原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

V.T. gift のお知らせ.

そうか、バレンタインが近いのですね。
スーパーやデパ地下で初めて気が付くような有様です。
でも、バレンタインイベントなどお菓子業界のマーケット手法云々と言う人もいますが、女性が誰か好きな人の為に楽しそうにチョコレートを選んでいる姿は見ているこちらまでワクワクしてくるものです。ワクワクさせるのは多分悪くないことなんだと思います。

私は私で曲がりなりにも四十数年生きてきたので、幾つかのバレンタインの思い出も経てきたし、奥方からのチョコレートだって今だって嬉しい訳だし、義理チョコは義理チョコでやっぱり気持ちはちゃんと伝わるもので、やっぱり嬉しい。
でも、何故か記憶に強く刻まれているのは、小4の時、隣の席のちっこくて明るくて、でも照れ屋だった女の子が好きで好きで仕方なく、なのにいつもちょっかいばかり出したり意地悪言ったりしてしまって、きっと敬遠されてるなぁなんて子供心に思いつつ、それでも初めてのバレンタインをどうしてもその子から欲しくって、朝からそわそわしてた。
そして、放課後そっと渡されたお菓子。
どんな味だったかは忘れてしまったけど、お母さんとの手作りだった事、はにかんだようにして「これあげる」と言ってくれた表情は、40年近く経っても忘れてはいない。
日本社会にバレンタインという行事が定着し始めた頃の古き良き思い出。









KUSA. 喫茶からのささやかなバレンタインギフト。若干数。
大人のバレンタインはまたそんな初恋の香りとは違うかもしれないけど、私は、きっと小4のどきどきした朝の教室の風景を思い出しながら、皆様の一点一を点箱詰めさせて頂くのだと思う。






ご注文はKUSA.喫茶 公式HPよりどうぞ。

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