原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

夏の本.
5a7d7abd.jpg決してお客さんをチェックしている訳ではないけれど、休暇に何の本を読もうか、などと考えていたときに、とある女性がリチャード・バックの「イリュージョン」を読んでるのを見て、それで、十何年かぶりに本棚から引っ張りだしてしまった。「一人の救世主が..」から始まり、2時間で読み終えた。
たまらなく懐かしかった。そして、これは今にぴったりの本だったと確信した。なぜなら、これはひと夏の、悲しげで優しげで、素敵な素敵な物語だからだ。
内容は、...。解説で村上龍が書いている。
「この本に欲求不満を持った人は、今すぐに、インド航空に登場手続きをして、ボンベイかカルカッタに行くことです。着いたら一番高いホテルへ投宿して一番目つきの悪いボーイに、精製度の低い液体LSDを欲しいと、米ドルをちらつかせなさい。うまくLSDが手に入ったら、タクシーに乗り、スラムへ行って、最下級の娼婦がいる安宿のトイレで服用すること。そうすれば、この本では手に入れる事のできない、恐怖のカタルシスがあなたの目の前で十二時間、展開されることでしょう。」
いずれにせよ、これを読んでいたら、色々な事が愛おしくなり、「今、生きていることをラッキーだと思った。」(『青い車』 より)
そう思ったんです。


あと数時間したら、KUSA.の夏期休暇前の最後のひと踏ん張り、焙煎5回転。

日々のこと comments(0) trackbacks(0)
夏の本.
5a7d7abd.jpg決してお客さんをチェックしている訳ではないけれど、休暇に何の本を読もうか、などと考えていたときに、とある女性がリチャード・バックの「イリュージョン」を読んでるのを見て、それで、十何年かぶりに本棚から引っ張りだしてしまった。「一人の救世主が..」から始まり、2時間で読み終えた。
たまらなく懐かしかった。そして、これは今にぴったりの本だったと確信した。なぜなら、これはひと夏の、悲しげで優しげで、素敵な素敵な物語だからだ。
内容は、...。解説で村上龍が書いている。
「この本に欲求不満を持った人は、今すぐに、インド航空に登場手続きをして、ボンベイかカルカッタに行くことです。着いたら一番高いホテルへ投宿して一番目つきの悪いボーイに、精製度の低い液体LSDを欲しいと、米ドルをちらつかせなさい。うまくLSDが手に入ったら、タクシーに乗り、スラムへ行って、最下級の娼婦がいる安宿のトイレで服用すること。そうすれば、この本では手に入れる事のできない、恐怖のカタルシスがあなたの目の前で十二時間、展開されることでしょう。」
いずれにせよ、これを読んでいたら、色々な事が愛おしくなり、「今、生きていることをラッキーだと思った。」(『青い車』 より)
そう思ったんです。


あと数時間したら、KUSA.の夏期休暇前の最後のひと踏ん張り、焙煎5回転。

日々のこと comments(0) trackbacks(0)
海を見に行く.
cced1acf.jpg海へ行った。
赤ちゃんを連れての、初めての海水浴。








一人、浜辺から離れてぷかぷか浮かんでいると、
詰まらないことはすっかり頭から消えていき、
思いのほか気持ちよい。浜辺の子供たちの声が小さくなり、
波の音だけに包まれていき、陽射しを全身に浴びて。
サーファーの気持ちが少しだけわかる。

でも、でも、やっぱり10代の頃の海とは、何もかも
違うものだ。女の子の水着にドキドキしたり、
ビール片手にダイブしたり...そんな感覚は戻ってこない。
変わらないのは、遠くを過ぎる外国船と、陽射しだけ。
痛いくらい骨身に沁みる。
分かっているのだ。
僕は、スポイルされた30代の、ただのガキだ。


さてさて、本題。
海へ行くまでのBGMはとても大切だと思いませんか?
もうそれだけで、海水浴の成功の半分は決まったようなもの。
今回持参したBGMは、手前味噌だけど、KUSA.喫茶の
イメージ曲も収録されている伊藤ゴローさんプロデュースの
アルバム、「カフェと音楽と、」(333DISCS)。
(アコースティックミュージックがお好きな方なら極上の
ヴォサ的アルバムです。KUSA.店内でも販売しています。
2度入荷しましたが、完売してしまいましたので、3度目の
入荷。あとわずかです。おまけとしてKUSAからのポエトリー
メッセージをつけてます。ご興味があれば、是非。)
窓越しに海が見え、ジョンレノンの「LOVE」のカバーが
流れた瞬間、言葉はもう消えたよ。

そして、帰りは、Roy Ayers「UBIKUTY」.
どちらも、夏の海に完璧マッチ。
これに、Jimmy McGriffのオルガンジャズが加われば、
まるで愛しきヒロミックスのモッズビーチの世界ではないか。
アイス片手に皆でジャンプ!
15年前なら、海を去って、火照った身体そのまま、ミロス
ガレージ(今は亡き)になだれ込んで、ジンとサザンソウル
に呑み込まれ、もうその日に付け加えることなど何も無い!
ああ、懐かしき90'Sビーチ!


日々のこと comments(0) trackbacks(0)
海を見に行く.
cced1acf.jpg海へ行った。
赤ちゃんを連れての、初めての海水浴。








一人、浜辺から離れてぷかぷか浮かんでいると、
詰まらないことはすっかり頭から消えていき、
思いのほか気持ちよい。浜辺の子供たちの声が小さくなり、
波の音だけに包まれていき、陽射しを全身に浴びて。
サーファーの気持ちが少しだけわかる。

でも、でも、やっぱり10代の頃の海とは、何もかも
違うものだ。女の子の水着にドキドキしたり、
ビール片手にダイブしたり...そんな感覚は戻ってこない。
変わらないのは、遠くを過ぎる外国船と、陽射しだけ。
痛いくらい骨身に沁みる。
分かっているのだ。
僕は、スポイルされた30代の、ただのガキだ。


さてさて、本題。
海へ行くまでのBGMはとても大切だと思いませんか?
もうそれだけで、海水浴の成功の半分は決まったようなもの。
今回持参したBGMは、手前味噌だけど、KUSA.喫茶の
イメージ曲も収録されている伊藤ゴローさんプロデュースの
アルバム、「カフェと音楽と、」(333DISCS)。
(アコースティックミュージックがお好きな方なら極上の
ヴォサ的アルバムです。KUSA.店内でも販売しています。
2度入荷しましたが、完売してしまいましたので、3度目の
入荷。あとわずかです。おまけとしてKUSAからのポエトリー
メッセージをつけてます。ご興味があれば、是非。)
窓越しに海が見え、ジョンレノンの「LOVE」のカバーが
流れた瞬間、言葉はもう消えたよ。

そして、帰りは、Roy Ayers「UBIKUTY」.
どちらも、夏の海に完璧マッチ。
これに、Jimmy McGriffのオルガンジャズが加われば、
まるで愛しきヒロミックスのモッズビーチの世界ではないか。
アイス片手に皆でジャンプ!
15年前なら、海を去って、火照った身体そのまま、ミロス
ガレージ(今は亡き)になだれ込んで、ジンとサザンソウル
に呑み込まれ、もうその日に付け加えることなど何も無い!
ああ、懐かしき90'Sビーチ!


日々のこと comments(0) trackbacks(0)
| 1/1 |