原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

KUSA.'s coffeebeans→『 PAISIBLE 』


天然酵母パン『ペジーブル』さんが茂原市役所へのテイクアウト店をご出店するにあたり、珈琲を担当することになり打ち合わせを重ね、優しいけどしっかりとしたパン生地に合わせ、トラディショナルで香ばしい珈琲を軸に据えた。











採用しているスイスの全自動マシンの名機「JURA」社製マシンも大変興味深い。

KUSA.の卸しショップさんの中で全自動マシンとしてはイタリア製saeco社の採用実績が多く、こちらもタフなマシンで尚且つしっかりとしたエスプレッソも出すのだが、saecoが撤退した今、このJURAのマシンも濃厚かつクリーンな抽出でこれからのショップの先駆けになりそうだと思う。


セミオートのマシンは別物なのでまた違う機会に書きたいが、とにかく外房総のパブリックスペースでトラディショナルなカフェラテが提供できるのは光栄。




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KUSA.'s coffeebeans→『VOTE』


宮崎という県はまだ川崎〜日向港をフェリーが運航していた頃、ごく小さかった時に訪れて以来だったのだけど、こちらのカフェとご縁あって何度か再訪するうち、実に食が豊かな地だと認識するようになった。


チキン、牛肉、マンゴーは言わずもがな、寿司、ラーメン、ういろう、チーズ饅頭と美味い物づくしだ。











そして、この『VOTE』さんはその宮崎県高原町の田舎道に看板もなく突如現れる。


ごくミニマムな調度品とインテリア、音もなく静けさが重視された佇まい。隠れた名店で培った技術を独自の作品へと昇華させたプレートと焼き菓子たち。

それらに九十九里の珈琲が呼吸を合わせたようにセッションされ絡み合う。


2023年の南九州に位置する、現代カフェのある種の到達地点のよう。







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KUSA.'s coffeebeans→『 1room coffee』










東京を象徴するようなエスプレッソショップとして開店されて早10年。

4年前に移転されてからはさらに店としての懐が広くなったような気がしている。


'10年代以降のカフェは「ストイック系」「職人系」「寄り添い系」と分けられるが、1room coffeeさんはそのどれもがミクスチャーされた東京カフェの終着地のようにも感じる。


肩の力を抜いてふらっと扉を開けばいい。

あとは店主さんの優しい眼差しに従って良質なフードとエスプレッソなどに身を委ねる。

ここだけにしかない自分時間を紡いでいけるのだ。



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gallery ten さんにて.

 

 

大網白里市『gallery ten』さんへ会期終了ぎりぎりにIN。

夏の幕開けに弾みをつけたく、サマーカラー満載のTシャツ

たちの間に迷い込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終的にクールさとレジデンスさを兼ね備えたブラックキャットをGET!

アルバムジャケットで言えば、有名なジミースミス「THE CAT」の静かな攻撃性を彷彿とさせる。

 

そうだ、もうすぐNoism/「領域」東京公演が始まる。

ここの生舞台は動画や静止画で見ている印象とは全く異なる。

舞踏の中に革命的意志がにじんでいるのだ。

 

早速、着ていきたい。

 

 

 

 

 

 

「beanxious」製フロッキープリント。

最高。

 

 

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KUSA.'s coffee beans→『フロムトップ』

 

 

 

 

 

 

 

 

東京都写真美術館。

6/16(金)より開催される「本橋成一とロベール・ドアノー」展に向けてのコラボレーションブレンド珈琲製作のためのミーティングと内覧会。

 

本橋成一氏自らのご登壇とあって、プレス関係者、報道各社多数。

 

カフェのプロがいるのでブレンド打ち合わせも実にスムーズに進むな。

 

ブレンド名は『生きる喜び』。

敬愛するマティスの作品ともゆるやかにリンクしている。

とても悪くない。

 

 

美術館1F『フロムトップ』さんにてハンドドリップでのご提供、珈琲豆販売されるので、恵比寿で是非。

 

 

 

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KUSA.'s coffee beans→『mayupan koBo』

 

 

 

 

 

 

 

 

『 MAYUPAN KOBO 』様。

 群馬県 太田市 大島町935

 

soothing spaceとあるようにここはなぜか肩の荷が降りる場所。

 

KUSA.店内でのミーティングセッションに続き、現地での最終ミーティングを半日がかりで。

 

KUSA.の「winter 2017」または「TRAD 2005」がこの場所に寄り添うようにサーブされる。

どちらもクリーンで余韻が心地良く続くように店主のmayuさんが抽出レシピに沿って渾身の一杯を生み出す。

 

そして「underground 2007」で創るアイス珈琲はさらにビターさが長い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の焼くパンは天然酵母の酸味がしっとりとまとわりつき、噛み締めるごとに深い味わいが訪れる。

「心に響くパンを焼く」という言葉どおり、ただ美味しいだけのものとはまた違う逸品。

 

これでKUSA.のブティック珈琲は、町田の唯一無二のカリスマ『CREIL』さんを筆頭に、千葉のキュートな天才『カナパン』、そしてここ上州のミューズ『 mayupan kobo 』さん!!と孤高のパン職人さんたちと見えぬ糸でのセッションを奏でていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

再度にさりげなくスリットの入ったパンボードはパン職人の考えたコラボ作品。

サイズ感、厚みととても使い勝手が良い。

 

 

 

 

 

 

午後この場所で、溢れる愛に包まれていたい。

 

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KUSA.'s beans→『iijima coffee X'mas.』








KUSA.の珈琲セッションは夜半から主に深夜にかけて行われることが多い。(雰囲気的に..)


今回は『iijima  coffee』さんからのリクエストもあり、3種のサンプルを製作し、さらにそれを微調整していって特別な聖夜のための珈琲を作ろうというもの。

これらは整合性のないサンプルでなく、カッピングフォームを土台にしながらコンセプトに沿って製作していくので、方向性がほぼ一致することが多いのだが、珍しく最終ジャッジで票が真っ二つに分かれた。

逆に言えば、取捨選択しづらいハイレベルなサンプル揃いだったのかもしれない。



本スペシャルブレンドは『iijima  coffee』様の実店舗で購入できるので、ぜひiijima coffeeの真っ当かつ高プロフェッショナルなレベルのショートケーキとともに飲み進めてほしい。

(画像のように雑然とした何種ものサンプルカップの中に聖夜らしいほのかな光を放つショートケーキ!


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KUSA.'s coffee beans→『mash iro』









『mash iro』さんが浅草の外れの何とも言えぬ下町情緒の川沿いで期間限定カフェをスタートしている。

奥浅草『snap』さんの一画で。


クールな珈琲スタンドのようでもあり、

新しいコミュニティスペースの在り方のようでもあり、

美味しい焼き菓子とハンドドリップ珈琲を

肩肘張らずに愉しむ場でもあり、

動き続ける『mash iro』さんのファンにとって歴史的な1ページになりそう。




浅草から100kmばかり離れた房総の午後2時。

気持ち良い秋風が、半開きの窓から皮膚を撫ででいく。

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KUSA.'s coffee beans→『林檎の木』


ギャラリー『林檎の木 andR』にて「おいしい器」展、開催中。

'22.9.20(火)-26(月)


石川若彦さんの新境地のような作品がずらり。


合わせて、うちも「浮き雲 '22」というブティックブレンドを製作、販売させていただいている。

ビターブレンド。

新境地かどうかは?だけど、残像が緩やかに消えゆくような珈琲。

深煎り好きな方は、さらっと立ち寄って、買ってもらって間違いないと思う。

KUSA.の珈琲豆を飲める場所、買える店 - -
'22.06.22.


『cafe fuschia』さん、約10年振りくらいの珈琲セッション。


南白亀川沿いに、まるで浮かび上がるように佇む店。


同じ豆を全く異なる抽出法で5種カッピング。


こちらの店にはフランス仕立てのハイレベルなケーキやこだわり抜いた紅茶、そして、うちの店みたく気取ってなく、肩肘張らない感じの良質な書籍たち、加えて、川の映る窓があり。







まあ、いわゆる、名店。

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