KUSA 日和.
2005.10.21 Friday 01:46
*「ありがとう.」に心優しきコメントを下さった皆様、お返事、もうしばらくお時間を下さいませ。*
KUSA 喫茶は、オープン4日目を迎えました!
まずは、なんにもないこの店に(ほんとに何もない!! お客さんからご指摘受けてしまいます..)、色とりどりの花々を添えて下さった方々、心より感謝します。
まだ、個別にお礼も言えていませんが、お許し下さい。
さてさて、閉店後、雑用をこなし、珈琲豆のピッキングを終えてから、疲れた体に鞭打って坂本龍一「/05」を聞く。
1985年(確かに1985年だ、よく覚えている)の朝に私は、部活メイトと外苑西通りから青山へ歩いていた。私達は当時、ある大人なショップへ、午前中には売り切れてしまうと言われていたトレーナーを求めて、朝早くから向かっていた訳ですが、この頃の青山の外れと来たら、まだまだ静けさに満ちていて、恐ろしいインスパイアを秘めていた(ように思う)。
私はなぜか、この日の風景を丸ごと覚えている。
空気の澄んだ外苑西通りを、すれ違う女性のオーデトワレの香しい香りを、そして、流れていた坂本龍一「Thousand Knives」の研ぎすまされたミュージックを! 誰にでもあるだろう、青春時代のまだ望みを失っていない時代を象徴するかのような風景の一瞬の記憶。私にとっては、この日の外苑がそれで、今夜、「/05」の全編ピアノにリマスタリングされた「Thousand Knives」を聞いて、心が震わされてしまったのです。
なぜ、こんな事をブログに乗せたかと言うと、話飛んでしまいますが、珈琲の未熟さとその高い壁に打ちひしがれているからです。
オープンから4日、雨続きの中、毎朝、新聞を携えてカウンターに座り、じっと珈琲をすすっている若き人、いつもひっそりとお話して、にっこり笑って帰る近所の清楚なお姉さん、必ずひと言、鋭い感想を言ってお帰りになる品の良いおばあさま二人組..。
私があなた方にサーブできる珈琲は、まだまだ未熟です。だから、私は心に誓いました。また明日、もしあなた方がKUSA.に来て下さるなら、この一杯のお湯に、珈琲豆に、あの日の外苑西通りの思いを精一杯込めた「千のナイフ」のようなスピリットを注ぐしか、それしかないんだと。
KUSA 喫茶は、オープン4日目を迎えました!
まずは、なんにもないこの店に(ほんとに何もない!! お客さんからご指摘受けてしまいます..)、色とりどりの花々を添えて下さった方々、心より感謝します。
まだ、個別にお礼も言えていませんが、お許し下さい。
さてさて、閉店後、雑用をこなし、珈琲豆のピッキングを終えてから、疲れた体に鞭打って坂本龍一「/05」を聞く。
1985年(確かに1985年だ、よく覚えている)の朝に私は、部活メイトと外苑西通りから青山へ歩いていた。私達は当時、ある大人なショップへ、午前中には売り切れてしまうと言われていたトレーナーを求めて、朝早くから向かっていた訳ですが、この頃の青山の外れと来たら、まだまだ静けさに満ちていて、恐ろしいインスパイアを秘めていた(ように思う)。
私はなぜか、この日の風景を丸ごと覚えている。
空気の澄んだ外苑西通りを、すれ違う女性のオーデトワレの香しい香りを、そして、流れていた坂本龍一「Thousand Knives」の研ぎすまされたミュージックを! 誰にでもあるだろう、青春時代のまだ望みを失っていない時代を象徴するかのような風景の一瞬の記憶。私にとっては、この日の外苑がそれで、今夜、「/05」の全編ピアノにリマスタリングされた「Thousand Knives」を聞いて、心が震わされてしまったのです。
なぜ、こんな事をブログに乗せたかと言うと、話飛んでしまいますが、珈琲の未熟さとその高い壁に打ちひしがれているからです。
オープンから4日、雨続きの中、毎朝、新聞を携えてカウンターに座り、じっと珈琲をすすっている若き人、いつもひっそりとお話して、にっこり笑って帰る近所の清楚なお姉さん、必ずひと言、鋭い感想を言ってお帰りになる品の良いおばあさま二人組..。
私があなた方にサーブできる珈琲は、まだまだ未熟です。だから、私は心に誓いました。また明日、もしあなた方がKUSA.に来て下さるなら、この一杯のお湯に、珈琲豆に、あの日の外苑西通りの思いを精一杯込めた「千のナイフ」のようなスピリットを注ぐしか、それしかないんだと。