nemurenai.
2007.09.27 Thursday 22:54
一ヶ月ほど前、東京は神田の街をぷらぷら歩いていたら、
ショーウインドウに旧ソ連製
カメラ「FED2」がぽつんと
置かれていた。
丁度、手持ちの一眼レフが故障していて困っていたので、
露出計も付いていない完全なマニュアルものだけど、
価格も相場より安いし、重さもしっくり、レンズ具合も
心地よく、即決。
ファインダーを覗き、視界調節して、ピンク色のピントを
じりじりと合わせ、がりがりととダイヤルを回しながら絞りや
シャッタースピードを決めていく。
アナログは、この間の時間が何とも言えない。
木々が見える。光がこぼれる。子供の顔にうっすらと
陰が射す。シャッターをゆっくりと切る。
そして、時折、素晴らしい風合いの写真が出来上がる。
このカメラ、わずかひと月にして、キッチンミノルさんや
真貴さんという素敵なカメラマンにいじってもらって
いるので、愛着ひとしお。
さてさて、撮るのはもちろん、写真を見るのも実はとても好き
です。森山大道、昔の中平卓馬、アラーキーの冬の旅、
HIROMIXのファースト、がさついた風景写真にどうしても
心を締め付けられてしまう、大束元...。
そしてそこに、ミノルさんから教えて頂いた野口里佳さんと
いう写真家もフェイバリットに加わるかもしれない。
彼女は同世代で、現在ベルリン在住の気鋭。
ランドスケープの中に小さな点のような人。
匂いが消えていくように無機質な作品なのに、驚くほど
イメージを掻き立てられるのだ。
きっとじかに見なくては分からないだろう。早く見てみたい。
彼女は、とあるインタビューで、作品に隠されている
エネルギーに関してこう答えている。
「・・・たぶんそれは、私の中できちんと生きていこうという
覚悟があって、それが作品に繋がっているからだと思います」
自分の作品、例えばそれが珈琲豆の焙煎であっても、
こんな風に凛と答えられる同世代の職人はあまりいない。
力をもらう。
とはいえ、今週は、読書も映画鑑賞も写真集もお預け。
「homegirlEXPO」へのブレンド、卸し分の豆、
秋めいてきたせいか、立て続けに舞い込む通販分の豆。
小釜なので、通常の集配に間に合わず、深夜焙煎、
早朝当日便出荷の週末..。
目の下に、隈と冷や汗。。
もっともっと、頭を開くのだ。
ショーウインドウに旧ソ連製
カメラ「FED2」がぽつんと
置かれていた。
丁度、手持ちの一眼レフが故障していて困っていたので、
露出計も付いていない完全なマニュアルものだけど、
価格も相場より安いし、重さもしっくり、レンズ具合も
心地よく、即決。
ファインダーを覗き、視界調節して、ピンク色のピントを
じりじりと合わせ、がりがりととダイヤルを回しながら絞りや
シャッタースピードを決めていく。
アナログは、この間の時間が何とも言えない。
木々が見える。光がこぼれる。子供の顔にうっすらと
陰が射す。シャッターをゆっくりと切る。
そして、時折、素晴らしい風合いの写真が出来上がる。
このカメラ、わずかひと月にして、キッチンミノルさんや
真貴さんという素敵なカメラマンにいじってもらって
いるので、愛着ひとしお。
さてさて、撮るのはもちろん、写真を見るのも実はとても好き
です。森山大道、昔の中平卓馬、アラーキーの冬の旅、
HIROMIXのファースト、がさついた風景写真にどうしても
心を締め付けられてしまう、大束元...。
そしてそこに、ミノルさんから教えて頂いた野口里佳さんと
いう写真家もフェイバリットに加わるかもしれない。
彼女は同世代で、現在ベルリン在住の気鋭。
ランドスケープの中に小さな点のような人。
匂いが消えていくように無機質な作品なのに、驚くほど
イメージを掻き立てられるのだ。
きっとじかに見なくては分からないだろう。早く見てみたい。
彼女は、とあるインタビューで、作品に隠されている
エネルギーに関してこう答えている。
「・・・たぶんそれは、私の中できちんと生きていこうという
覚悟があって、それが作品に繋がっているからだと思います」
自分の作品、例えばそれが珈琲豆の焙煎であっても、
こんな風に凛と答えられる同世代の職人はあまりいない。
力をもらう。
とはいえ、今週は、読書も映画鑑賞も写真集もお預け。
「homegirlEXPO」へのブレンド、卸し分の豆、
秋めいてきたせいか、立て続けに舞い込む通販分の豆。
小釜なので、通常の集配に間に合わず、深夜焙煎、
早朝当日便出荷の週末..。
目の下に、隈と冷や汗。。
もっともっと、頭を開くのだ。