原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

Beats,Rhymes and Life.
夏期営業も、残すところ一日。
9月1日から16日までお休みを頂くので、
次の営業日は、もう初秋だ。




今週は、子供の高熱のせいで、どうも心が浮ついてしまった。
保育園を早退させたり、嫌がる子供に無理矢理薬を与えたり...
そんな中での仕事は、やっぱり落ち着かないものです。
ワーキングマザーの人たちは、えらく大変だろう。




そんなこんなで、残暑に気持ちが蝕まれている気がし、
ひと足早くコートの似合う音楽が聞きたくなり、
勝手なイメージだが、吉田美奈子の「扉の冬」と、
「理論をぶち壊せ」(だっけ??)という邦題は
良くできているなぁと懐かしく思いながら、
A TRIBE CALLED QUEST「The low end theory」を聴く。
ミスマッチな二枚で、逆に、どうにも気持ち良い。




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夏期営業も、残すところ一日。
9月1日から16日までお休みを頂くので、
次の営業日は、もう初秋だ。




今週は、子供の高熱のせいで、どうも心が浮ついてしまった。
保育園を早退させたり、嫌がる子供に無理矢理薬を与えたり...
そんな中での仕事は、やっぱり落ち着かないものです。
ワーキングマザーの人たちは、えらく大変だろう。




そんなこんなで、残暑に気持ちが蝕まれている気がし、
ひと足早くコートの似合う音楽が聞きたくなり、
勝手なイメージだが、吉田美奈子の「扉の冬」と、
「理論をぶち壊せ」(だっけ??)という邦題は
良くできているなぁと懐かしく思いながら、
A TRIBE CALLED QUEST「The low end theory」を聴く。
ミスマッチな二枚で、逆に、どうにも気持ち良い。




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COFFEE.
dcd559ff.jpg







もちろん、個人の嗜好次第ではあるが、
その季節に合うお酒があるように、
珈琲にも季節感があると言えばあるような気がする。

例えば、猛烈な熱射が突き刺す真夏の午後には、
日本酒よりもビールや口当たりの軽い白ワインを
飲みたくなるように、KUSA.の珈琲でいえば、
エチオピアの中煎りなんかがよく合う。
フルーティーなテイストと飲み心地が、汗に蒸れた体温を
少しだけクールダウンさせてくれるような感じがするのだ。

逆に、やや熱気が和らいで、時折初秋の風が吹く今ごろは
グアテマラの中深煎りくらいがピタッと空気と重なってくる。
濃縮液のごとく、果実の酸と苦みがエキス化しているのに
喉に引っかからないところが。
酒なら、そろそろボディ感のあるワインや吟醸酒を
開けたくなる頃でしょうか。

さらにコートを棚から引っ張り出してくるような時期になると
何と言ってもケニア・深煎りだ。
グアテマラより一層粘りっこくアフターに絡んできて、
冷気からの防波堤を築いてくれるように、体に染みわたる。
大げさかもしれないが。



珈琲やお酒の面白みは、ただ味わうという以外にも、
料理に合わせて選ぶ楽しみや、こんな風に季節感を感じつつ
チョイスするイマジナリーにもあるのかもしれない。



そう言えば、ビールと言えば Kさんに紹介された、
寺田倉庫近くのブルワリーで飲んだエールは、
最近の衝撃だった。麦芽の苦みから、フルーツのような酸味が
ふわっと立ちあがってきたものだから。
夏の終わりの一コマ。






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もちろん、個人の嗜好次第ではあるが、
その季節に合うお酒があるように、
珈琲にも季節感があると言えばあるような気がする。

例えば、猛烈な熱射が突き刺す真夏の午後には、
日本酒よりもビールや口当たりの軽い白ワインを
飲みたくなるように、KUSA.の珈琲でいえば、
エチオピアの中煎りなんかがよく合う。
フルーティーなテイストと飲み心地が、汗に蒸れた体温を
少しだけクールダウンさせてくれるような感じがするのだ。

逆に、やや熱気が和らいで、時折初秋の風が吹く今ごろは
グアテマラの中深煎りくらいがピタッと空気と重なってくる。
濃縮液のごとく、果実の酸と苦みがエキス化しているのに
喉に引っかからないところが。
酒なら、そろそろボディ感のあるワインや吟醸酒を
開けたくなる頃でしょうか。

さらにコートを棚から引っ張り出してくるような時期になると
何と言ってもケニア・深煎りだ。
グアテマラより一層粘りっこくアフターに絡んできて、
冷気からの防波堤を築いてくれるように、体に染みわたる。
大げさかもしれないが。



珈琲やお酒の面白みは、ただ味わうという以外にも、
料理に合わせて選ぶ楽しみや、こんな風に季節感を感じつつ
チョイスするイマジナリーにもあるのかもしれない。



そう言えば、ビールと言えば Kさんに紹介された、
寺田倉庫近くのブルワリーで飲んだエールは、
最近の衝撃だった。麦芽の苦みから、フルーツのような酸味が
ふわっと立ちあがってきたものだから。
夏の終わりの一コマ。






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砂漠に生きる.
e8bca858.jpg








アスファルトのほとぼりを冷ますような風が西方から吹き。
夏が消えかかろうとするこの期は、始まりの季節でもあり、
何かに終止符を打つ季節でもある。




何度も苦しみ、幾度も傷つき、
そして、何度でも何度でも立ち上がってみせる。
ぎりぎりの境界線で踏みとどまる。
そんな強靭でいて、柔軟で、凛とした、
コバルトブルーのごとき身体性こそ、
この乾いた地平線に拮抗し得る、絶対的な手段。




「3×4×10月」(個人的オフビートフイルムの傑作)、
「ソナチネ」(エクソシストのような音響が心直撃、ノワールな傑作)の北野武監督は言う。
「人生の岐路は、バイク事故とかでなく、
 ああそうだ、あのさ、オレ、
 新宿駅で電車を降りた瞬間に『あ、大学やめよう』と
 ひらめいたわけ。そのとき、すごい青空が広がっててさ、
 『これだ』と思ったんだよ。」

KUSA. 喫茶の1シートが、そんな「青空」のごとく、
触媒になれますように、いつか。




もう、庭の端で秋桜が一輪咲いたよ。




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砂漠に生きる.
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アスファルトのほとぼりを冷ますような風が西方から吹き。
夏が消えかかろうとするこの期は、始まりの季節でもあり、
何かに終止符を打つ季節でもある。




何度も苦しみ、幾度も傷つき、
そして、何度でも何度でも立ち上がってみせる。
ぎりぎりの境界線で踏みとどまる。
そんな強靭でいて、柔軟で、凛とした、
コバルトブルーのごとき身体性こそ、
この乾いた地平線に拮抗し得る、絶対的な手段。




「3×4×10月」(個人的オフビートフイルムの傑作)、
「ソナチネ」(エクソシストのような音響が心直撃、ノワールな傑作)の北野武監督は言う。
「人生の岐路は、バイク事故とかでなく、
 ああそうだ、あのさ、オレ、
 新宿駅で電車を降りた瞬間に『あ、大学やめよう』と
 ひらめいたわけ。そのとき、すごい青空が広がっててさ、
 『これだ』と思ったんだよ。」

KUSA. 喫茶の1シートが、そんな「青空」のごとく、
触媒になれますように、いつか。




もう、庭の端で秋桜が一輪咲いたよ。




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Endless summer.
・特別、そのような教育方針を掲げてる訳ではないが、
 考えてみれば、頂き物は別として子供におもちゃを
 買ってあげたのは、一回きりだ。
 最近になってパンフレットに載っている三輪車を
 ずっと欲しそうにしているので、色もデザインも良かった
 無印の三輪車を買ってやった。
 これが大のお気に入りになって、
 こちらまで嬉しくなってくる。
 大人になると、物でこんなに喜びを得られることも
 少なくなるので。
 夏休みもあまり構ってあげられなかったので、
 明日は、三輪車を押してあげて、花火をしよう。




・開店前に、近くの海をぼんやり眺めていたら、
 若い男の子が「大きいですねぇ」と話かけてきたので、
 「うん、偉大だよねぇ」と答えた。
 広がる海や宇宙のことを思うとき、
 私たちの悩みや人生は、とてもとてもちっぽけで、ああ
 あと100年もすれば、自分たちのことを覚えている人は
 ほとんど無く、私達はどんどん忘れられていくんだな、
 と実感する。
 そう考えることは、寂しさなんかではなく、
 ささやかな癒しだってこと。




・ピッキングしながら、「Fennesz」聴く。
 夏もそろそろ終わる頃だから。







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・特別、そのような教育方針を掲げてる訳ではないが、
 考えてみれば、頂き物は別として子供におもちゃを
 買ってあげたのは、一回きりだ。
 最近になってパンフレットに載っている三輪車を
 ずっと欲しそうにしているので、色もデザインも良かった
 無印の三輪車を買ってやった。
 これが大のお気に入りになって、
 こちらまで嬉しくなってくる。
 大人になると、物でこんなに喜びを得られることも
 少なくなるので。
 夏休みもあまり構ってあげられなかったので、
 明日は、三輪車を押してあげて、花火をしよう。




・開店前に、近くの海をぼんやり眺めていたら、
 若い男の子が「大きいですねぇ」と話かけてきたので、
 「うん、偉大だよねぇ」と答えた。
 広がる海や宇宙のことを思うとき、
 私たちの悩みや人生は、とてもとてもちっぽけで、ああ
 あと100年もすれば、自分たちのことを覚えている人は
 ほとんど無く、私達はどんどん忘れられていくんだな、
 と実感する。
 そう考えることは、寂しさなんかではなく、
 ささやかな癒しだってこと。




・ピッキングしながら、「Fennesz」聴く。
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晩夏.
・暑さ続けど、お盆も過ぎて、線香の残り香も薄れ始めると、
 もう夏も終わりゆく感。
 この頃になると毎年、特別に井上靖という作家を
 愛読している訳ではないのに、「晩夏」を読みたくなる。



・私的には、本年は、精霊棚を飾り付け、提灯を灯し、
 お坊様とともに、厳粛に亡き人たちを迎え入れた。
 店では、常連さんや、小麦色に日焼けした女の子らに
 混じって、帰省のたびに寄って下さる方々の一年に一度の
 お顔を懐かしみ、淡く過ぎていくのだ。



・熱帯夜と、エチオピアのカップテストのし過ぎのせいで
 寝付けないので、読書。西部邁『妻と僕』、中原昌也
 『作業日誌2004→2007』併読。
 この際、思想の違いやカルチャーの嗜好は関係あるまい。
 「人生は一回で、また人生は、死の瞬間まで、
  つまるところは自分のものだからだ」、とか
 「危機にあって心身を支えてくれるのは、根本主義だ、
  つまり自分の考え方の原則をつらぬくことだ」とか、
 そんなセンテンスが、夏の木造家屋の蒸し暑く、寝苦しい、
 明日が来るのかどうかさえ分からぬ夜の安定剤となる。






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・暑さ続けど、お盆も過ぎて、線香の残り香も薄れ始めると、
 もう夏も終わりゆく感。
 この頃になると毎年、特別に井上靖という作家を
 愛読している訳ではないのに、「晩夏」を読みたくなる。



・私的には、本年は、精霊棚を飾り付け、提灯を灯し、
 お坊様とともに、厳粛に亡き人たちを迎え入れた。
 店では、常連さんや、小麦色に日焼けした女の子らに
 混じって、帰省のたびに寄って下さる方々の一年に一度の
 お顔を懐かしみ、淡く過ぎていくのだ。



・熱帯夜と、エチオピアのカップテストのし過ぎのせいで
 寝付けないので、読書。西部邁『妻と僕』、中原昌也
 『作業日誌2004→2007』併読。
 この際、思想の違いやカルチャーの嗜好は関係あるまい。
 「人生は一回で、また人生は、死の瞬間まで、
  つまるところは自分のものだからだ」、とか
 「危機にあって心身を支えてくれるのは、根本主義だ、
  つまり自分の考え方の原則をつらぬくことだ」とか、
 そんなセンテンスが、夏の木造家屋の蒸し暑く、寝苦しい、
 明日が来るのかどうかさえ分からぬ夜の安定剤となる。






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