本年のエチオピア、ケニア、アフリカ産の
二大スペシャリティー珈琲、大変良い収穫具合だと
個人的には思ってます。
「エチオピア イルガチェフェ地区 コンガステーションのナチュラル精製」の2012-2013クロップも入荷しました。
ダークレーズンと果実、花の蜂蜜の様な甘さの入り混じった個性的な
マイルド珈琲に仕上げてあります。
衝撃的と言っても良いナチュラル精製の香味ではないでしょうか。
KUSA.で年間通じて販売していて、固定ファンも多い、
イルガチェフェのウォッシュト精製のものとは、
香味も質感もガラッと変わりますので、フルーティー
珈琲ファンの方は、是非ご賞味下さい。
どちらのエチオピアもフレッシュです。
オーダーは、お気軽に
KUSA.喫茶の公式オーダーフォームよりどうぞ。
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息子が一歳半になるまで、私達夫婦は、交互に
背負いながら、喫茶営業を続けてきました。
水をサーブしたり、メニューを出したり、珈琲を
ドリップしたりしながら。
中には、逆に抱っこしてくれたり、励まして下さる
お客様もいたし、また失笑を買ったりすることもありました。
そのせいで、私達の身体もかなり傷みましたが、確かに、
少し薄暗い、音楽もかかっていない様な静かな珈琲店に
入ったのに、マスターが赤子を背負い
ながら水を
運んで来たら、お客さんによっては何をか言わんや
という気持ちにもなったかもしれません。
ごめんなさい。
でも、その時は、預けられる人もいなかったし、
保育園の空きも無いと言われ、もう人目を気にしている
余裕もありませんでした。
そして、今、その息子も、自分の肩より広い
ランドセルを背負って、ぶかぶかの通学帽に顔を
うずめ、毎朝、とぼとぼ一人で道を歩いていきます。
すっかり生意気な口を聞くようになった、しかし
まだまだいたいけなその小さな姿が、通学路の先へ
どんどんどんどん遠ざかっていく光景を見ていると、
何故か、どうしてか、私は喜びよりも胸がぐっと
迫ってくる切ない気持ちに支配されてしまうのです。
どうでもいいことを綴ってしまいました。
どうか神様、
世界中の罪のない子供達に、喜びと安らぎと
そして微かな光をお与え下さい。
雲一つない秋空の下、ほんの数秒にしろ、私はそう強く
祈っています。