原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

ROCKは何処に?
a08877ac.JPG今日の一枚。
TONY ALLEN "NO ACCOMMODATION FOR LAGOS"

フェラクティの亡き後、アフロファンクのリズムを一人刻み続ける、TONY ALLEN。
しかし、骨の髄にしみるリズムを感じたいなら、やはり昔のアルバム。
これは77年作。偉大なROCK。強烈な音のメッセージ。


最近、このブログを始めてから、ネットを通じての縁が出来てきた気がする。始めるまで、全く予想しなかったことだ。
みな、様々なジャンルで地に根を張って生きている人たち。
何となく今日は、そういう人たちのことをずっと考えていた。

自分は本当にロックしているのか。
ロックなスピリットで、今日を乗り切れたのか。

などなどと、自問自答してしまったのです。

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コスタリカ.
e20fd5dd.JPGコスタリカ共和国は、中南米に位置する小国で、世界で唯一の”非武装 永世中立国”です。そのお国柄が豆の味に影響しているのか、ここで採れる珈琲豆は苦味、酸味ともにマイルドで、他の豆とブレンドしても良くマッチします。
同じ中南米のグアテマラのものに比べて、コク、甘みがやや劣ると言われてますが、私達の大のお気に入り。優しい味がして、喉越しもよく飽きません。
自宅で焙煎する回数も恐らく、この豆が一番多いのではないでしょうか。

今日、煎ったのは”コスタリカ パルミカル ロメリア”。
まずは、丁寧にハンドピックして、それから火にかけていきます。毎回、中深煎りしますが、酸味がほとんど消えてしまうので、今回は中煎り程度に抑えてみます。(シティロースト位)

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長生村 再訪.
土地休みを利用して、初めて両親を KUSA cafe の土地へ案内しました。静かさと、松の木をくぐる柔らかな風のせいで、すっかりここが気に入ったようでした。

土地

車1台分くらいの値段で手に入れた、この土地。
今日は、参考までに土地探しのあれこれを..。


費やした日数は大体3か月位。休みのたびに各地を動き回りました。関東〜長野まで。見学した物件数は、70件前後。予算にくくりがあったので、主にネットで探索→不動産に連絡、という形で回りました。でも、結論から言うと、ネットに載っているような大手の不動産に頼るより、”足を使う”、これがポイントでした。今回は3件ほど、素晴らしいなと思える土地に出会ったのですが、3件とも自分達で見つけたものだったので。

ローコストだっただけに不動産が紹介してくれる物件には、満足がいくものはありませんでした。山の中の傾斜地、秘境のような奥まった場所、生活が限りなく自給自足になりそうな所..など、ちょっと店を開くにはなぁという土地がほとんど。
でも、少し感覚的になるのですが、耳と心を澄ましていると、ここは!という地域がまず決まってきます。そうしたら、車を降りて、その地帯を隈無く歩き回ってみて下さい。路地の突き当たり、家や林の裏側、隠れたように自分達を待っていてくれる土地が不思議と眠っています。そして、そこには「売り地」の看板が...。

そんな風にして、私達は、海の近くに KUSA cafe にふさわしい場所を見つけたのです。
今日、改めてやってきて、ここが自分達のふる里になるんだねと二人で確認し合いました。



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雑記
3b0bb22c.JPGいくらネットが発達しても、やはり書物からの情報は捨て難い。
特に、今回のように店を作ったり、珈琲やパンなど特定のものを徹底的に研究する場合は、アナログ的な知識がどうしても必要になってくる。
だから、時間があれば図書館を利用することになる。そして、一度に大量に借りる。

今日は、インテリア関係の本と珈琲のテイスティングに関する本を10冊ほど。それから、「美術手帖」も。
これは毎月、目を通している。

ところで、今の現代アートってピンと来ない気がしませんか?
面白いジャンルはインスタレーションか、コンテンポラリーダンスとか。。やっぱり、言葉を媒介しないものが活気を帯びているのかも。
でも、絵画、デザインは? 
日本は水準が高いと言われているけど、どうもおしゃれっぽいというか、洗練され過ぎてるというかすぐに忘れてしまう感じ。(個人的には)

でも、面白い作家が身近にいました。色彩とリズムが味方をしている。
Daisaku Kawada 『Mexico-Hawaii,2004』
ロンドンに渡った友人。世界最前線。
救われた気持ちです。



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何気ない休日のこと.
32b6133c.JPG久しぶりに二人の休日が合う。
ちょっと遅寝してから、ぷらっと出かける。


東京は、春まぢか。根津に行き交う人たちが、とても幸せそうだ。




ランチ代がもったいなかったので、外苑で車を止めて作ってきた弁当を食べる。
陽はさんさんと射している。

青山ブックセンターで、何冊かの本を物色。

三宿の「GLOBE」で、古いドアを最終確認する。
何十年か前の細かな落書きが残されたドア。最後は房総の小さな小さな珈琲店で看とってやる、そんな覚悟で。



カレー夕暮れ時になって、どうしてもお腹が空いて、代々木上原の「コーヒープラハ」でスパイスカレーを食べる。美味だ。


午後8時帰宅する。





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MEXICO.
バラガン
メキシコシティー。
この魅惑的な都市の名前にも、ルイス・バラガンを知るまではそこまで惹かれなかっただろう。

設計士さんと、何か月かにわたってイメージの擦り合わせをしてきましたが、今、振り返ると私達のカフェには、”個人の原風景を思い起こさせるスペース”というテーマ(!?)が主にあったのだと思う。
そして、その為には一度、自分の中に色彩を迎える必要があったのだ。

ルイス・バラガン。色彩の錬金術士。
メキシコシティーに降り注ぐ光線、水のかたまりから産み落とされた建築。





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At tai_tai.
9afc6e29.JPG週末、設計士さんに時間を作って頂いて、細かな指示をもらってきました。
今回は通常の建築費と違い、恐ろしくローコストで収めないと事業が始められないので
細部にわたって詰めていく必要があったのです。

ドア、スイッチ、天窓のデザイン、照明の使い分け、一つ一つの取っ手部分に至るまで話は具体化しました。その結果、費用を削減せざるを得ない部分、思いきって投資する部分をある程度、色分け出来ました。


スイッチ

私達も日々、頭を悩ませていますが、設計士さんはもっと大変だなぁとこういう時に感じてしまいます。




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モーニングブレッド
a12158bd.JPG朝起きると、どんよりと曇っていた。ロンドンの憂鬱な朝みたく。
窓を開けると寒い。

かりかりと珈琲豆を挽き、濃い匂いが広がると、少し心が落ち着き始める。
そして、自家製のモーニングブレッド。
粉の味がして、余計なものは何も入っていない。
どこにもない味。買えない味。

いつもの素朴な朝食がようやく穏やかな気分を取り戻してくれる。

ささやかだけど、確かな、幸せ。


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コーノ式
c92fe67c.JPG仕事帰り、合羽橋へ立ち寄る。

合羽橋道具街は、普通の人が思っている程、格安な問屋街ではない。私がここへ度々足を運ぶのは、家が近所だからなのと、貴重な逸品が手に入る可能性があるからだ。

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The doorknob.
f17144de.JPG「神は細部に宿る」という、村上龍・椹木野衣さんの共著がありましたよね。
という訳ではないのですが、今回はちょっと細かいアイテムのこと。

写真は、直径わずか2cmの真鍮製のドアノブなんです。昭和30年頃製造の珍しい品と言われています。
あるツテで私達は、これを手に入れました! お手洗いのドアか、半屋外スペースにつながる引き戸の取っ手に使おうかな..と思いを巡らせているところ。
(そうそう、KUSA.喫茶には半屋外スペースがあるんですよ、とても小さなスペースですが)


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