原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

10.29.





雨の中の残業。
沢山の出荷と運搬。



そんな夜に、「TAMAGOYA」さん
カフェ懐石が自宅で食べられるのは
至福の幸せ。





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10.27.

台風一過の秋晴れの下、薄暗い店内で沢山のお客さん
達の姿をゆらゆら見ている。

産まれたての赤ちゃんを見つめる若い夫婦、珈琲好きの
うら若き女の人、ヒソヒソ話のカップルや読書に没頭する
文学青年やら。

秋風のような爽やかなサウンドを生み出すミュージシャンの
後ろ姿からはシンボルツリーのセンダンの木が薄陽に
照らされている。






秋。


全ての暴力、
全ての虐待、
全ての弾劾、
全ての下劣さ、
全てのニヒリズムは、
この、平坦で表層的で薄っぺらくも
愛おしい平和という時間の名の下に
ひれ伏すがよい。

その為にこそ、一杯の珈琲も存在しているのだから。



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10.19.

本年のエチオピア、ケニア、アフリカ産の
二大スペシャリティー珈琲、大変良い収穫具合だと
個人的には思ってます。





「エチオピア イルガチェフェ地区 コンガステーションのナチュラル精製」の2012-2013クロップも入荷しました。

ダークレーズンと果実、花の蜂蜜の様な甘さの入り混じった個性的な
マイルド珈琲に仕上げてあります。
衝撃的と言っても良いナチュラル精製の香味ではないでしょうか。




KUSA.で年間通じて販売していて、固定ファンも多い、
イルガチェフェのウォッシュト精製のものとは、
香味も質感もガラッと変わりますので、フルーティー
珈琲ファンの方は、是非ご賞味下さい。

どちらのエチオピアもフレッシュです。


オーダーは、お気軽にKUSA.喫茶の公式オーダーフォームよりどうぞ。













ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


息子が一歳半になるまで、私達夫婦は、交互に
背負いながら、喫茶営業を続けてきました。
水をサーブしたり、メニューを出したり、珈琲を
ドリップしたりしながら。

中には、逆に抱っこしてくれたり、励まして下さる
お客様もいたし、また失笑を買ったりすることもありました。
そのせいで、私達の身体もかなり傷みましたが、確かに、
少し薄暗い、音楽もかかっていない様な静かな珈琲店に
入ったのに、マスターが赤子を背負い
ながら水を
運んで来たら、お客さんによっては何をか言わんや
という気持ちにもなったかもしれません。
ごめんなさい。

でも、その時は、預けられる人もいなかったし、
保育園の空きも無いと言われ、もう人目を気にしている
余裕もありませんでした。


そして、今、その息子も、自分の肩より広い
ランドセルを背負って、ぶかぶかの通学帽に顔を
うずめ、毎朝、とぼとぼ一人で道を歩いていきます。

すっかり生意気な口を聞くようになった、しかし
まだまだいたいけなその小さな姿が、通学路の先へ
どんどんどんどん遠ざかっていく光景を見ていると、
何故か、どうしてか、私は喜びよりも胸がぐっと
迫ってくる切ない気持ちに支配されてしまうのです。


どうでもいいことを綴ってしまいました。







どうか神様、
世界中の罪のない子供達に、喜びと安らぎと
そして微かな光をお与え下さい。


雲一つない秋空の下、ほんの数秒にしろ、私はそう強く
祈っています。









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KUSA.'s coffee beans→cafe fuschia at 山のおんぶ




結局、ここでは、沢山の雨が降り、水が溢れ、木がなぎ
倒され、トタン塀が飛ばされた。


でも、ローストは朝からずっと続けた。
私達は町のお豆腐屋さんのような仕事なのだから。







ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

今週、10/20(日)、さんぶの「山のおんぶ」に
「cafe fuschiaさん」も出店です!
素晴らしいデザートと厳選されたティー、そして
KUSA.喫茶とのコラボ「エピス・ノワール」珈琲、
自然の中で大いに楽しんで下さいね。






ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


夜23時。
房総の大地もすっかり鎮まり、
窓から鈴虫の音だけが聞こえる。



神よ、迷う民に、祝福あれ。




KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
10.15.

雨、ふってる。

ザアザア、音のする屋根の下で、特に好きな訳でもないの
だが、稲垣足穂の本をパラパラめくってる。

そして、少しだけ、淀んだ様な気持ちになる。
そこには、痛みのない異端のイマジネーションが
ぎっしりと書き込まれているからなのだと思う。

雨音と湿り気とこもった空気のせいでもあるかも
しれないが。









ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


台風は、関東にも直撃しそうです。

KUSA.喫茶は、明日も朝からびっしりロースト予定
です。

毎週水曜日は、珈琲豆とデザートの販売デーで
喫茶はございませんが、もしお立ち寄りのご予定の
ある方はくれぐれもお気をつけて。



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KUSA.'s coffee beans→fripon-friponne

「暮らしを灯す」展。
明後日、10/15(火)〜10/19(土)まで。
船橋市の『fripon-friponne』さんにて
開催です。
人気のイベントで、昨年に引き続き、KUSA.喫茶からは
珈琲豆3種、イングリッシュマフィンを提供させて
頂きます。
芦屋市のカリスマ的雑貨店「ben:chi」さんと、
「88/90 Products」さんのコラボレーションですよ!



さて、私達も、連休営業の狭間、バタバタと
追われております。




これから、イベント用の珈琲豆をどんどんローストしては
詰めてゆくという作業が夜中まで続きます。

是非、フレッシュな珈琲豆3種、お楽しみ下さいね。







KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
10.12.

外房で新しくカフェを開業するオーナー夫妻の為に、
珈琲レクチャー。





みっちりやります。

夕闇との狭間に、
言葉少なめに、
イメージ膨らます。



これからカフェを開くにあたっては、何かに
特化しているのは大前提になり、その上で、珈琲に
関する知識、テクニックは珈琲専門店なみに追求
していくことが求められていくと思います。

共に、素晴らしいお店を築き上げていきたいものです。





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10.09.

全国の同業プロの方々とのカッピングセッション。





スマトラ島のリントン地域、ケニアのMt.Kenya周辺、
グアテマラのアンティグア地域のそれぞれ、土壌、
標高、品種の違う8カップずつを次々にカッピング、
品評していくセッション。

様々な発見があるが、トッププロらは、その土地の
キャラクター性が明確であることと同時に、そこに
微かなエキゾチックさ、個性的な未体験の香味が
加わった珈琲に高評価を与えている。

実に興味深い。


私は、KUSA.の釜で仕上げた珈琲豆を、勝手に
「boutique coffee」と名付けているのだが、中煎りの
ものも深煎りのものも、特にアフターテイストに
僅かなエキゾチックフレーバーを残すように
ロースト調整しているので、飲み慣れた人は、是非
その点も意識して、ご賞味してみて下さい。




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10.07.

明日10/8(火)、プロのカッピングセッション参加の為、
珈琲豆とデザートの販売のみとさせて頂きます。


ローストは、8種類程予定しておりますので、世界各地の
珈琲豆の世界を是非楽しんで下さい!







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自営業なんて、暇だったりしたもんなら限りなく
無収入に近づいていく訳だが、でも、忙しければ忙しいで
今度は寝る間もない程。

嬉しい悲鳴だと言い聞かせもするが、
そうやって
若くはなくなった体を壊してしまう同業仲間もいるのが
とても切ないところだ。


そういう訳でって訳じゃないけど、見逃してしまったよ、
難民映画祭。
今年の難民映画祭、下半期一番位に楽しみにしてたのにな。

何と言っても、ボリス・パヴァル・コネンの「脱出」、
マルグレット・オリンの「俺たちには、家がない」、
どれも日本未公開だったのに。








さて、今、世紀末のような世紀始め、
世界の地の果ての
ような地点で、私達、脱獄あるのみ。




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10.06.

リンゴの季節です。

スペシャリティー珈琲を楽しむには、
そのフレーバーと
酸の質をしっかり捉える事が出来るととても幅が
広がるのですが、果物を楽しむ事と似てます。





例えば、この「サンサ」「秋映え」「紅玉」、
全部美味しいのですが、これらをカットして、
ブラインドで味わってみると、それぞれのリンゴのもつ
特性が明確にわかり生産者の味作りがさらに舌に染みます。


私達は、センシティブトレーニングをかねて、よく
季節毎のフルーツをそうやって楽しんだりしてますが、
それもまた面白いものですよ。






今週10/8(火)、プロのカッピングセッション参加の為、
珈琲豆とデザートの販売のみとさせて頂きます。


ローストは、8種類程予定しておりますので、世界各地の
珈琲豆の世界を是非楽しんで下さい!




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