原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

白い花たちとか、ギフトとか.
クレマティスに続き、ジャスミンも開花し始める。

この世の、この年だけの、きれいな春だ。




タンザニアの新豆がとても良い状態。

エチオピアにしろ、タンザニアにしろ、この辺りのアフリカの豆は、

焙煎具合を変えるだけで、がらっと香味を変える。

中煎りでも、深煎りにしても、どちらのレンジにも

素晴らしい味わいを魅せる。

美しい豆だ。


母の日ギフトには、タンザニアをふんだんに

使用させて頂きます。

どうぞ、お楽しみに。





某編集者から、KUSA.のオープン当初の写真を見せて頂く。

うちの店もだいぶ経って、随分と変わったんだなぁ。

日々、ここで過ごしている自分たちにとっては

心底びっくりするくらいだけど、でもそれでもいい。

自営業も会社も、社会も、同じだ。

微塵も変わらないものは何も無い。

守るべきものだけを、きちんと体を張って守り続けてゆく。

それだけを信じる。






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04.26. 雑録.
長生村は、昨日と打って変わって快晴。

クレマティスもきれいに開花し、半屋外席で、珈琲とケーキを楽しむお客様も増えた。

小春日和の珈琲店。

午後3時の南風。



3歳を目前にした息子は、初恋してるらしく、その娘の名前を出すだけで、顔をほころばせる。

面と向かうと、もじもじし、つれなくされると肩を落とし、しょぼくれてる。

君は何も言わないが、毎日見てる私達、親には手に取るようにわかるんだよ。

普段と全然違う素振りを見せるから。







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春のkibi.
 房総、大荒れ。冬に逆戻りした感。

みな、窓外の雨に揺れる草花を放心したように、眺めてる。




さて、春の「kibi cafe」。kibiさん、小さな体でハイペースに奮闘しております。

今月は、下北沢のタイ料理の名店「ティッチャイ」さんにて。

KUSA.の焙煎機も休みなしで、回転。出荷。

KUSA.深煎りブレンドを使ったマットな風合いの水出しアイス珈琲も出るようです!

明後日、4/27(月)12:00〜21:00




この時期の下北沢。

フレッシュな顔つきの大学生たち、レコードバッグ抱えたストリーター、夕暮れ間近の喫茶店、

小劇場前のちぎれたポスター、裏道にふいに現われる名も知れぬ音楽バー。

そんな諸々をかいくぐって、ほっと腰下ろすkibi cafeの小さなテーブル。



KUSA. 喫茶は通常営業ですが、井の頭方面予定の方は、

どうぞお楽しみに!

下北沢が、面白みの無い再開発の波に巻き込まれぬよう、

祈りをこめて。



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04.21. 雑録.
 

箸にも棒にもかからない、おしゃれっぽい写真や映像やインテリア....

自分のことは棚に置くとして、つけっぱなしのTV番組と同じくらい

イマジネーションの乏しい数々。


だから、ジャン・トゥイトゥは今の時代にあえて、「I HATE ROCK N ROLL」を掲げ、

こんな風に書かざるを得ないのだ。


「誰もかれも常に写真に撮られたがる時代。これぞ日常の悪夢さ。

 十万、百万とあるブログの数、そしてゴキブリみたいなヤツがルックスをきめて

 セレブごっこをする時代。。。(ネオヒッピーたち!)シャララ族のロック。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 そして、やっとポーズや上辺よりも、卑賤で働き者であることが、

 インスピレーションたっぷりでビジョネアであることと同じくらいに大事だと

 気がついたのだ。」



稲川正人、読み続けて、読み続けて、

自分もそう、気づいたよ。





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04.18. 雑録.

保育園、託児所、実家と、預けられる場所が転々として、

子供も弱り気味。

授業参観、遠足、検尿、保護者会...、もつのだろうか。。

私達は弱き人間なので、あがけどもあげけども、どうすることもできぬ。





HPにてお知らせしました通り、ケニア、コロンビア、ソールドアウトしました。

今回のケニアケントメア農園、コロンビアノースサンディール農園は、

非常に良い出来映え。

ケントメア農園は、ケニアらしいボディ感と赤ワインのような濃縮感を残しいたし、

ノースサンディールは、ティピカ種特有の草のような柔らかい酸が特徴的で、

どちらの豆も、記憶にしっかり残る香味だった。

次期入荷のケニア、コロンビアティピカも大いに楽しみ。





披露宴で珈琲を提供させて頂いたフィンランド帰りのご夫婦から、

美しきイッタラの贈り物を頂く。

深く澄んだ薄緑色。

硝子のひんやりとした手触り。


私達はゆるやかに、しかし確実に、救われ続けている。

心優しき人達に。

まことを探る人達に。




ITTARA



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04.14. 雑録.
 
今週は、もうすぐ100歳を迎える祖父の見舞い。

若い頃から単身裸一貫で生活し、戦地で戦い、老年になってからも働き続けた人だ。

肉体訓練、乾布摩擦、小さな頃から教え込んでくれた。

だから、私は今、焙煎していられる。


その深い皺と、引き締まった佇まいを見る度、思う。

命懸けで生きてきた人とは、命懸けで共存していたい。





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04.12. 雑録.
一日中、忙しい日。

わびしくて夜更かしして、808 STATE(チープなテロテロベースの古いテクノ)と

豊住芳三郎(いわゆる往年のフリージャズ)なんて交互に聞きながら、

下らない芸能人ニュース、ネットで眺めてる。

変な夜だ。


珈琲豆もつきちゃったよ。





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春めく.
すっかり春めいてきて、店内の気温も上昇中。

先週からアイスのオーダーが増え続け、珈琲もケニア、エチオピアの深煎りとか

骨太なものを頼む人が多くなった。


そうなると音楽も骨太なものが聞きたい気分で、

夜は、Charles Mingus ばかり聞いてる。

そして、無性にニューヨークへ行きたくなってしまう。もちろん渡航歴などないのだが。

この時期のN.Y.は多分最高で、夕暮れ、古くさいコーヒーショップに入って、

ただただ、ぼんやりと珈琲すすっていたい。





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04.10. 雑録.
朝から仕込み。少しだけ庭の手入れ。近所の子と水遊び。

山吹きの白い花が咲き出し、春の匂いする。



久しぶりに余裕が出来たので、きっちり洗車。

汗かいて、子供と昼シャワー。

石鹸のシャボンにさえ、春の香りが乗り移ってる感じ。




義父の寿司屋が拡張オープン。

銚子まで。

赤貝、ほうぼう、鯵、ヒラメとエンガワ、大トロ。

お酒とともに、掛け値無しの握りを食す。

一貫一貫が五臓六腑に沁み入り、これはもう、職人の魂というか意地だ。

ヤラレル。



susimasa






ほろ酔いで見上げた空、おぼろな満月。

もう、春だな。





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04.06. 雑記.
許容量一杯の一週間。 
山積みのメール、取材のあれこれ、レイアウト替え、 法事や見舞いや身内の開店準備。 
そして、日増しに子供が夜更かしになり、本が一切読めない。。 
読書を一日の清涼剤にしている者にとって、書斎の無い部屋で、 
子供が絡みついて、とっておきの本をめくるしまも無いストレスは
きっと分かってくれるに違いない。 


金子光晴の戦中詩。 

『夜は更けた。    
 
 均衡の敗れた時代を、厚ぼったいカーテンで障り、
    
 世に、このへやにだけには戦争を入れない。    

 子が、さらはれるその日まで    

 たのしさよ。つづけ。みだされるな。』 

父親としての気概がにじみ出す言葉の断片。
なのに、こちらはベッドで、疲れて、立ち上がれずにいる。
息子に物語を語りかける元気が出てこない。
今日の自分は、過去の詩人にも、自分にも負け。
負けです。  




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