原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

tocoro + KUSA. お話会 チケット発売のお知らせ.





艶光が神々しいまでに。






tocoro cafeさんの、お話会ご予約サイトの文章が熱いので、当日、販売する十五六お話会の日だけのブレンドの、焙煎とカッピングも熱を帯びてしまいます。
「construction」という、tocoro cafeさん用のオリジナルブレンドをベースにしつつ、少しスリリングで、少しソリッドな香味を表に出していきたいと考えつつ。

まあ、どのブレンド製作の時も同じではありますが、焙煎してエイジングさせて、1gから2gずつ配合を変えていって、スタッフ交えて、カッピングフォームと睨み合いしています。
抽象的になればなるほど難航していくのですが、この日だけのブレンドというのは年間の継続性に関しては気にしなくて良いので、面白さは増します。

8/24(土)、『tocoro + KUSA. お話会』
ドリップ珈琲付き、質素ですが手土産付き。
13:30の部はほぼ満席、18:00の部は若干お席があるそうです。
消えいく夏の夕べに、呼吸し合いましょう。

ご予約、詳細は、『tocoro cafe ブログ』にて受け付けしております。




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'19.07.23.


外は、梅雨が明けぬまま蒸し暑さだけが蘇り、焙煎や焼き菓子の製造上、暑さとの勝負になるので、もう、撃沈しそうだ。


早く、あのからりと晴れ渡った夏を、
陽の当たる坂道を喉枯らしながら歩く、あのまばゆい夏を!









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ご好評頂き、今夏最後の『リキッドアイス珈琲 NO.4』、製作開始する事になりました。
どうぞ宜しくお願い致します。
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話題になっていた書をようやく読んでみた。
結論から言うと、恐らく今年一番の収穫と言って差し支えない優れたノンフィクション。
私は熱心なハルキストという訳ではないが、それでも特に初期の作品群には柔らかな衝撃を受けていたし、その詩性を30年以上経った今でも高く評価している。
ノーベル賞候補にもなっている今では信じられないかもしれないが、「ノルウェーの森」、又は「世界の終わり」刊行以前の村上春樹という作家は評論家や文系学生たちの中でも評価が定まっておらず、今のライトノベルみたいな位置付けをしている友人達も多く、「いや、この作家はある種の時代の変換点に当たる重要作家だ」と説いていたのをよく覚えている。

それはともかく、氏の作品を幾つかでも知っている人ならば非常に興味深いに違いない、極東の一現代小説が世界へと伝播していく様子をしっかりと確認できる、まさに、村上春樹を巡る冒険譚といった傑作。

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'19.03.21.





初春候。

この前、吉増氏の「表紙」という素晴らしい詩写真が売れたので、今、その吉増剛造氏の、日本のいや世界の前衛芸術を言葉の側面から幕開けさせたとも言える「黄金詩篇」を読んでいる。

まさに、
「愛したい、 人間を! 女を! 太陽が消え果てる程!」
である。

珈琲というスピリットの効いた飲料には、思考を、感性を変節させる何か、例えばこんな言葉らを浸透させる力がある。
浸透させなければ嘘だ。





「雑誌「nice things.」の「綴る」というコーナー。
nice things.自体が優れたライフスタイル誌だと思うが、この綴るというコーナーもユニークだ。
毎月、物の作り手自身に、物への思いを書かせている。しかも、校正以外、編集部もノータッチだ。
ありそうで無い試みだと思う。

今週、23日発売の「nice things.5月号」のそのコーナーに文章を書かせて頂いた。
勿論、珈琲への思いを綴っているのだが(珈琲というより珈琲屋で過ごす時間についてか)、これは私の詩です。
拙著「極彩色の孤独」での軽やかなセッションを経て到達し得た静かなノックダウンロックだと思っている。
機会があればめくって下さい。


吉増剛造作品は恐らく日本屈指、拙著も含めて、SHOP『前衛と極彩色』にて取り扱っています。



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'19.02.26.


そして、『極彩色の孤独』。





拙著。現代詩集。
今回は、私と菓子職人であり女流詩人である外山女史との共著。

いざ完成してみると、フォントが少し大きくて全体のイメージが軽くなってしまったとか、項と項の狭間の文字が読みづらいとか、一遍一遍にタイトルが必要だったとか、諸問題箇所が浮かび上がってきましたが、それでも、行間から浮かび上がる何かを感じてもらえる書に仕上がったのかもとも思います。

珈琲にはリラックス効果や目を覚ます効果など色々ありますが、私が焙煎している時に思い浮かべているのは、自分の感性と格闘している人たちの姿だったりします。
珈琲は、そういう覚醒作用を持つ極々嗜好品であるのだから。
これは、そんな珈琲ドリンカーに寄り添う為の詩篇たちです。


『極彩色の孤独』
姫野 博・外山 忍 著
「前衛と祈り」出版室 発行
780円(税込み)

KUSA.喫茶 奥の間『前衛と祈り』内にて、又は通販にて承っております。


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'18.02.04. 本





昨年出版された『房総コーヒー』(暮ラジカルデザイン編集室)1,350円(税込み)です。
ガイドブックではありません。
房総半島の珈琲カルチャーの片鱗が覗けます。延いては、現在の世界の珈琲の動きも垣間見えてきます。
店主たちのストーリーが紡がれており、読み応えあると思います。弊店のパートのキーワードは「辺境」。


こちらの書籍は、珈琲豆と同封出来ます。オーダーフォームのその他商品欄に御記載下さいませ。






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単調な夜間作業の合間に、
Russell Haswell 『Acid Noise Synthesis』。
偏執的な傑作だと思うが、彼の導き出すビートは一部で辺境ビートと呼ばれています。


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'17.11.28.




ポーランドジャズ界最高峰のピアニストの一人、スワヴェク・ヤスクウケのコンサート。
静謐、知的イマジネーションを広げる旋律。
束の間だ。
小雨降る夜。


都立大学前にて。


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'17.06.27.






チェルフィッチュ「部屋に流れる時間の旅」は、震災後の今も生き続けている私達に、罪悪感のような居たたまれなさを与え続ける。

「死んだ」青柳いづみが「生きている」夫に何度も何度も繰り返し投げかける問いかけ『覚えてる?』『覚えてるでしょ?』は、間接的に客席の我らに投げかけられており、心の中ではっきりと答えきれない私は、虚構と現実の合間で恐怖を感じて、涙がこぼれそうだ。

そして、思う。
私達は今日も明日も浮遊し続けるのだろう。
ただただ黄昏ているんだろう。
終着点に至っては靄がかって姿さえ見えない。
加えて哀しいことに、恐らくこれからも永遠と。


はてどうしたものか。
私達はターニングポイントにいるのだ。
答えが永遠にない中で、放棄してしまうのか、それともイマジナリーし続けるのか、それでも思考し続けるのか。




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'17.06.06.


私達のイマジネーションは、記憶によってのみ作られるとジョイスは書いているらしい。
その通りだ。

記憶の断片へ、ダイブせよ。
クレマチス咲く庭先で、
新たな記憶の断片へダイブせよ。




ー ー ー ー ー ー ー
そんなことを思い巡らせたのはiaku 「粛々と運針」を観たせいだ。






会話劇の傑作。
強度な脚本。


如何ともし難い私達の価値観のズレ。
原罪のように私達にまとわりつく、生まれ来る命と去り行く命の不条理。
交錯して抜け出せない。


『手始めに、俺は、子猫を探し出すことにするよ。』
(希望は、それからだ。)

夫の最後の台詞は、ともすると日常の目の前の事からも目を逸らしたくなる私の胸にずしんと響く。




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'17. 05.14.

フィールド録音盤にはどうしてか心揺さぶられるものがあって、それは屋外の無限の音の数々の切り取り方、選択、録音方法が見事に昇華された時、聴き手はその原体験に触れるような、原罪に向き合うような、眩ゆい脳内体験を経験することができるからなのだ。

個人的にも、何枚ものフィールド録音盤を聴いているが、Roberto MusciとGiovanni Venosta、二人の稀代の現代音楽家が製作した、第三世界の民族音楽と音の粒子を実験的、電子的に再構築し直した人生に何枚か出会えるかどうかの名盤、
台湾奥地のブヌン族の民族音楽とDavid Darlingのチェロが奇跡的に遭遇したフィールドレコーディング盤、
最近ではDavid Michael の飾り気のない、しかし超高密度な録音盤などなどは間違いない愛聴盤だと断言できる。






そして、昨年出会ったベストは沖縄の神の島、久高島より。
琉球古来より行われてきた幻の祭祀、イザイホーの一部始終。
宮里千里録音。
神々しく郷愁的で神秘的で最も身近的。
諸々の意味で、紛う事なき貴重盤。






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'17.05.06.

両国の実験的スペースと言えば両国門天ホールですが、只今かなりディープな映像特集やってます。




奈良ゆみさんのパフォーマンスソロ観てきました。
松平頼則はマージナル、ミニマム、アヴァンギャルドかつ正統派、どの意味でも世界を代表する現代音楽家の一人かと思いますが、その松平氏が入れ込んだソプラノ歌手です。
松平氏の晩年の作品、ケージの中期楽曲を散りばめながらの圧巻かつ貴重なパフォーマンスでした。




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