原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

価格に関して.

消費税UPに関して、若干の価格改定のお知らせです。


日本経済は未だ、潜在的に衰退期、低迷状態の只中にあり、
一過性の表面的、ミクロ的な景気指数の上向きだけを捉えた
中での増税には個人的に大きな疑義を抱いております。


しかし、既に国家の決定事項な為、個人零細店店主としては
大変心苦しいのですが、一部、価格を改定させて頂きます。




店内メニューに関しては、ウインナー珈琲、アイスチョコレート、
ラムミルクティー以外の商品は全て価格据え置きです。
増税分は店舗負担という事で、実質、値下げです。


珈琲豆の販売に関しては、数年来の原料価格の高止まりに
加え、今回の消費税増税、運送料の高騰などにより、
内税表示にて増税分を含ませて頂く形になります。

小さな喫茶店&珈琲豆販売所という位置付けを肝に銘じながら
ギリギリまで豆の小売り価格を抑えこんできましたが、
何卒ご了承下さいませ。


また、銘柄、産地により、原料価格幅がございますので
均一料金でなく、種類により細かな価格表示に変更させて
頂きました。



是非、お肉屋さんでお肉を選ぶような形で、KUSA.の
珈琲豆もあれこれ相談しながら、選んでみて下さいね。



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03.29.




朝一番のまだ手付かずの商店街って、いいと思う。
外箒の掃く音。シャッターの開く音。
さして何がある
訳でもない、ありふれた郊外の商店の
連なりであっても。


地域の活性化には、普通の商店街が
普通に動いて、
普通に佇んでいる事が一番の前提になるんだと思う。


そこでは、物とお金のやり取りだけでなく、「また
この人と少しだけ親密になれた気がする」、そんな
気配がゆらゆらしているはずだ。



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03.25.






身近にあればある程、実感としての畏れが湧く。
言わずもがななものの、自然は、圧倒的に脅威だという事実に。


しかし、そうであってもなお、春のまだ手付かずの砂浜の先に広がる水色の海岸線。


散らつき始める雪を見上げ、ただただ真っ白な空気の中を身体が上昇してゆく瞬間。


人の気配の全くしない真緑の山脈に、あらゆる動物たちと共に飲み込まれていくような錯覚。


それらは、この地球上にあって、息を飲む程、美しいものでもある。


私達は祝福し、祈るだろう。
一杯のワイン、又は珈琲とともに。









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KUSA.'s coffee beans→kibicafe.







3/29(土)、西荻窪の秘密スペース「+cafe」さんにて、一日kibicafeオープン。


KUSA.の珈琲愉しんで下さい。

Pomme de terre さんのベーグルと共に。




KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
改めて3月の営業日程.

KUSA.喫茶の3月の営業日程

3/23(日)は、店舗は臨時休業致します。

どうぞ宜しくお願い致します。












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地球が真っ赤に染まりそうな、予感の、直前。


息が止まり、肩の荷がふっと下りる瞬間に見舞われ。


旧市街へ、行け。



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03.16.

ふぅーっと、三月の春の風、吸う。

日中は、もう生温い、房総は。


珈琲も美味いし、好きな人もいっぱい。

とは言え、所詮、独りぽっちなのはお互い様。

行きも帰りも、独りで踏み出すしか仕方ない。


ウッディ・アレンの「僕のニューヨークライフ」を銀幕で観て以来、久しぶりに観たら、やはり傑作だと再確認。

時前後して、ウッディは呟いていた、
「ブニュエルはいないし、黒澤もフェリーニもデ・シーカもいない。 映画を撮って彼らに認められたい、彼らの仲間入りをしたいと思える時代がかつてあったんだ。 夢のようだよ。」


コンビニで買ったカッププリン、ベンチで平らげ、
しけた新聞読んで、もう十分じゃないか。


「火薬も燐も大きな紙幣もほしくない」
by K.M.



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03.15.

先週は、「パリのコーヒーの会」で勉強会。
at グラウベルさんにて






珈琲のサードウエーブ、フォースウエーブの波が、
アメリカ西海岸やオーストラリア・メルボルン、
ロンドンに少し遅れを取ってフランスのパリにも
独自の進化を遂げて定着しつつあるようですので、
最先端の情報をお持ちのクラウベルさんでじっくり
堪能してきました。



右がcoutumeのコスタリカ・ナチュラル精製。
ハイロースト過ぎ位の感じか。

パワフルでフレッシュな果実感。


とっても刺激を受けちゃって、KUSA.喫茶も、
明日はコスタリカ・ラカメリアス農園、こちらは
ウオッシュト精製になりますが、がっつり焼き上げてます!



HPにて告知しておりましたが、3/16(日)3/17(月)は、パンはお休みですが、フレッシュな
珈琲とケーキ、イングリッシュマフィンで、早春のひと時を
是非ごゆっくりお過ごし下さいませ。


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03.11.




家の前に積み上げられた大きな切り株は、あっという間に
息子の秘密基地、ジャンプ台と化す。


私達二人は何となく黙って眺めているだけだ。
大きく息を吸って。
微かに届く波音を漠然と聞きながら。


ああ、生き延びてるんだ、少なくともこの瞬間までは。
この文字をを打ってる私、この文字を読んでくれてる
誰かさん、目の前で何度も何度も切り株によじ登っては
ハイジャンプをかます我が子。


親に「お前は大きくなったら何になるの?」と聞かれて、
「タネ屋さんになる!色んな種を売る店がいい」とか
「それがダメだったらドッジボールを教える人になる、
うまくボールをよける方法を教えてあげる教室!」とか
無邪気に答えた事を、この小学一年生は、あと二十年も
したら果たして記憶に留めているのだろうか。


憶えていなくてもいい、あと二十年後、恐らくこの子は
どこかで何かの職に就いているだろう。そして、目の前の
試練に右往左往したり、迷い戸惑い逃避し、ボロボロに
なった挙げ句、ふと朝の交差点で呆然と立ちつくしたり、
きっとしているだろう。


そんな時、脳細胞の奥の奥の方に眠る引き出しから
蘇らせてみるといい。
少年時代だけにしか起こり得ない、親から見守られ、
まだ何の穢れもなく、燦々と陽を浴びながら空を
切っていた時の無色透明なカタルシス感を。


そうしたら、もう一度、跪いた腰を上げ、すっくと
立ち上がることが出来るかもしれない。


そして、自分の職、自分の存在を、自分の為にでなく、
例えごく僅かであったとしても自分以外の誰かの為にこそ
役立てたいと初めて理解できるはずだ。


ああそれで、あの困難な時代にあって、精一杯、子供を
育ててみた自分達の甲斐というものも少しはあったのだと
年老いた私達はそう言い聞かせる事も
出来るに違いない。







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03.09.

朝晩はまだまだぶるぶる足元冷え込むものの、
外にはもう梅の花。





ああまた春が来たんだなって思う。

窓から吹き込む春の気配の何が好きかって、それはもう
真っさらな「兆候」が充満してるから。

ぎこちない恋が始まりそうな予感だったり、まだインクの
匂い残す真新しい教科書の文字とか、
知らない顔ばかりの
クラスメイト、初めて足を踏み入れる
がらんとした
アパートの部屋、産まれたての赤ちゃんを乗せて
ゆっくりとベビーカーを押す女の人の姿や。





ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


でもまぁ、そういうのって、スーパー80'sの感傷じゃん、
とも思う。

ホットロードが2014年になった今、実写化だって。

笑っちゃう。
いい意味でも。

ホットロードにまんまと感化され、レヴィン買って
改造するぞ!なんて記憶、まさに黒歴史だし。




そんな時代の吟遊詩人の一節。

『空虚なる内側の秘密をして
自らを激情せしめる飛躍的な新しい笑顔で
予想されるすべての悲しみに耐えよ』


これもまたスーパー80'sだけど、空虚なる内側の秘密なぞ、
'10年代にまで引きずってる自分がいる。

汚らわしい事、裏切ったこと、浅はかな考え、冷淡さ、
もういっそこの地球なんて滅びちゃえばいいのに、とか。

それもまた、潜在意識下の黒心理。


そっと蓋をして、明日はまた、ちゃんとした
飛躍的な新しい笑顔で。









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KUSA.'s coffee beans→ひばり屋

またまた期間限定で、沖縄は那覇の、路地の路地の裏の方にある「珈琲屋台ひばり屋」さんの珈琲豆を担当しております。

浅煎りから深煎りまで、全て表情が明確、同じ焙煎人が担当していても、全く違う珈琲が出来上がるんだなぁと感じて頂ければ幸いです。
オーナーさんが、それぞれの豆にあった特別なハンドドリップで、抽出してくれるそうですよ!







亜熱帯地方で栽培された珈琲の生豆が、房総の小さな焙煎所に届き、またそれをモンスーンの届く沖縄本島までお届け。

奇跡と神秘。


安らぎタイムを是非お過ごし下さい。



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