原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

09.30.

閉店直後から、こちら外房地方にも
雨と風の足音が。。

急いで、建物の周りのトタンや看板、
雑具などを仕舞ったり、台風対策に
大わらわ。




そして、今、午後11時、いよいよ関東も嵐、突入寸前。

ゴゥーゴゥー外が唸る中、寝床はひっそり、子供だけ一人、常夜灯で影絵に夢中。

6歳の嵐の夜。
こんな時は、眠い目こすってポケモンの話にでも付き合ってやろうか。
草タイプ、雷タイプ、水タイプに
砂タイプだ..!
延々と延々と付き合ってみることにするよ。


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KUSA's coffee beans→cafe stand

何でもない小さな駅の近くに、
内装から料理まで抜群のセンスで
練られた店に辿り着くと、
ドキッとする。





西千葉、「cafe stand」さん。

メキシコやコロンビア、ボリビアなんかの中心部の喧騒から500m位離れたところにある、日陰道のショップの香り。
ざっくばらんなレイアウト。
中毒性のあるパンペルデュ。
乾いたアコースティックギターの音と、若い二人がせっせとオーダーをこなしていく時の音とか。

「百年の孤独」の果てに、しっかと意思を以って佇みに行く為の場所。
そうして、静かに背筋が伸びるカフェ。






KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - trackbacks(0)
09.27.



これこれ、数ある羊羹の中で一番好きかも。
日光、「ひしや」の羊羹。
友達が土産に買って来てくれた。






ツヤツヤ。
もう、シュトーレンのように薄ーくカットして、チビチビ堪能す。
日一日と砂糖が膜のように糖化していくところも堪らない。
これが、細心の職人仕事なんだよなぁと感じながら。

重量感のあるケニアの珈琲と相性良し。
さらに「旅団」のサイケデリックジャム音楽と共に頂くのもまた良し、だった。



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09.25.



秋夜の東京、臨海都市。

サイド7の戦い前夜の、不気味さと安穏さの入り混じったような空気感がここにはある。ような感じ?




生豆の総会は有意義に終わる。
パナマからはコトワ農園のリカルド氏も加わって下さって、みっちりボケテの産地の現状を聞けた。
非常に優れたゲイシャ種を作り出す過程、クオリティーを落とさない有機栽培の試み、などなど。


結論として、まず「グアテマラ・アンティグア地区」がこの10年、世界で最も香味のぶれない豆を産み出してきた突出した産地であるということ。

そして、「パナマ・ボケテ地区」は、世界で最も複雑な香味を産み出すテロワールをもつに至ったということ。



我々の喜びは、グアテマラのペドロ氏、パナマのリカルド氏、コロンビアのオズワルド氏という、中米でも屈指の農業理論家であり、作り手である三人の先導者が育てる珈琲生豆を、日々定番ラインとしてフルでロースト出来るということ。
そして、そういう店舗は、それだけでも世界のロースター業界のフロンティア的な位置にいるという、ささやかな事実。


ま、そんな諸々を、時に情熱的に、
時にしみじみと感じてきた。






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臨時休業のお知らせ.

明日、25日(火)はHPでもお伝えしておりましたが、珈琲生豆の総会出席の為、臨時休業とさせて頂きます。





全国から、100店舗弱の珈琲ロースターが一堂に会します。
精鋭ロースター達による、世界の珈琲動向の研究会となります。


ご不便おかけ致しますが、
どうぞ宜しくお願い致します。





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09.23.

夜の仕込み終えてから、連夜、秋に向けてのブレンドのカッピングをこなして来ました。
日に十数種のカッピングをしていきます。




今回は、最高級イエメンのアーシーな香味を残したくて、バランスを崩さず、秋の透き通った感じのアフターテイストに仕上げるのに配合に苦戦しました。


焙煎の関係で、週に二、三度の販売になりそうです。
気になる方は、問い合わせして下さい。

「KUSA.の秋のブレンド'12 マロン的」

通販ご希望の方は、公式HPのORDERページ、又はメールにてどうぞ!





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09.20.

夕方、店に舞い込んできたコガネムシだかカナブンだか、ドウガネブイブイだか。

毎度の事ながら子供が「飼うぞ〜」と言い張るので、虫カゴでも持ってくんのかと思ったら、「お腹で飼うことにしたよ!」と言って、寝るまで身体中を這わせていたよ。




六歳の男の子って、、
本当アホだな〜、、。






KUSA.喫茶、来週9/25(火)は、
珈琲生豆の総会出席の為、
臨時休業とさせて頂きます。

ご不便おかけ致しますが、
どうぞ宜しくお願い致します。

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09.19.

毎回、どうしても観てしまうんだな。
今回は、古巣の三鷹で。
センシティブ過ぎる感性に目を背けたくなる瞬間もなくはないのだが。



しかし、高度なパフォーマンス技術に裏打ちされた同じシーンの反復に次ぐ反復が、音楽でいうシンコペーションみたいに少しずつ形になっていく様は、最高に快感であり、胸も打つ。


「もし自分の家が取り壊されてしまって、
そこを環状道路が走るようになり、そして
いずれ時が経ち、その道路の上を私達が
普通に通過するようになった日、私達は
その下にかつてあった自分の家を、
家で過ごした記憶を、どんな風に
ダイジェストするのだろう。」


KUSA.の自宅兼店舗の家をそれに適用する
ならば、古い焙煎機に向かい合った長い
私の朝の時間だろうし、彼ら彼女らが
ドアを開けてくれた時の柔らかな微笑だし、
それから、叱られた息子の目に溜まる
大粒の涙や、奥方がボロボロになって
パンやケーキを作る厨房での姿、になるの
だろう、か、きっと。









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09.17.

9月17日、長生村、土砂降りが降ったり、快晴になったり、突風が吹いたり..。

本日もフルに立ちっぱなれど、

でも、昔、属していたブランドの手下のような後輩が来てくれて、ワールドワイドな話からちっこいネタまで、トンカツガツガツ食べながら話してくれたので、それで救われたのだ。

職場仲間はいいね。
戦友みたいで、男も女も上司も後輩も皆愛おしく感じられる。

今日も、好みに合わせた白ワインなんか、手土産に持って来てくれちゃったりしてさ。。



アリが百匹。


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09.16.


グアテマラ・アンティグア地区でも最高峰の珈琲を産み出している、ペドロ氏手がけるサンタカタリーナ農園の豆。

遅ればせながら、'11-'12ニュークロップ、遥か遠い火山国の地から届いて参りました。

本クロップ、例年に違わずクリーンさが際立ち、深煎りにしても、焦げ臭さ、スモーキーさが出ないようにローストすると、春の明るい陽射しのような華やかでクリアな深煎り珈琲に仕上がります。

苦さがガツンと来る深煎り珈琲ではありませんが、いぶし銀というか、こういう深煎りはあまり口にできるものでもなく、個人的には特筆すべき珈琲に仕上がったと、思います。

「グアテマラ・サンタカタリーナ農園」、ハイローストは勿論定番で焼き続けますが、今期はフレンチローストもがんがん焼いていく予定です。







今日は7時間立ちっ放し。
よく開業本とかには、飲食業は肉体労働だと書いてあるが、つくづく私達は肉体労働従事者なんだなぁと痛感している。





そして、仕事終わりは、息子の作る拙い「オブジェ」にほっと安らぐ。
息子と私と奥方、昔飼っていた犬と
誰かが折ってくれた鶴。
みんな仲良く湖の畔でほっこりしてる。



長生村、午前0時。
子供の作る世界に、祈りと愛を。

労働者のしょっぱい夜には、
パンチと神のご加護とイタリアンフィルムノワールを!







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