原色の朝、一杯の熱い、フルーツのような珈琲を飲む。
そのために、必要な言葉たちの徒然。

'17.12.11.


夕暮れ、川沿いを自転車で。




明治維新以来の西洋文明の流入によって、最も日本人を変えてしまったのは表面的な諸々というよりその死生観なのではないかと常々思ってきたのだが、昨今の恋愛事情などを見聞きしているとやはりそう確信してしまう。死生観の変容は日常の様々に影響を及ぼすのだろうが、勿論その一つが恋愛でもあるからだ。西洋的な愛と東洋的な愛(日本人にとっての愛)は根本的に違うはずだったのに、それが混同され今や取って代わられた。良い悪いは別にして。
長くなるので省いてしまうが、端的に言えば「LOVE」と「AFFECTION」の違いか。
西洋人の恋が「今、君とダンスを踊りたい」という今のリアルな感情を前提とするなら、日本人の前提だったのは「この世のラストダンスを踊りたいのは君となのです」という永い時間を無意識に潜めた情愛のようなもの。
誰かの歌詞のよう。
きっと、私達の遺伝子は。
『ラストシーンを君と飾りたい』んだ。


なんて、ある意味どうでもいいことを考えながら、やや面倒な用事もありペダルを漕ぎ続ける。


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'17.12.09.




都心にて突然のスコール、銀杏の葉の乱舞。
見すぼらしく見えていた世界に光。


大切な人と話をすべき夜だ。


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'17.12.04.

縮こまる冬より汗が滴る夏の方が好きだ。
焙煎機やその煙突の日々のメンテナンスは欠かせないのだが、この時期の外作業はこたえる。
思わず曇り空を見上げて、弱音を一つ。




伝統の職人技で作られた、出雲の素晴らしい生姜菓子を頂戴していたので、夜毎、ついつい一掴み二掴み。
木村聡、「色街百景」をめくりつつ。
本当にありがとう。


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'17.12.02.

寒いですが、悪くないです、色々と。
柚子を絞ったり、大根を煮たり、勿論珈琲豆も焼いたりしながらこの忙しない冬を過ごしていると、邪心も消えていく。




邪心とは関係ないが、多くの殆どの人間は郷土愛のようなものを多かれ少なかれ持ち合わせていると思う。
私も、ここは私の郷土ではないが、この村が好きでこの村で珈琲店を営んでいる。
ところが、郷土の観念に縛られ過ぎた途端、その人たちは無意識に寛容さを失い、無意識に排他的になっていく。そして、その庇護の下には緩んだライフがあるだけだ。
人は生活の重味や思想の重味を失くした時、ある意味ぎらぎらと形容していいような、やくざな生の躍動感を綺麗に失ってしまうのだ。






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先週はご近所で「味噌祭り2017」。
障害を持つ方の為の施設「一松工房」さんにて。
美しく、どこか懐かしいようなマンドリンアンサンブルを聞かせて頂きました。
地域活動の一つとして、毎年珈琲豆を提供させて頂いております。




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'17.11.19.

季節柄、業務に急かされる時期であります。
シュトレンや贈り物のご注文も立て込んでおり、メールの返信などが遅れています。オーダー後、2日ほどお待ち頂けますと幸いです。




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仕込みの合間を縫って、珈琲セッション。KUSA.の珈琲セッションは、珈琲豆の卸店舗様と不定期で、カッピングだけにこだわらず、抽出テクニックや焙煎手法など多岐に渡って意見交換する場にしています。皆様、地域の第一線でご活躍の店舗様なので、プロ同士、既成概念にとらわれないフリーセッションの場にしています。
まあ、そう言っても特にかっこ良い事をしている訳ではなく、和気藹々とした雑談含め、ですが。




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日本国内において、更に経済の時代状況も踏まえますと、カフェも含めて、飲食店は、特に個人事業として営む場合は、非常に見通しの悪い業態です。実際、宿泊業と飲食業は閉業率の高い業態ですが、消えゆく店の後を追うように新しい店舗さんが立ち上がっています。
その為か、卸用珈琲豆のお問い合わせを何件か頂いておりますが、現在、珈琲レクチャーや開業のカウンセリングを行う時間が取れません。
年末から2月にかけて再度、お声掛け頂けたら幸いです。




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'17.11.12.

共働き世帯の宿命だと思うが、食事タイムがずれずれで、家族、特に子供の生活サイクルにはあまり良い影響がない。
その分、短い時間の食卓では少なくとも楽しくありたいと切に願ってる。




秋の夜。
田舎道を通り過ぎる時の、白けたセブンイレブンのホワイトノイズがたるんだ瞼に写り込む。
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'17.11.11.


随分とせわしなく業務に追われる時期だが、秋の夜長だからだろうか、本を数ページでも読まずにはいられない。

植草甚一の都市に関する幾つか。
江藤淳の場所論。
手塚治虫「アドロフに告ぐ」を少し。

世代が二回り違うものの、植草甚一の東京という大都市に対する楽観と江藤淳の東京に対する逃れられない悲観は、その詳細さと達観さ故に実は表裏一体だ。

それはそうと南方の蜂蜜は往々にして美味い。植物の蜜の甘みは太陽光の強烈さとある程度まで比例するのだろうか。



この、頂き物の小笠原諸島の蜂蜜からも濃密でほのかにトロピカルな花の香りがする。
身体は瑞々しくリセットされていく。
読書の傍ら、一口二口、愛でつつ。




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'17.11.08.

何だかんだ午前様仕事になってしまう。
長生村、風の音一つない無音。
静かなイマジネーション。

南米の古都の片隅に無雑作に存在し続ける日常雑貨店に憧れるなんて極東の中年珈琲店主が思っている不思議。


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'17.11.07.





カッピング用5杯、綺麗な琥珀色をしていたもので。
KENYA キリニャガ地方 キュイ二ファクトリーAAサイズ。
ミィディアムロースト後半で窯出ししています。
プロなら一口でケニアだと思える複雑な香味をもちます。珈琲チェリーから生まれたのだと実感するような。
濃縮的な酸を含むので人は選びます。
高温、1分半以内抽出。ドリップならば。


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'17.11.05.




束の間。
川のほとりで。
夜の。
愛すべき人たちと小さくスパーク。


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