原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

Live or 化学実験?
先週末は、アジアの実験音楽家たちの特殊ライブ。
Asahi Art Squeaにて。
縦横無尽に並べられたスピーカー、特殊楽器、ミキサー。大友良英、ヤン・ジュン、ザイ・クーニン、DJ sniff、OLAibi、山本達久...などなどの手によって、一つ一つのノイズと音の粒子は振幅し、拡張され、重なり合い、ついには更に危険なノイズの域へ即興されていく。 これを聞き、体感していると、マージナルなミュージシャン達は、 決してメロディーを解体、破壊しようとしているのではなく、今現在に絶対的に必要な「未知なる音階」を見つけ出すためにこそ、ここまで稀有な超実験的な格闘(セッション)を切実に行なっているのでは?と感じてくる。小説の世界が脱構築を図った後、今再び新たな物語を獲得し始めているように。

live


街外れの深夜の珈琲は、苦味強くて、 少しヘトヘトで。KUSA.ブログの応援clickです.
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10.21. 雑録.
お客さんが、指切断寸前の怪我、包帯ぐるぐる巻きで珈琲を飲みにきてくれる。
喉風邪に効くからと、男の子が台湾の金木犀烏龍を授けてくれる。
カウンター越しにふと、年上の美しき瞳に出会う。


akinohi
冬間近の今時分、母への贈り物に、イギリス製のウールの手袋を買った。

世界中の全ての偶然が、奇跡的に歯車のようにかみ合うことで、 私達はこの小さな惑星で共存していられるのだと、
つるべ落としのごとき秋の陽を、眺めつつ思う。
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10.19. 雑録.
家族3人ともに体調悪く、『アーモンドのチョコレートだけカジッテスゴシ』ても良かったのだけど、お客さん達から「在来種の小糸枝豆」「永田農法枝豆&人参」「減農薬ネギ」などなど、大層魅力的なお野菜を頂いたものだから、ここ2、3日は野菜生活してる。
植物と虫と日光と水とが溶けだした大地の養分が、身体に染み渡る感じがする。手間と暇と時間をかけた、精一杯の人間の体温を感じる。KUSA.ブログの応援clickです.
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10.17. 雑録.
simokita

10月頭。下北沢『ティッチャイ』さんにて。 KUSA.のリキッド珈琲のデザインを担当してもらったMiasaちゃん、「kurosawa」のご夫婦、 「kibi cafe」のkibiさん、そのスタッフの新婚ほやほやのTさんの面々。 「ティッチャイ」のタイ料理は、上品ぶってなく、スパイシーで、バンコク市街地の香りがする。 美味。 「ティッチャイ」のTクンのホール回しとMさんの鍋さばきに惚れぼれする。 調理人は、その一皿、フライパンにぐっと集中するタイプと、店全体に気を回し、空気を読みながら 料理を完成させていくタイプがいるが、彼女は多分、後者だ。 珈琲屋は、一点集中タイプだから、色々参考になる。

小さな料理店で美味しい料理をつまみ、歓談し、仕事もすっかり終わり、 夜は更け、酒が回り、下北の雑踏も満潮。 皆、幸せそうで、こういう喜びはありそうでそうそうない。 KUSA.ブログの応援clickです.
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10.13. 雑録.
2、3日前から子供の調子が悪かったのは確かなのだが、 わがままばかり言って、ぐずってばかりなので、夜、叱りつけたら、 今日食べたものいっぱい吐いて、いっぱい泣いて、そのあと、いっぱい熱を出した。

HANA


閉店後、お客さんから頂いた、難しい名前の花を生けてみた。 まぶゆいばかりの淡い赤、チョコレートのような香りの花びら。 可憐。 少し泣けてくる。

夜11時。すっかり仕込みも終わって、私と奥方で、タオルを冷やしたり、生ジュースを作ってやったりしながら、 真っ赤な顔の子供を寝かしつける。 うとうとしながら、3歳児は、「パパ、ママ、ごめんね。ごめんね。」と呟きながら眠りについた。 全く息子というのは、不思議な存在で、やっぱり少し泣けてきた。 KUSA.ブログの応援clickです.
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10.10. 雑録.
一週間ほど休んだ後の店仕事は、早朝からやること一杯で、 ぼやけた頭を強引に開かせて、あくせく業務をこなし、 あっという間に営業突入。 それでも、それから静かにぽつりぽつりと常連さんたちが訪れてくれ、 珈琲をポタポタ抽出したり、挨拶代わりの世間話を交わしたりしながら、 少しずつ、普段のペースに戻っていく。その感じが割りと好きだ。 今日は、早々にブレンド2種、切れてしまい、 買いにきて下さった方には申し訳なかったです。

aki
10月10日。
海よりの秋の風は、透明で、凛としており、まるで私達の「誠意」を問い質してるかのようで。KUSA.ブログの応援clickです.
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10.10(土)から通常営業です.
長生村、秋雨上がる。今日、明日と休み明けの仕込みに終日専念。cefe fushciaさんの重厚な栗のタルトが救いとなり癒しになる。 shibuya
休みに、渋谷の小さなミニシアターでライアン・ラーキンの「walkin」「スペア・チェンジ」を見ていたら、その柔らかいドローイングと淡いサイケデリック色、タッチからにじみ出る町行く人への敬意を目の当たりにして、不思議な躍動感を感じてしまう。秋の長雨の上がった束の間、愛する人とただただ、海岸線目指して、車を走らせていくあの感じ。前方に水色の空。この世界にあって、人々は人々へ、植物へ、動物へ、連鎖しているんだ。

私達は、今、空白を歩いている。空白を踊り続ける。そして空白の中、抱擁する。しっかりと。今まだ残されているだけの感情を何とか精一杯振り絞らなくてはいけないのだし。= KUSA.Blogの応援clickです.=
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KUSA. 喫茶、休暇中です.
外は、秋の長い雨。ついこの前、夏が過ぎたばかりなのに、もう微かに、冬の気配すら感じ始める。 子供は、今年のクリスマスプレゼントをリクエストし出すし、私達は眠っていたコートの手入れを始めたり。 月曜日、午後から休み明けからの珈琲の生豆発注に追われる。秋冬に向けて、微調整せねばならない。 何とかしのげるのか、心配。 あすみが丘ではギャラリーtenさんにて 「KNOT3」展。杉村徹さんの、柔かく繊細で、「北」の匂いを感じさせるフォルムの木工、 しっかりした線とデザインを持っているのに、フッと日常に溶け込んでくれそうな寺井陽子さんの器。 イマジネーション、膨らみました! 今週、7日(水)まで開催中です。
長生村。静かに季節、移ろいゆく。ゆっくりとゆっくりと時間と手間をかけて、花を育ててみたくなる、 そんな一日だ。
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09.30. 雑録.
静岡へ行く。 店のあれこれをこなして、間髪入れずに向かったものだから、 眠気まなこのまま、黒おでんを食べたり、ギャラリーを 覗いたり、サーカス見たりすることになった。

スケジュールのせいで、翌日、急ピッチで東名高速を東進したものの 相変わらずの首都高速の渋滞にウンザリ。 秋雨濡れる路面の匂いを嗅ぎ続けながら聴くmeme? 、JB's 、guiter wolfの玉石混交のCDmixが 首都高3号線の陰気な風景と激しくぶつかり、 どんどん、どんどん哀しくなってくる。25年前とさして変わり映えもせず、 あこぎな看板だけが増えてく風景。
ああ、私達、暗中模索だ。 現実が身体を通り過ぎていく。 地球が私達を忘れていく。
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