新宿.
2006.06.30 Friday 23:50
常連さんたちで賑わう午後。
気温28度の屋外を横目で眺めつつ、
過ごしてきた街のことなんかを話しながら。
話は、「やっぱり、新宿だよね」
というところで落ち着いた。
新宿だ。
おしゃれな百貨店やセレクトショップや
洗練されたカフェなんかができても、
いかがわしさがまだ残っている場所。
いかがわしいっていうのは、風俗とかじゃなくって、
野心を抱いたり、野心に押し潰されたり、
望みを失ったり...、
そういう人間達が目をぎらぎらさせながら
うごめいている気配を感じるということ。
今はなき、(不明..まだあるかも)
『セルフ23』という実験舞台をご存じでしょうか。
縦にも横にも天井にも無数の鉄パイプが張り巡らされ、
そこを縦横無尽に走り抜け、怒り、狂い、絶望する人々。
過激で暴力的な音楽。
そして最後に訪れる、凄惨さの果てのわずかな希望。
そんなものが似合う街。
人波かきわけ、とことこ歩く。
ガード下の薄暗い珈琲屋で、やけに濃い珈琲を飲む。
西新宿の裏路地にある、これも薄暗いカウンターだけの
ステーキ屋へ入り、無言のマスターが鉄板で焼く、
今まで味わったことのない(個人的には)うまい肉を食らう。
ジャーマンテクノか、ガレージ系のレコードを漁る。
中央公園裏の作業着屋で作業着を買って、明日の仕事を探す。
2丁目「ニューサザエ」(!)で、チープなディスクを
がんがん聞きながら、チープなゲイや、専門学生や、裏びれた会社員らと
夜を明かす。
午前6時、太陽はまっさらだ。
夏のアスファルトの匂い。
ぐらぐらする頭、こぎれいな人たち。
立ち食いソバのゴミを漁るカラスども。
そして、
「ああ、俺は、一人ぽっちだ」 と思う。
そんな街。
なんてことを思い出しつつ、
閉店後、珈琲豆、焙煎。
6回転、なり。
気温28度の屋外を横目で眺めつつ、
過ごしてきた街のことなんかを話しながら。
話は、「やっぱり、新宿だよね」
というところで落ち着いた。
新宿だ。
おしゃれな百貨店やセレクトショップや
洗練されたカフェなんかができても、
いかがわしさがまだ残っている場所。
いかがわしいっていうのは、風俗とかじゃなくって、
野心を抱いたり、野心に押し潰されたり、
望みを失ったり...、
そういう人間達が目をぎらぎらさせながら
うごめいている気配を感じるということ。
今はなき、(不明..まだあるかも)
『セルフ23』という実験舞台をご存じでしょうか。
縦にも横にも天井にも無数の鉄パイプが張り巡らされ、
そこを縦横無尽に走り抜け、怒り、狂い、絶望する人々。
過激で暴力的な音楽。
そして最後に訪れる、凄惨さの果てのわずかな希望。
そんなものが似合う街。
人波かきわけ、とことこ歩く。
ガード下の薄暗い珈琲屋で、やけに濃い珈琲を飲む。
西新宿の裏路地にある、これも薄暗いカウンターだけの
ステーキ屋へ入り、無言のマスターが鉄板で焼く、
今まで味わったことのない(個人的には)うまい肉を食らう。
ジャーマンテクノか、ガレージ系のレコードを漁る。
中央公園裏の作業着屋で作業着を買って、明日の仕事を探す。
2丁目「ニューサザエ」(!)で、チープなディスクを
がんがん聞きながら、チープなゲイや、専門学生や、裏びれた会社員らと
夜を明かす。
午前6時、太陽はまっさらだ。
夏のアスファルトの匂い。
ぐらぐらする頭、こぎれいな人たち。
立ち食いソバのゴミを漁るカラスども。
そして、
「ああ、俺は、一人ぽっちだ」 と思う。
そんな街。
なんてことを思い出しつつ、
閉店後、珈琲豆、焙煎。
6回転、なり。