原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

09.24.

KUSA.喫茶

定休日 木・金曜
営業時間 12時〜17時

尚、毎週水曜日は、珈琲豆とデザートの販売デーと
なります。
終日、ロースト態勢の為、喫茶はございません。


重ねて、どうぞ宜しくお願い致します。









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珈琲生豆の学会、出席。





途中、標高2300mのエチオピア・アディスアベバから来日中のトップエクスポーター、BireさんとTeddyさんの講演。


エチオピアのイルガチェフェ地域のハイエンドの
豆は、「花」「レモン」「紅茶」のような複雑な
酸が絡み合う珈琲。
そして、それが珈琲の原生種の一つでもある訳で。
特に、エチオピアでは、今、ECXという政府設立の
取引所を経由せねばならず(そこで各農園の豆は混在する)
農園指定からの輸出は非常に困難。
そういう中で、今、
KUSA.が仕入れているような、イルガチェフェ地域の
conga stationというピンポイントの所から混じり気なしの
イルガチェフェフレーバーをもつ豆は、アメリカの
サードウエーブ、オーストラリア、北欧のロースターにも
中々回らないものだ。

両エクスポーターの方に敬意を払いながら、この幸運を
胸にローストする。

私は、この豆の香味を表現するには、排気コントロールが90%の比重を占めると思うので、そこに細心の注意を払いつつ。






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通販のオーダーは、休みの関係上、
10/5(土)より順次、発送させて頂きます。
「オーダーフォームより」、どうぞ宜しくお願い致します。



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09.23.

事情により、明日9/24(火)は珈琲豆とケーキの
販売デーとさせて頂きます。

喫茶はございません。


また、KUSA.喫茶は、来週9/28(土)から10/2(水)まで
お休みを頂きます。


重ねて、どうぞ宜しくお願い致します。







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雨が降ってる。

屋根に雨が落ちる音がずっと鳴っていて、
音楽のボリュームを少しだけ上げる。



ローストとカッピング三昧の毎日。
世界のコーヒービジネス、珈琲の香味の追求は、
刻々と変化していて、本当に勉強と鍛錬をし続けて
いかないと殆どついていけないほど。



そして、今夜も大森靖子の盤。
サブカルなんてワード、もう全然好きでないけれど、
表現の中の微かな狂気さ、寧ろその狂気さだけに
小さき者は救われていたりもするのだ。

「私は歌をうたっている
どういうことかわかるだろ
ノスタルジーに中指たてて
ファンタジーをはじめただけさ

つまらん夜はもうやめた」






日々のこと - trackbacks(0)
KUSA.'s coffee beans→「FUSABUSA」


IMG_1181.jpg





大好きなたまちちプリン。

地産の卵とミルク以外、何も使ってないんじゃないか

というくらい潔い、だけど後を引く美味しさが素敵。



鴨川市の「里海食堂 FUSABUSA」さんのもの。





たっぷり魚介とたっぷりお野菜の、おしゃれなお料理と

シンプルなデザート、ワインと濃厚なエスプレッソ。



エスプレッソは、KUSA. がスモーキーにイタリアンローストした

お豆を使って頂いてます。





















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さてと。

漆黒の闇夜にて、一服。ローストスケジュール。

生活勘定。

そして、復刻「死刑宣告」。



『私は私の冷いピストルと冷酷な意思を愛する!』

萩原恭次郎。





明日は、朝から10種類程、珈琲ローストして

お待ちしております。









KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
09.21.
そして、アラーキー、『東京ブルース1977』。

写真.JPG



昭和の面影濃く残す東京から、挑まれているようだ。

鈴木いずみの息吹にも。


アングラであり、
プノンペンの横道それた路地のようであり。


『自分がどこにも属さない人間であると
 感じるときがある。この世界にたった
 ひとりで、夜の底にはだしで立っているような。』








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KUSA.喫茶は、
来週9/28(土)から10/2(水)までお休みを頂きます。

また、事情により、明後日9/23(月・祝)、9/24(火)は
珈琲豆とケーキの販売デーとさせて頂きます。

喫茶はございませんので、
重ねて、どうぞ宜しくお願い致します。
ART ? and SHOP? - trackbacks(0)
KUSA.'s coffeebeans→cafe fuchsia

しばらくお休みだった「cafe fuchsia」さんが、再始動。
今月から月に一度の週末、少しずつ営業予定のようです。

珈琲豆を扱って頂いている関係で、お休み中、何人もの
方から「fuchsiaさんはいつ営業再開するの?」と
私も尋ねられました。

お客さんから必要とされている店というのは、
こういう事なんだなとその度に思った次第です。

こちらのお店では、KUSA.喫茶の珈琲豆をかなり濃厚な
ドリップで召し上がれます。
こだわりの絶品紅茶と共に、是非ご賞味下さい。













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今、所用があって、一人、電車に揺られてます。
秋の始まりの光が綺麗です。


色んな悩みやストレスや困難を抱えてはいますが、
こういう生まれたてのようなユラユラを感じていると
この世に誠実でありたい、せめて、どこかの誰かの
為にほんの少しの力になってみたい、という気持ちが
じんわりと湧き上がってきます。

多分、多くの人もそんな気持ちをどこかに持っていると
想像します。
でも、日々汗を流し、その上で熟考し、深く切り詰めた
先の結論としでない「良心のような正義」は、
「実体生活に根差さない上っ面の情報を掻き集めた
だけの正義感」は、
その人の意に反するかのように時に人を傷つけます。
そして、往々にして、その傷つく人々というのは、
恵まれた人の方ではなく、一生懸命生きている
市井の人々の方です。


学び、考えよ、というのが、この、靄がかった日本に
住む者としての一つの責務であるに違いないでしょう。


午前10時10分の、秋。

















KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
09.15.





頂いた向日葵を、無造作に植えかえてみる。
誰も見てない、何でもないよというように、
ジャカルタで売られているハンドペイント花図鑑のような
目まぐるしいアルゴリズムで以て。



きれいで透き通った空と荒々しい海、
ゆったりした川と
ざっくばらんな小山。

案外、ここは良いところ。




珈琲豆。
「ケニア ンガンドゥステーション」
「グアテマラ サンタカタリーナ農園のブルボン種」
どちらも、この夏、入港したばかりの
ニュークロップ。

台風直撃予報なれど、ガンガンローストし続けます。

皆様も、くれぐれもご用心を。





日々のこと - trackbacks(0)
09.10.

大きな病や事故をして、何日かICUで死の淵を彷徨い、それから何週間かしてモルヒネの作用が解けていき、病院の正門ゲートを脱出する時、自分を囲む世界が一変して見える事を、私は少し知っている。







空気中にある粒子、
枝々に潜む細胞、
宇宙の時間軸の中の、今ある地点。



丁度、川上未映子なんかが書くように。

「なにもかもが美しかった。

僕は目をみひらき、渾身のちからをこ めて目をひらき、
そこに映るものはなにもかもが美しかった。」


どうか私達を救ってほしい。





日々のこと - trackbacks(0)
09.09.




寂しい時もあるよなぁ。

色々な言葉が伝わらなかったり、
すれ違ったり。
がっかりしたり。



でも、だ。

同んなじ水で淹れた珈琲飲んでたり、同んなじ場所で呼吸してたりする人たちが、
こんなに至近距離に存在してくれている。

何があろうと、そんな彼・彼女らは愛おしいに
決まってるって事実を胸に刻み込めって事だ。



日々のこと - trackbacks(0)
09.08.

コツコツと重ねた地道な努力が時に圧倒的な才能を
凌駕するということは、残念ながら実際にはまず
起こり得ない。

でも、二人の努力なら?
三人なら?

結果は変わり得る。

ここからは、一人の道。
孤独な道のり。







秋が来ましたね、もうそこまで。



日々のこと - trackbacks(0)
09.03.

もう何にもいらない、猛烈な残暑混じりの
でも初秋のひと気の途絶えた海辺。





この先、7、800m先にKUSA.はあり、
この少し荒々しい潮風に揉まれて、
KUSA.の珈琲豆は浄化していく。
詩的に言えばという事だが。









考えてみる。

私達は、ジャックデリダを参照し、クリプキやジジェクを、
ウィトゲンシュタインやドゥルーズを
経て、今一度、
あの少々過去めいた「構造と力」に何かを発見する。

「いたるところに非合法の連結線を張りめぐらせ、
整然たる外見の背後に知のジャングルを作り出すこと。
地下茎を絡み合わせ、リゾームを作り出すこと。」


言葉尻だけ捉えてはなるまい。
それは、取りも直さず、姿を隠しながら、商店を
開き続けるという事に繋がってくるのだ。









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