原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

お知らせ

HP にてお知らせ致しておりましたが、
身内に不幸があり、諸々の事情により
暫くの間、お休みさせて頂きます。


10月29日
日々のこと - trackbacks(0)
10.23.

終日、雨。






そして、不覚にもダウン。

生涯あまり経験ないほどの痛みと熱。

波あるが、回復しそうな頃を見計らって焙煎を続ける。

排気よく、火力で少し攻め抜いた感。

週末まで迷惑かけそう。







日々のこと - trackbacks(0)
10.19.


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


休日の公園では、色んな人達が思い思いの形で、草原の中に吸い込まれていて、泣けてきた。

何年も、こんな感じ、忘れていたなぁ。






秋の休日は、行楽日和につき、イベントも満載。お声がけ頂いた方々には、全力で、「いい珈琲」を作り出していこうと決意新たに。


KUSA. 喫茶では、「パナマ コトワ ダンカン農園 カトゥーラ種」「ドミニカ共和国 ペペ農園 」の販売も開始しました。

どちらも調和がとれている上、カリブ海沿岸系の個性を静かに醸し出す「いい珈琲」だと思います。

秋の緩やかな午後にでも、是非、どうぞ。




日々のこと - trackbacks(0)
10.13.



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


凄まじい。

地点 『光のない。』 再演。





今年はまだ京都で残っている。
目撃しておいた方がいい。

東日本大震災、フクシマの巨大なトラウマを、鎮魂歌のように難解かつ祈りにも似たテキストに落とし込んだオーストリアのエルフリーデ・イェリネクに対し、日本のカンパニーが凄まじい圧で以って返答した意義は、我々日本人にとって凄まじく大きいのだから。


「日本人は、本当に演劇を見たことがあるのか?プロセニアムの劇場で、歌でもなく踊りでもなく『まともに』演劇を見たことがあるのか?」

そんな投げかけから三浦基氏は、高度に難解なノーベル賞作家の一語一語を微妙に解体し、圧倒的な圧力と静寂さで舞台上に言葉をプレスしていく。

そこにはもう物語などない。

あるのは、今や甘ったるいポップソングのように成り下がったヒップホップよりも挑発的なライムであり、オシャレなだけのパンクスよりも狂気に満ちた叫び、形式だけの賛美歌より研ぎ澄まされた静なる祈り、のような台詞たち。


「神の下においては、
自然にも罪がある。
私はそれを否定できない。」


凄まじく、私達は生き残っている。
生き残った私達は、死者達から歌を借りた。私達の生が終わるまでの束の間。


そして脆弱な私は、ささやかな持ち場でしか、歌を支えられない。
だから私は珈琲で楽譜を創る。

あなたは?








ART ? and SHOP? - trackbacks(0)
10.08.




KUSA.喫茶の営業日程

10/15(水)まで夏期休暇になります。

何卒、どうぞ宜しくお願い致します。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


先月観た毛色の全く異なる二本のドキュメンタリー。


「a film about coffee」

「リヴァイアサン」






前者は、ブランドン・ローパー監督による農園から焙煎人、ロースター、そしてカフェ、バリスタへと繋がる珈琲豆の最前線のレポート。

ホンジュラスでのパーチメント前のチェリーの段階の瑞々しさ、ぬめった光沢が妙に艶やかで、「コーヒーに携わる者はセクシーでなくてはならない」という田中氏の言葉とともに、ああ珈琲は自然界の産み出したある種の麻薬であり魔物だと感じた次第。

ま、実際にそうなんだけど。


後者は、ヴェレナ・パラヴェル+ルーシャン・キャスティーヌ=テイラー監督の、セリフ、音楽一切無しのドキュメンタリー映画の極北。
漁船の網、リール、古いディーゼルエンジン、波音などなどがエフェクトされたかのように浴びせられ、この世の底辺を生き抜く者たちのどす黒いノイズを淡々と感じさせてくれる稀に見るドキュメント。


秋、
深し。








ART ? and SHOP? - trackbacks(0)
KUSA.s coffee beans→kanapan?






お世話になっている習志野の「gallery space 林檎の木」さんにて本日、10/4(土)〜10/8(水)まで『緑とガラスと古道具」展が開かれています。
期間中はカフェもオープンされていて、
「5156ランチ」さんのランチとともに、「tipi COFFEE&SWEETS」さんがドリンクをサーブして下さってるのですが、明日の日曜日のみ臨時で、かの「カナパン」さんが我がKUSA.珈琲をドリップして下さるんだって。


カナパンさんと言えば、「玄米酵母でつくるカナパンの本」という名著も出されていて、台湾でも発売されているようで。


珈琲も、先週SCAJに久しぶりに一日のみ足を運んだのですが、今後は如何に日本のロースターがグローバルに展開していくか、ということも大きなポイントになってくるはず。

現在、日本の珈琲ロースター、珈琲専門店は世界のトップに位置しているといっても良いと思ってますが、実際にどう展開していくか。


そういう意味でも、敬愛するカナパンさんの立ち位置はいい按配だと言えるのです。


是非、機会があれば、林檎の木へ足を運んでみて下さい!





KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
10.03.







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



幾つかの打ち合わせ。


見舞い。


焙煎機数箇所点検、補修。


読書。


オオヤさんと少し焙煎の話。




保井智貴「佇む空気/silence」展。
予想外に胸を衝く。
宇宙にただ一人、ベリークールに孤独的で。







ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私達のささやかな生活の断片、殆ど多くの世界に存在しているだろう日常の断片。

例えば、四畳半ほどの部屋にふいに差し込む夕方の光。
縄跳びだか蹴鞠だかの遊具が投げ出された路地。
甘いビスケットのかけら。
野犬や野良猫がゆっくりと横切る未舗装道路。
愚かな酔っ払いたちの喧嘩。


そういうささやかなものそのものは、ある一瞬、何かの拍子にあっという間に消え去ってしまうことがあるだろう。
消滅してしまうのだ。

でも、その記憶だけは、脳裏にこびりついていて、案外死ぬまで私達を離そうとしない。


大丈夫。

解放されたし。











ART ? and SHOP? - trackbacks(0)
| 1/1 |