原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

03.28. 雑録.
関東地方、寒の戻りか、冷え込み厳しく、
いそいそと灯油ストーブ出す。
店内や庭の花々は既に春の装いだというのに。。

友人からの真っ黄色なミモザだとか、あすみが丘の
ハイセンスなフラワーショップ「フルリール」
さんから頂いたそれはそれは繊細な水仙とか。
SUISEN
お客さんが庭に植栽してくれた色とりどりの小花。
夏を今か今かと待ち伏せる、愛しき野バラ。
そして、夷隅でじっくりとじっくりとブルーベリーを
育てていらっしゃる片岡農園さんが、ご好意で
手入れして下さっている、ブルーベリーの木。
BLUEBERRY





こうやって、何ともなしに、無意識に、
日々、野花とともに過ごしていると、
どうしてか沈丁花の匂いが懐かしくなる。
昔、住んでた、古い団地の壁が、
薄暗い階段が懐かしい。
桜並木の通学路がたまらなく懐かしい。
もう、昔と同じようには感じられないなんて、
重々わかってはいるんだけどさ。
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03.20. 雑録.
fukin



男だからか、元々は台布巾だとか、手拭いだとか
食器用スポンジだとか、水回りのものには、とんと興味など
なかったのだが、飲食店を始めてからは、そういうのも
仕事道具の一つ、やはり良い物に出会うと、俄然手に取って
みたくなるようになった。
この純国産の黒の蚊帳布の台拭きは、稲毛の住宅街に佇む
とても素敵な雑貨店「gris souris」さんで購入したのだが、
吸水性にも優れてるし、すこぶる使い勝手良く、何と無しか
存在感もあって、今やこういう物一つで朝の店内掃除も
気分晴れやか! いやはや。


来週23日(月) は、通常営業。
24日(火)は、臨時休業になります。

今日は早々に豆とパンが売り切れてしまったので、
祝日は、多めに焼く予定。





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ワイキキビーチにダイブしたい。暴風域の深夜です。
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03.17. 雑録.
梅終わり、雪柳、満開。
今週の営業もひと段落。
通販がちょっと立て込み、発送がやや遅れ気味です。


インドカレーの「こだまや」さんで、引っ越してきた
革作家さんのkurosawaご家族と、K君と、
引っ越し祝いの呑み。
良い酒と、良い料理。

海沿いに春の夜風吹き、
肉体が溶けてしまいそうだ。

こんな瞬間があるから、
私達は、生きていきたいと思えるのだ。
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ホワイトデー.
ホワイトデーは、親愛なる人へのささやかなお返し。
今回のKUSA.ギフトは、シンプルに、軽いタッチで。
white




まだまだ寒さ続くものの、春さえ訪れれば、もう
あっという間に夏だ。大好きな夏。
今年の夏は、どこか静かな街外れで、パヴェーゼでも読むのだ。
そして、真っ青な草いきれを思いっきり嗅いで、
身体の細胞の隅々まで静養させるのだ。

『あのころはいつもお祭りだった。
家を出て通りを横切れば、もう夢中になれたし、
何もかも美しくて、とくに夜にはそうだったから、
死ぬほど疲れて帰ってきてもまだ何か
 起こらないかしら、火事にでもならないかしら、
家に赤ん坊でも生まれないかしらと願っていた…』


そんな感じで。
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03.06. 雑録.
長生村。
今日の最高気温は11度で、昨日は22度。
明日は4度って。。職人泣かせ。
これだけ温度差が激しいと、パンの醗酵時間の調整にも
全く気を抜けないし、珈琲も釜への投入温度を日々調節、
ダンパー操作に至るまで、神経張り詰めっぱなし。

しかし結局のところ、農産物相手の仕事は、こうやってぎりぎりまで
手をかけ、時間をかけても、最後の最後の出来あがりは、
神が決めるもの。
私達の仕事は、神に委ねる直前まで、
限りなく100%に近づくよう奮闘すること。
踏ん張ること。



金曜は、何年かぶりに「指輪ホテル」(at D倉庫)でアングラ風情。
小雨の都心環状道路は、長い長い渋滞。
カーステからは、「ホテル・ニュートーキョー」の演奏が流れてき、
曇り硝子越しに、ある意味、ベタベタなセンチメンタル晩冬風景。
夕刻5時。
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