原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

01.29.

先日、お客様から頂いたわらび餅。

少なくとも私がかつて、食べたことのあるわらび餅の中では最高でした。

幾つでも入りそうなツルッとした食感、上品なきな粉との絡み具合。





千葉市若葉区の「菊園」さんのもの。

若葉区方面ではとても有名な和菓子屋さんのようですね。

「コロンビア オズワルド農園」の
清々しさと好相性でした!



お休みなさい。



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01.28.

いつの世も、どこの国でも、人の事に難癖付けてくる人はいる。

そして、もう友達ではないんだな、と再認識する。





そんな日だってある。...
そんな日は、音楽に逃げる。

「このアルバムを買おうと思う」と言ってたら、その種では日本有数の音源コレクターK君が持ってた。



Maja S.K. Ratkje & Lasse Marhaug
「music for gardening」
同じく「music for faking」

ノイズはノイズなんだけど、フィールド録音とエレクトロ、ノイズ音が混沌としていて、スピーカー&ヘッドホンで被せて聴いたら思いっきりスカッとしてきたよ。

打って変わって、同時に借りた
Charlie Paker
「NBC Studio 1945.12.29.」。

チャーリーパーカー、殆ど聴かないけど、最盛期の饒舌なパーカーのサックスに、誰か知らない優しげなビブラフォーンが絡んできて、今はなき横浜・野毛の名jazz喫茶「ちぐさ」が思い出されて、もうやられそうだよ。









PS.
そう言えば、8年間、一般のお客様の珈琲豆、パン、ケーキの通販は、比較的安定基調でいるんだけど、昨年末からオーダーが倍増してる。
商売人にとっては、嬉しい悲鳴だけど、ちょっと不思議。
誰かそのジャンルの著名な方でも紹介してくれてるのかしら?
知ってる人いたら、教えてね。










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01.27.

晴天なのに、冷えるなぁ。

寒椿は、真っ赤に咲き誇ってるのに、
北風だって吹いてはいないのに、
それでも今日はとっても冷えていたよ。







人の心は、温かくもあり、そしてまた冷たくもあり。

まあ、所詮、私達、動物だから仕方ないね。





びゅーんと、ひと気のない夜の遊園地で、フェリーニの映画の一コマみたいに、ライトアップされたメリーゴーランドに乗って、寒さも生活の猥雑さも暮れゆく時間も、全部忘れて、架空のジェットコースターでライズアップしたい。
行ってみたい。


ちょうど私と誰かが共にいて、
たまたま喪失感いっぱいでいて、
そこに二千円しか持ってなかったと
したら、そしてもし残された時間さえ
無かったら、そうやって過ごしてみたいんだ。




でも、大した意味はないのですが。










明日は、「グアテマラ サンタカタリーナ農園」(アンティグア地区でも最高峰、フルウオッシュト、ブルボン種)、
ハイロースト位の中煎り、フレンチローストの深煎りと、ロースト仕分けますので、同じ産地の豆でも、ローストの違いでこんなに味が変わってくるんだ、というのを飲み比べしてみるのと面白いですよ。























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KUSA's coffee beans →

明日1/27(日)にプレオープンする
「たまごや」さんに、夜、ローストしたての珈琲豆を納品。





エスプレッソベースの珈琲が中心で、
アレンジも絶品。

勿論、お魚料理と野菜料理も!

一般の方も、プレオープン歓迎のようですよ!

2/1(金)に本オープンです。




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同じく、2/1(金)〜「安房 暮らしの研究所 」さんの「マグカップと、コーヒーと、」展にて、房総のロースターの珈琲豆たちが集まるようです。

南房総の方々、是非、KUSA.のブティック珈琲も味わってみて下さいね!

2月1日(金)〜3月31日(日) 毎週、金〜日 12:00〜21:00



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昨夜は、23年振りの来日、Joe McPhee
(t.sax)と、Paal Nilssen-Love(dr)のソロ+ソロ+セッションのフリージャズライブ。
at candy。


満員の室内、2m先の演奏。


魔術的。祝祭的。祈り。呼吸。饗宴的。夜的。悪魔的。ブルース的。

全てが入り混じり、メルトダウン。


二人の音圧の先に、今、私の、私達の、いる地点を、きっちり確認する。











KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
ニカラグア、パナマ珈琲のお知らせ.

超高品質な中米珈琲シリーズ発売です。



「ニカラグア フローレンシア ナチュラル精製」
このレベルの中南米のナチュラル精製のものは大変稀少で、個人的には最近のナチュラルのものでは、最高なフレグランス、フレーバーです。
ナチュラル精製ならではのうっすら甘い味噌香で、
マイルドな段階にローストしてますが、個性的なので、珈琲通の人には特に、体験して貰いたい珈琲です。


もう一種は、「パナマ コトワ・ダンカン農園 中煎り」。
パナマでは、今や筆頭格のコトワ氏手がける、徹底的に環境に配慮した農園ものです。
こちらも、パナマ特有のベルガモット混じりの綺麗な酸味とコク、この農園でしか味わえない香味だと考えます。
おすすめ。


今週土曜日は、両銘柄焙煎しますので、飲み比べ、楽しんでみて下さい!








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ー ー

基本、KUSA.一族は、定休日は家族みんなで過ごすのがモットーなのだが、
月1、2度、夫婦どちらかが個人的な用事がある際は、
終日、6歳児と仕込みから昼ご飯、夜ご飯まで二人きりで過ごす事になる。


今月は、諸事情があって、私当番の日が多い。

先週は、「ダチョウの王国」なるものに二人デート。
勿論、仕込みの合間を抜けて出掛けるものだから、往復3時間で戻らずを得ないという強行軍。

空手を始めて強気な発言を繰り返していた彼だが、案の定私の背丈より高いダチョウを目の当たりにして、近寄る事すら出来ず。
「喰われたらどうする!」と腑抜けな発言連発。

それでは、山羊なら大丈夫という事で、山羊の檻へ入る。
これまた案の定、一瞬にして、息子の餌バケツに感づかれ、大群の山羊に囲まれ姿すら見えなくなる息子。
パニクった彼は、ヒィーと奇声を上げながら逃げ惑う。
それでも、追いかける山羊。
飢えた山羊はあっという間に追いつく。

山羊の群れに捕まる息子。
少しずつ体を浮き上げられる子供。
他に誰もいない田舎の簡易動物園でのその光景は、まるで「ナウシカ」のオウムの群れに襲われて行くナウシカのワンシーンを見ているようで、
あまりにシュールで、腹を抱えて笑い転げてしまった。

そして結局、最終的には、大人しい孔雀さんに落ち着く始末。




息子よ、強くなれ。
強くなければ、これからハングリーな時代に突入するこの世界では生き抜けないぞよ。



明日も私当番。
早朝から仕込み終わらせて、
昼ご飯作ってあげて、
こちらの用事で、荻窪のカフェまで
二人デートする予定。

ふぅー。





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01.21.

やった!
仕込みも事務仕事も早く終わった、
子供も早く寝た。





溜めてた音楽を、じっくりじっくり聴く。





「とうめいロボ」

か細くて、途切れ途切れで、切れてしまいそう。
冬の果て。
半島の果て。
時々、JOJO広重のギターがチラリ。

好き。大好き。








テリー・ライリーの曲をスペーシーにミニマルにロックしてる。
所々、落ちそう。
所々、発狂しそう。

全てがトーテムポールみたいに立ち尽くす。







アラスカの現代音楽家。

ピアノとビブラフォーンとベルと、
何かよく分からない楽器の音がする。
宗教的で魔術的で美的。

夜が、優しく凍ってく。









ベルリンのアンダーグラウンドテクノのコンピ。

最高、重厚、謎の幸福感。
ずっしり。
たまらない。














珈琲も各店それぞれ。
スコーンも各店それぞれ。

こんな日は、
こんな独り占めできる夜は、
3日前に食べた「cafe STAND」さんの、サックサクの、粉の味ほとばしるスコーンを思い出しました。







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01.20.

ブラジル豆祭り(自称)、よく売れました! 僅かな香味の違いを味比べするのも、珈琲中級者位になると、とっても面白いものですよ!





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ところで、子供も6歳にもなると、人間性がほぼ固まって来るので、良い所も悪い所も自分達の血を引いてるなぁといつも感じる。

犬食いする悪癖とか、10分おきにオモチャの遊ぶ種類を変える移り気なところ、ちょこまかちょこまか落ち着きない動き、人懐っこいところも。

自分も子供の頃から細い路地や藪が好きで、つい寄り道したり、分け入ったりして、何か落ちてないものかとワクワクしてたんだけど、息子も完全に遺伝。保育園の帰り道は必ず、細道見つけ、寄り道。錆びた乾電池とかボルトとか古いビー玉見つけたりすると、きっと神様が置いてくれていたんだ!と大喜びする始末。


これは余談だし、勝手な持論なんだけど、30代の頃、寄り道癖の結晶として考えたのが、大枚はたいて宝クジを買っても、数千万分の一枚の大当たり券を私が引き当てる予感など微塵もしない。
ならば、日々の散歩の途中にチラッと草薮を分け入ったり、不法投棄されてるガラクタの山をいじってたりしてみた方が、ずっと1000万円位落ちてる確率は高いぞ、と。

毎日の紙面の地方版を見てて、今もそう確信してる。

まあ、届け出なくちゃいかんけどね。




そんな訳で、子供は両親の血を争えないのだが、眠るとき、息子は必ず、ぬいぐるみの箱から、どれにしようか散々迷い、選んだ一つを大切にベッドまで持って行き、抱き締めながら眠りにつく。




奥方も、縫いぐるみには一切興味無かったらしいし、私は無論。

こればかりは、二人でいつも、苦笑しながら、この子だけのキャラクターなんだろうなぁと不思議に思いつつ見守ってる。





ああ、今日産まれたばかりの子、昨日産まれた子、一週間前に産まれた子供、願わくは世界中の赤ん坊みんなが、ぐっすりとお休みなさいできるように。
幸福感と安心感に包まれながら。











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ブラジル産珈琲のお知らせ.

ブラジル産珈琲は酸が少ないですが、
優れた産地のものには、チョコやナッツのフレーバーがあって、お菓子やケーキとの相性も素晴らしいので、
KUSA.では、積極的に新しい地域のものをローストし続けてます。



今時期は、二産地を基本、深煎りにてご提供。
交互にローストしていくのですが、
明日は両産地を飲み比べできます。




所謂、最優良地帯セラードから
「ブラジル マカウバ・デ・シーマ農園 深煎り」
ミナスジェライス州セハードエリア
標高1000m
ブルボン種(古来からの品種ですが、栽培が難しく稀少になってきてます)
リーファーコンテナ(低温での輸送です)
精製方法 エコウオッシュト

品種、環境に徹底的に配慮した栽培、輸送状態、入りたてほやほやの2012-2013クロップで間違いない銘柄でしょう。
チョコのようなフレーバーや後味、
濃厚目です。


「ブラジル コヘーゴ・セコ農園 深煎り」
バイア州シャパーダジアマンチーナ地区
標高1300m
カツアイ種
ドライコンテナ
精製方法 ナチュラル精製

こちらは、ナッツ的で柔らかく甘味が残っていきます。


日本米でも新潟と宮崎で違うように、
同じブラジル産の珈琲豆でも、
産地、品種、精製方法の違う、二品種、どうぞお好みの方を見つけて下さいね。


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KUSA's coffee beans → Tamagoya

KUSA. 喫茶から車で5分の位置、
「隠れ家の店」なんて言葉は今や使いたくないけど、でも本当に隠れ家。


修行を重ねてきた女性オーナーが、
地元で採れたお魚とお野菜を中心とした料理と濃厚なデザートを中心にしたカフェをオープン致します。




「お魚ごはんカフェ たまごや」さん。
千葉県 長生村 一松丁 2475-2
11:00〜18:00。
2月1日(金)オープン。
月・金 定休。
水曜日はケーキの販売のみ。




エスプレッソの調整を兼ねて、試食をさせて頂きました。
と言っても、友人として、ちょくちょく彼女の手料理は頂いていたので、味のレベルはお墨付きです。


イカわたのソースを添えられたイカ刺し。
かんぱちとレンコンのフライ
独創的な柴漬けのタルタルソースで。
初めて食した手作りがんもとお野菜の煮物。
濃厚な和風ミニグラタン。
お野菜たっぷりの、これまた味わったことのない粕汁。
おひつご飯。

大変満足のいくお品の数々。





エスプレッソも、オーナーさんのお好みに合わせ、かなり濃厚。
チョコのよう。
キャラメルラテの、ほんわり甘いキャラメルソースも自家製。




同じKUSA.の豆を使ったエスプレッソ
でも、微調整してるとは言え、
「apartment.m cafe」さん
「FUSABUSA」さん
「gallery TEN」さん、と
それぞれ濃厚さやアロマが違ってきます。

とても面白いので、是非飲み比べてみて下さい!


ドリップ珈琲は、各店のドリッパーの方の抽出方によって、またガラッと香味が変わってきます。

そちらも今後、ご紹介させて頂きますので、お楽しみに。






KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
01.14.

雪景色の中の珈琲屋ってのも悪くないでしょ。


こんな中、パラパラと珈琲豆やパンを買いに来て下さる方々がいるのは、とても嬉しいものです。







はち切れんばかりに吠える犬たち、
はしゃぐ子供ら、
夜の真っ白な中のコンビニのライト。

80年代みたいだよ。

深い意味はないけど。

「さみしさが琥珀となり
ひそやかに輝き出した」みたい。











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