原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

取り扱い中の珈琲ミル.


KUSA.喫茶は、GW中は通常営業です。
木・金定休。毎週水曜日は、ファクトリーデー。
珈琲豆とケーキの販売のみ。喫茶はない日です。







珈琲教室なんかでよくお話しするのが、珈琲ライフにおいて、
料理の包丁に位置するのが「ミル」「グラインダー」です、
ということです。

珈琲ミルには、電動式と手動式の二つがあり、それぞれ
長所短所がありますが、今回は手動式のミルについて。

まず、手動式のミルは電源が不要なのが最大の利点。日々、
ゴリゴリと手挽きしながら立ち昇る香りを嗅ぐのは至福の
ひと時ですし、停電時にも活用でき、場合によっては
リュックに詰めて屋外で楽しんだりもできます。

電動と違い、低速度で挽いていくので、珈琲豆に摩擦熱が
帯びないのも珈琲通には支持されるところ。

逆に短所は、やはり電動と比べ、少々手間がかかるので、
電動のように一杯分10秒で挽く感覚で購入すると不便に
感じられる人もいるかもしれません。




現在、KUSA.喫茶で取り扱かっている手動ミルは二つです。



一つは、JAPAN POREX社のシルバーミル。



¥2,940

スタイリッシュでごくシンプルな構造、刃はセラミック刃。
水洗いでき、場所を取らず、携帯も出来るので、弊店では
年間通じて販売しております。

私達もプライベートでも使用している、手軽な入門機として、
おすすめしている商品です。

参考までに、最近、友人が足を運んでくれたロンドンの
サードウエーブコーヒーの先端店の一つ「workshop」にも
この日本製ミルが棚に並んでおりました。








もう一つは、フランスはプジョー社の生産終了品が
若干数入荷しております。



「Costa-Rica」
¥9,936



ブナ材の白木の重厚なボディにゴールドメッキ。

手動ミルの最高峰です。

アンティークミルを不定期で仕入れており、アンティークの
風合いも個人的に大好きですが、こちらは新品です。


格安での店頭販売ですので、ご興味ある方は是非お早めに
店頭にてチェックして下さいね。



日々のこと - trackbacks(0)
04.27.

国内のワイナリーが手がけたという珍しい日本酒。
その利き酒の会合に、先週は身内的に参加させて頂きました。


仕事柄、独自のカッピングフォームで毎朝毎朝、何十杯もの珈琲の
カッピングを繰り返している訳ですが、アルコールに弱い私には
利き酒は厄介でした。
数杯味わってるだけで、舌よりも先に脳が麻痺してしまって。

10杯目はもう何が何だか、旨いなぁというだけ。

参加メンバーは、皆さん、各分野のその道の第一人者みたいな
方ばかりだったので、それぞれの酒の感じ方をディスカッション
したかったですが、さすがは旨い酒だったもので、私だけでなく
各人いい塩梅にアルコールに呑まれているようでしたが苦笑。

兎にも角にも、和やかで、ワンダフルな夜だった訳です。





因みに、このボトルも日本酒。
リースリング的な日本酒という謳い文句ですが、改めて口にしてもついぐびぐびいっちゃいます。

感謝です。











ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


桜の森の満開も数週間過ぎた頃、
私達は連鎖する。
喜びの感情が新たな喜びを産み、
優しさは新たな慈愛を産む。


黄昏時の戦地に就く前に、少なくとも我々は、
最良の精神をキープしておこうではないか。



日々のこと - trackbacks(0)
04.23.






午前4時だ。
この発展した港町の、朝靄と細い霧雨に覆われた
光の渦を見下ろしながら、思うことは何だ?


平穏さ、朧げな美、銃声の聞こえない幸福。


どれも嘘っぱち。


声を失ってしまった港湾都市に思うことはただ一つ。

「ライターに点火する束の間」の恐怖と闘う為の、儚げ過ぎる覚悟。

ただ、それだけだ。





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KUSA.'s coffee beans→Akane Ootuki.





アーティストの大槻あかねさん、待望の展覧会『透き澄ます』
横浜の「Charan Paulin」さんにて開催中です。



会期中、作家さん自らがインスタレーションの一環として
珈琲やお菓子を振る舞う「空気カフェ」も予約制にて行われます。


例えば、透明度の先にある砂漠。
その上空、ぼんやりとしつつ靄がかった大気の上に
しっかり痕跡を残していくような明確な意思の見える
大槻あかね作品群。
私は、必死になって、それらをイメージした珈琲豆2種を
捻り出し、提供しております。


インスタレーションとしてのカフェの中で、
インスタレーションとしての振る舞いを以って、
インスタレーションとしての珈琲がどんな風に浮き立ってくるのか、
想像するだけでそれは焙煎職人としても心躍る程、
ワクワクするものなのです。


是非是非、お見逃しなく。









KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
04.08




桜舞う、午後。

盛りも過ぎ。




今日は、友達の一歳の赤ちゃんを抱きしめてみたよ。

赤ちゃんは抱っこされたまま肩にほっこり顔をうずめ、昼の光の中、
ウトウトウトウトと気持ち良さそうにしているものだから
「今日は、ここにお泊まりしていく?」と囁いてみた。


まだ指も数cmに満たないような乳飲み児なのに、そう聞くと
ハッと目を開き、SOSを出すように
その指をお母さんの方に
差し出すものだから。

分かるだろうか。


そういうのって、桜みたいに儚げ。
そして、時に、霞んだ先に見える霊峰のように神々しくもあって。


。。。










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04.05.

本日は、不手際で開店時間がずれ込み、大変申し訳ございませんでした。

明日も、更なる、種類の珈琲豆を焼き上げていきます。

どうぞ宜しくお願い致します。











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数分置きに降りしきる雨。

泣きじゃくった後の子供のかすれ声。

金木犀の萎れる音。

忘れ去ってゆく、人たち。

大森靖子の挑発的な歌詞。
そしてその合間に挟まれる、ブラウン管時代の様なギターコード。

涙出そう。
全てに。






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KUSA.'s coffee beans→iijima coffee.

かの、黒磯、1988 CAFESHOZOさんに永らく従事されたご夫婦が
独立を果たされた本格派コーヒーショップが千葉市花見川区にて
明日4/2(水)よりいよいよ始動!






「iijima coffee」さん。



あらゆる席に美しき瞬間が訪れるように配置された
静かな店内にて、是非、手に塩をかけられた食と珈琲を
ご堪能下さいませ。


珈琲は、札幌の斉藤珈琲さんと共に、KUSA.喫茶が
最もフレッシュなものをお届け致します。







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