐ろしく繊細で世界最高レベルのモンブラン。嘆息せざるを得ない出来映えです。





飲食業界の中でも、このカフェ業界にはとかくアマチュア的な感覚の従事者が多く、まあそこが良くも悪くもこの業界の面白さでもある訳ですが、今回はプロ意識の高い男衆三人が手がけるライブです。

それぞれのお店さんのファンの方は勿論、エスプレッソ好き、何らかのヒントを得たい方など、足を運んでみて下さいね。



注意
ご予約は不可とのこと。

また、このイベント期間中に関わらず、こちらのお店さんでは、店主さんならではのこだわりとルールがあります。
チェーン店と、個人で営むカフェや珈琲専門店とは根本的に成り立ちが違いますので、小規模店に大人数で訪れる場合には事前に確認が必要とか、他の席のお客様に迷惑になるような声では話さない、一席確保したならワンオーダーはするなど、どれも、嗜みのある大人なら普通に行っていることかと思いますが、念の為、「sens et sens」さんのHPをチェックした上、この秋の素晴らしく静謐なひと時をお過ごし下さいませ。


KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
11.04.

翻って、
生き残った者たちには、生き残った者としての責任がある。

とても努力しながら、あるいは漫然とダラダラと、あるいは傷を負ったり負わせたり、怒ったり、人を好きになったり、優しくされたり、優しくしたり、
つまりはどんな形でもっても生き延びるということ。


君がいなくなったら、心から悲しむ人が世界に必ず一人はいる。
誰にだっているんだ。
と、昔の流行作家が言ってた。



雨降って、そして
夜が明けた後の砂漠の色。













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11.03.

「ドミニカ共和国 ペペ農園」本年も
カリブ海沿岸の香味と申しますか、
独特の舌触りをもった珈琲でしたが、
全て完売致しました。


ありがとうございました。








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